こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
今日は、前回に引き続いて、《自己重要感》に関するビリーフ(メンタルブロック)のひとつである【重要な存在であってはいけない】について詳しく説明したいと想います。
まずは、【症状】と【刷り込みの場面】を改めてみてみます。
【重要な存在であってはいけない】
(何かができる自分には価値があるが、ありのままの自分には価値がない)
【症状】
・ 自分に自信がない
・劣等感が強い
・ちょっとしたことでも、すぐに「私はダメ」と落ち込んでしまう
・やる前から「自分はできない」と思ってしまう
・上司やリーダーなどの責任ある立場を任されると緊張し、本来の力を発揮できない
・人前で緊張する
・失敗を過剰に恐れる
・人からの評価、人からどう思われるかが気になる
・人の意見に流される。言いたいことが言えない
・言い訳が多い
・プライドが異常に高い
・自分のすごさをアピールする
・自分を他人と比較して、過剰に勝ち負けにこだわる
・人からの批判、叱責に対して過剰反応する(不機嫌になる、落ち込む、攻撃で返す)
・「ありがとう」「ごめんなさい」が言えない
・人からほめられても素直に受け取れない
・自分のことが好きになれない
・自分のためにお金を使えない
【刷り込みの場面】
・「お前はダメだ」「お前にそんな難しいことができるわけがない」等と言われ、親から否定ばかりされていた
・いつも怒られてばかりいた
・何かができたときだけほめてもらえた
・いつも上から抑え付けられていて、自己主張を許されなかった。
・親が自分の話しを聞いてくれなかった
・親から「もっと人のことを考えろ」と言われてばかりいた
・何かが出来たときだけほめてもらえた
・自分以外の他の兄弟、姉妹だけが可愛いがられた
「自分はダメ・・・。」
「コンプレックスのかたまり・・・。」
こんなことをしょっちゅう思ったり、
言ったりしている人はこのビリーフが
あると想いますという話を前回しました。
このビリーフのポイントは、
(何かができる自分には価値があるが、
ありのままの自分には価値がない)
ということでしたね。
このビリーフによって生じる
困った症状は色々あります。
絶対ではありませんが、
よくあるパターンで言うと
・ダメンズウォーカー(DVを受けてしまう)
・パワハラに遭ってしまう。
・人からナメられる、バカにされがち。(イジメに遭う)
・自分の好みの異性と付き合えない(付き合う価値がない)
・自分のためにお金が使えない。良い物はもったいないと想う(自分には釣り合わない)
・権威のある人とうまく話せない。
などなどです。
権威のある人うんぬんについては
前回お話ししましたね。
※まだお読みでない方は
「【ビリーフ】「重要な存在であってはいけない」について(その1)」をお読みください。
ダメンズウォーカーというのは
どういうことかというと
要するに
自分にはダメな男がふさわしい
ということです。
※ダメンズウォーカーの場合は「子供であってはいけない」が強いことも多いです。
周囲からは
「何であんなダメ男と付き合っているの?」
と言われることが多いという方、
要注意です。
もちろん、周囲が何と言おうと
自分が好きで満足しているなら
何の問題もありません。
ただ、居心地は案外
よかったりすることも
あるのですが、
決して満足していない
というのが特徴です。
献身的に尽くすのですが、
心のどこかではやっぱり
満足していないのです。
ただ、自分が
本当にいいと思う人と付き合うのは
おそれ多いのです。
自分にはそんな価値がないし、
釣り合わないと感じています。
もちろん、
男性でもおなじようなことは
ありますね。
このように現れている症状は様々でも、
その根底には、「自分にはその価値がない・・・」
といようなコンプレックスがあります。
自分なんてダメだ・・・。
というような想いです。
このような想いもセラピーによって、
埋めて行くことが出来ます。
私自身もセラピーでこのビリーフは
ずいぶん埋めました。
その結果、文章で説明するのは難しいのですが、
身体感覚が変わります。
満たされた感覚があります。
そして、その結果、言動が変わります。
以前よりも堂々としてきますし、
卑屈なところがなくなっていきます。
それでいて自然な自信なので、
過剰に威張ったりというような
こともありません。
この感覚はセラピーを実際に受けて
頂いて体験してもらうのが一番だと
想います。
世界が変わると言っても過言ではない
かもしれません。
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