今日の猫たちです。
【感染列島】
佐渡にも新型コロナウイルス肺炎の発症者が発生しました。
これまで新潟港からフェリーに乗船する渡航者に対して体温計測を行ったり、不要不急の来島を遠慮してもらうなど、新型コロナウイルスの佐渡島への上陸を防ぐ努力を佐渡市ならびに佐渡汽船が行っていたのですが、島内でも7月22日に佐渡市在住の方が新型コロナウイルス肺炎を発症しました。
患者さんは7月中は島外には移動しなかったということなので、来島した方からうつったのだと思われます。
コロナ禍以降は激減したとは言え、観光はじめ仕事で来島される方はやはり多く、未症候キャリアの方や発症しても軽微な症状しか出ておらず、コロナウイルスに感染したことに気づいていない方も中にはいたのだと思われます。
【きなこちゃんファミリーどきどきホスピタルDX】
国内での新型コロナウイルス感染者は政府の緊急事態宣言解除以降、急速に増加しました。
おそらく8月以降は全国で1日1000人以上のペースで増えていくものと思われます。
現時点では全世界で1日25万人の新規感染者が発生し、1日7000人の死者が出ています。
こうなると、いつどこで新型コロナウイルスに感染してもおかしくない状況です。
日本は現時点においては新規に発生する重症者や死者が極めて少ないのですが、いくつかの有望な治療法が見つかってきたことと、現時点では医療崩壊と呼ばれる状況に至っていないことが幸いしていると思います。
「ウイルスは人との共生を図って弱毒化している」という事を言う専門家もいるようですが、ウイルスは生物ではなく、生物を材料に増殖することができる機能性蛋白なので、生存戦略などは持っておらず、いつ変異して強毒化してもおかしくはないので決して楽観はできません。
ただ、不幸にして感染した方や発症した方に対しては、決して差別的な行為はしてはいけないと思います。
ハンセン氏病(らい病)では、患者さんの不幸は病気によるものにくわえて、周りの人たちからの差別が大きいものでした。
ハンセン氏病を撲滅したのは、患者を島に幽閉しその患者の子孫を絶ったことではなく、科学的な知見による新薬の発見によるものです。
犯人捜しや村八分的な行動に精を出すよりも、治療の現場に立つ医療関係者や予防のためのワクチンや治療薬を開発している研究者を応援するほうがどれだけ賢い行動なのか考えずともわかるはずです。