電子文具の頂点 | こむぎブログ~猫とコンピュータ~

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3匹のお姉ちゃん猫と3匹の弟分猫たちの日常と6匹の猫たちが登場する変な猫マンガ。
そして昔のパソコンあれこれ。

【喫茶吉祥寺のカウンターで執筆】

喫茶吉祥寺のカウンターでケーキセットを食べている童子さんと麦ちゃんです。

 

麦ちゃん「童子ちゃん、メール打ってるの?」

童子さん「メールならスマホを使うわ。また同人本を出すでしょ、その原稿を書いてるの」

マスター「ほー、ザウルスかあ。僕も昔はこれを持ち歩いていたよ」

童子さん「マスターはデキるビジネスマンだったものね」

マスター「いや、勤務中に食べた喫茶店のランチの写真を撮ったり感想を記録してたよ」

麦ちゃん「それが今のメニューに活かされてるのね(^▽^)」

 

 

【電子文具の頂点】

1997年に発売されたシャープのPDA(携帯情報端末)パワーザウルスMI-506DCです。

電卓→ポケットコンピュータ→電子手帳と進化を続けてきた電子文具の頂点とも言えるものです。

 

従来の電子手帳の機能の予定表、電話帳、メモ、電子辞書などの機能に加え、デジタルカメラでの写真撮影や音声記録、インターネットブラウザ、電子メールなどが利用でき、表計算やワープロなどのオフィススイーツも内蔵されていて、パソコンと遜色ない高い性能をポケットサイズにまとめたものがこのザウルスシリーズです。

 

当時の外国製PDAは白黒画面でデジカメ機能は無く、世界の最先端を走っていたのが日本製のPDAでした。

 

ただ価格も当時のパソコン並みで、デジカメカード付きのこのMI-506DCは168,000円と高価なものでした。

私がカラー画面のザウルスを購入したのは、この機種の後に発売され価格も大きく下がったパワーザウルスMI-C1が初めてでした(それでも定価88,000円でした)。

 

ペンオペレーションが基本で、文字入力は画面上のマス目に手書きで書いた文字が次々と活字に変換されていくというもので、認識精度は高かったものの長文を入力するのは大変で、上のイラストのような外付けキーボードが別売で用意されていました。

 

 
【iPhoneになれなかったザウルス】
 

私は何世代かのシリーズを乗り継いで、ザウルスを2010年頃まで愛用していましたが、現在はAndroidタブレットとPCを使っています。

 

インターネットへの常時接続ができるようになり、GoogleカレンダーやGmailなどのクラウドサービスを使っていて、ザウルス時代のデータのシンクロナイズ(同期)の手間がかからなくなり、複数の端末からデータを共有できるのは本当に便利になったと感じています。

 

ですが、それらPIM(個人情報管理)アプリのUI(ユーザーインターフェース)はザウルス内蔵PIMほどのきめ細かさがなく、何というか大味で彩りに欠けるものがあってあまり好きではありません。

本当はザウルスがそのままスマホに進化していてくれたらよかったのにといつも思っています。

 

iPhoneを開発したのは日本だったかも!?……iPhone大学の記事へのリンクです

 

90年代当時のシャープとアップル、のちのザウルスとiPhoneの関係をわかりやすく紹介しています。

 

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