今日も猫たちの写真はありません。
【80年代のパソコンを持つ3人】
パソコン黎明期の頃の8ビット機を手にしている3人です。
童子さん(左)はシャープのX1Cs(エックスワン・シーエス)を、麦ちゃん(中)は同じくシャープのMZ-1500、みどりちゃん(右)はシャープのMZ-2000の箱に座っています。右横にあるのがMZ-2000です。
いずれも8ビットCPUのZ-80を搭載し、メインメモリは64KB、グラフィックは8色640×200ピクセル(MZ-1500は8色320×200ピクセル)という、1980年代前半の8ビットPCの標準的な仕様のものでした。
当時、日本でのPC3大メーカーは、NEC、シャープ、富士通だったのですが、中でも家電メーカーでもあったシャープは、他社の事務機然としたデザインとは一線を画した、インテリアやAV機器としても違和感のない優れたデザインのパソコンをリリースしていて、他社のデザイン戦略にも大きな影響を与えました。
梱包する箱も、みどりちゃんが座っている箱のように、近未来的なデザインがされていて、持つ人が未来を感じられるような演出がされていました。
【twitterで盛り上がる80年代PCネタ】
昨夜、twitterにもこのブログのイラスト用に作成した昔のPCの3Dモデル一覧を投稿したのですが、いつもの3DCGイラストではtwitterのインプレッション数はせいぜい500から3000程度なのですが、この記事には多くの人が反応してくれて、1日で55000になっています。
おそらくこのネタに反応してくれる方は40代~50代、中には60代以上の方もおられると思いますが、最近は2、30代の方でも昔のPCに興味がある方がいるようです。
(うーむ、まるで「犯人は20から30代、あるいは40代から50代、または60代以上の人物」と平気でTVでコメントするあの方のような書き方だ(^_^;)
80年代のパソコンは、人々にとって夢の詰まった特別な機械でした。
今はパソコンも安価で高性能になり、WindowsやMacOSなど優れたユーザーインターフェースを持つOSが搭載されたことで、誰もが簡単に使えるようになりました。
ですが、パソコンそのものが単なる消費財になってしまい、昔ほど人々に愛着を持って使われる機械ではなくなってしまったような気がします。
昔のPCにはロマンがあった…と感じる方が多いのだと思います。