今夜の猫たちです。
【ポケットサイズのメール端末[コミュニケーションパル]】
1998年に発売されたシャープの携帯情報端末コミュニケーションパル(以下コミパル)です。
NTTドコモからメール専用端末のポケットボード(製造:シチズン)が同年に発売されました。
当時はi-modeのサービスが始まっておらず、携帯電話ではカタカナのショートメールを送ることしかできず、またポケットベルも現役の時代でした。
出先でEメールを送信したいとなると、まだ高価だったノートPCに通信カードを取り付けて、ケーブルで携帯電話につないでネットに接続するという大げさな時代でした。
その中で登場したポケットサイズのEメール専用端末のポケットボードは、手持ちの携帯電話をケーブルで接続するだけで、漢字を使ったメールを送受信することができるということでヒット商品になりました。
このコミパルもポケットボードと同じコンセプトの端末でしたが、こちらはさらに高機能で、インターネットブラウザを内蔵し、ネット閲覧もできるものでした。
中身は携帯情報端末ザウルスと同じものなので、スケジュール表や住所録、さらに色々なアプリをダウンロードして利用することができました。
ポケットボードは文字しか送信できないのに比べ、コミパルはタッチパネル画面で描いた絵や、ネットからダウンロードした画像などもメールに添付して送ることができました。
私と妻はこのコミパルをしばらく愛用していて、当時は主にコミパルでメールをやり取りしていました。
【コミュニケーションパルMT-200の3Dモデル】
パールホワイトの綺麗な筐体の蓋には、小鳥が手紙をくわえて飛んでいる絵があしらわれていて可愛らしいものでした。そのため女性ユーザーが多かったようです。
当時はメール専用のポケットボード、より高機能でPCに近い使い方ができるコミパルとが人気を二分していました。
ポケットボードとこのコミパルは、安価なモバイルメールサービスの10円メールが利用できることでも注目されていました。
当時の携帯電話回線でメールを送ろうとすると、どんなに短いメールでも通信に最低20秒程度かかり、携帯電話の通話料は16秒10円だったため、1通メールを送ると最低20円はかかりました。
さらに文章が長かったりすると1通100円以上の費用がかかることさえありました。
そこでNTTドコモは10円で2Kバイトまでのメールを送ることができる10円メールというサービスを始め、ここから一気に電子メールが一般に普及するようになりました。
3D-CADのSketchup用のコミュニケーションパルの3Dモデルデータをアップしました。
ダウンロードはこちら(←私のページへのリンクです)
今回はこの3Dモデルの製作で終わってしまって、これをネタにしたイラストはまた後ほど(^_^;)
ぐら兄とびわ坊
いつも仲良しのぐら兄とびわ坊です。
今週は少し肌寒いので、いつもくっついています。
銀ちゃんと楓の写真は写りが悪かったのでアップしません(>_<)
書類の手直しやら何やらで、まだ昨年度の仕事を引きずっています。
コメレスが遅くなりがちでごめんなさいm(__)m