新しい本を購入しました。これは便秘についてかかれてる本ですが、IBSのことなども絡めて説明されていてすごく納得のいく内容でした。

 

 

私は緊張するとおなかが過剰に動くIBSの気質がありますが、

どうにも最近では便秘の症状がおさまらず、薬に頼る生活をしています。

これはFODMAPで解決する問題ではないなって思います。

 

以前のブログにも書いてる通り、胃の造影剤使って「胃下垂」であることはわかっているし、CTを撮ってもたっている状態でも、寝転んでいる状態でも腸が骨盤に入っているといわれたこともありました。

 

→胃カメラブログ

 

この私の腸のカタチが腹痛が伴う便秘の一番の原因なのかなって思えるような本の内容でした。

もしかしたら、「下痢型」だと思っている人でも本当は「混合型」だったり「便秘型」だったりするかもしれません。

 

私の場合、便秘で長いことたまっていると、爆発するときはひどい腹痛におそわれてトイレで脂汗をかきながら痛みに耐えて、出てくるのをひたすら待つ・・そして時に痛みがひどいと迷走神経反射で意識が遠のく・・なんてこともこれまで何度もあります。

 

それらがトラウマになって、記憶として脳内にこびりついてそれが不安と恐怖になってお出かけするのが億劫になってしまったりもしています。

 

この本の内容ですが、著者はあのIBSの専門外来のある神奈川県の病院の先生になります。

最初に読んで驚いたのが、”便秘”に対する考え方で日本人が大きく誤解している点でした。

 

便が毎日出ないから便秘 

これは完全なる誤解なのだそう。

便は毎日でなくてもいいそうです。

 

食べる量が少ない人は便もすくなくなる。食物繊維の少ない消化のされやすい食事内容であれば便のかさもへります。

人によって違いますよね。

治療が必要かどうかを決めるのは、3日に1回の排便でも吐き気や腹痛など無症状だったときと比べてどうか・・・

ということなのだそう。

 

だから人によって1週間に1度の排便でも、

3日に1回の排便でもその人の体質なのでそれは必ずしも治療が必要ではないのだそう。

 

これがもう本当に目からうろこ?

もうびっくりでした。

それだけで、思い込みによる出ないストレス?がへりました。

 

今回はIBSについてと、私にあてはまるねじれ腸落下腸についてまとめます。

 

まずIBSを3つに分類します
 

①腸管運動異常型IBS→ストレス体質

 

いわゆる緊張すると腸がうごいてしまって下痢してしまう

例えば電車内でそれを経験してしまい、それがストレスになってしまってまた同じ状況になるとそれを脳が思い出して腸とつながって反応してしまう・・といったケースですね。

 

でも、この腸がけいれんする=”下痢” だけではないそうです。

例えば旅行先に行ったときに逆に出なくなってしまうという経験をした人もいるかもしれませんが、これもいつもと違う環境下で緊張して腸がけいれんを起こしていて便が前にすすまずにいるという、腸管運動異常にあたるのです。

 

治療としては、

薬は下痢型だとイリボー

便秘型だとリンゼスや酸化マグネシウム、モビコールなどの浸透圧下剤 を使用します。

 

私はこれに当てはまるかも。

 

②腸管形態異常型IBS→運動不足体質

これは、IBS混合型の人のほとんどがここにあたるといわれているそうです。実際私もここに入るのかなって思います。

これは大腸の形が原因で運動不足によって腹痛を伴う便秘が起きてしまいます。

もしくは運動をやめた途端に便秘になったという人もここにあたります。運動していない人はしている人に比べて3.24倍も便秘になりやすく、その原因は腸の「ねじれ」や腸がだらんと落ちていることがあげられます。

ねじれているのは特殊なことではなく、日本人の80%は腸がどこかしらねじれているそうです。

ですが、たとえば普段から運動している人はたとえねじれていても快便の人はいることから、必ずしも体のつくり的に便秘になりそうな人でもその環境や食生活などで排便異常は起こらないのです。

 

そのねじれている部分に便がうまく通過できずにたまってしまい、その後ろにたまる便に水分がどんどんふくまれていくので、

普通便もしくは固い便が出たあとに柔らかい便が出てしまうのです。

それが、おなかの痛い便秘なのです。

 

そういったタイプの人が大腸刺激性の下剤を飲んでしまうと強く痛みを感じてしまって倒れてしまう・・・ということになるので、おすすめしないそうです。(ex: センナ、大黄、プルセニド、コーワ、アローゼン、ラキソベロンなど)

 

↓セルフチェック↓

  • 子供のころから便秘
  • 腹痛を伴う便秘
  • 便秘の後に下痢か軟便
  • 運動量がへって便秘

 

この中で2つ当てはまるとねじれ腸だといえるそうです。

 

そしてもうひとつが落下腸といわれるもの。

これも立ち上がると骨盤内に腸が落ち込んで圧迫されてしまうことから流れが悪くなってしまいます。

へその下がポッコリ出てしまう人は、胃下垂とよくいわれると思いますが、腸が落ちていることもあります。

ちなみに私は両方です 笑

ということは、私はこのタイプにも当てはまるかも 笑

 

↓セルフチェック↓

  • 立ち上がるとへそから下がでる
  • 運動をしても便秘が解消されない

 

こういった場合の人の治療方法は

まず運動といっても有酸素運動のウオーキングをしたからよくなるものでもないそうです。

骨盤が大きく揺れるフラダンスやベリーダンス、バレエ

腰をひねるゴルフやテニス、ピラティスなどもいいそう。テニス

 

でもなかなかそんなハードなスポーツが出来ないという人は

「ラジオ体操第一」 なんてのも毎日するのにおすすめなんだとか

 

そして次に、

大腸内視鏡検査を経験した人はわかるかもしれませんが、

大腸って外からおしたりさすったりしただけでも簡単に動かすことができるんです。なので、朝起きてからと夜寝る前に「腸マッサージ」をしてあげるとねじれた部分がほどけて、便が通過しやすくなるそうです!

 

そして、このタイプの人はオリゴ糖、薬は酸化マグネシウムやIBS便秘型にも使用されるリンゼスで便に水分を与えて通過しやくすします。

 

 

③胆汁性下痢IBS→食事をすると下痢をする体質

このタイプの人は食事を抜くと下痢をせず、

食事内容に関わらず下痢をしてしまうタイプとなります。

口から食べ物が入って消化が始まると、胆汁といわれる消化液がでるのですが、これは体内の下剤と言われていて、95%は小腸で吸収されますが残りの5%は大腸に流れてくることで排便につながります。

ただこのタイプの体質の人は、この胆汁の濃度が濃いので

食事の度に下痢をしてしまうのです。

 

ここで、私が以前のブログに書いた、「コレバイン」という高コレステロール血症などで処方される薬が、この症状に効果を発揮するのです。

コレバインのブログ

 

IBSはどれか一つが原因というよりも、いろんなことが複合している場合が多いですね。

体質なので、完治はありえないけど寛解を目指していくために

身体のしくみを知るってすごく近道になると思います。

 

IBSになる人ってすごく繊細で優しい人がなるって聞いたこともありました。

 

薬をのんでも治らない、これがいいといわれてやっても治らない

 

0か100かの考えを改めて70、80よくなればいいじゃんって思えることも必要なんだそうです。

 

そして、一日の終わりに今日はこれができた、ここを頑張ったと眠る前に考えることが記憶として残るそうなので、

自分に対しても、否定的でいないようにマインドを変えていくのも大事ですよね。

長くなっちゃいましたが、また次は便秘のことについて書けたらいいなと思います

 

というか、来週受診の日だー!!