【X1turboZと初音ムギ】
久しぶりに初音ミクの麦ちゃん、鏡音リンのみどりちゃん、巡音ルカの童子さんが登場です。
みどりちゃんはゲームコントローラを、童子さんは5インチフロッピーを手にしています。
【今はほとんど見かけなくなった5インチフロッピーディスク】
2000年頃まではまだ見かけることがあった5インチフロッピーディスク(正しくは5.25インチフロッピーディスク)ですが、1970年代後半に登場したパソコンの高速大容量外部記憶メディアとして四半世紀にわたり広く使われてきたものです。
1980年頃は5インチフロッピーディスクドライブ(FDD)は1台15万円以上していて、データのコピーには2台のドライブが必要とされたので、FDDシステムは30万円以上もしていました。
また、フロッピーディスク(FD)も一枚3000円以上して、しかも記録できるのはわずか120KB(=0.1MB程度)でした。
そのためPCの個人ユーザーの大半は、高価なFDDを使わずに、オーディオカセットテープにプログラムやデータを保存していました。
1985年頃になると、FDD内蔵型の8ビットPCや16ビットPCが登場するようになり、量産効果もあって価格もかなり下がり、FDD2基を搭載した8ビットPCが20万円を切るようになると、記録メディアとしてのFDが一気に普及していきました。
5インチFDは上のイラストの通り、記録面が一部むき出しになっていて、しかも磁気記録円盤が薄いプラケースに収められていたため、耐久性に不安がありました。
ソニーがシャッター付きの固いプラケースに磁気記録円盤を収めた二回り以上コンパクトな3.5インチFDを開発したことで、FDの取扱いに神経質にならずに済むようになり、PCの記録メディアとしてだけではなく、当時普及していたワープロ専用機や一部の電子カメラの記録メディアとして、より一層身近なものになっていきました。
その後、CDやMD、DVD、ブルーレイディスクなど、より大容量の外部記録メディアが登場しましたが、今ではハードディスクなどの固定ディスクドライブや、急速に値下がりしつつあるSDやSSDなどの半導体メモリ記録装置が主流となり、ディスク型の記録メディアの製品としての寿命は短くなってきています。
私はまだ8ビットPCのX1、16ビットPCのX68000用の5インチFDを保管しているのですが、しばらく使っていないので、内容が消えていないか心配ではあります。
今日は猫たちの写真はありません。
写真を撮ろうとしたらデジカメのバッテリーが空になってしまいました
腰痛も今日になってようやくおさまりました