【今回はニルスです】
モンフチ電機の1人乗り試作電気ジェット機[アルビレオ]で空を飛んでいる麦ちゃんと
童子さんです。
「おーい、どっちでもいいから早く交代してよー」
「みどりちゃんは背中から謎の翼を出して飛べばいいじゃないの」
「もうすぐ降りるから待ってて―」
「それにしてもムギムギ、今回は何のカッコしてきたの?リスのちゅーちゃんも連れてきてるし」
「えー、知らないの?私はニルスで、ちゅーちゃんはキャロット。で、この飛行機はモルテンよ」
「あ!!ニルスのふしぎな旅ね!!」
【アニメ化された児童文学書[ニルスのふしぎな旅]】
スウェーデンの作家、セルマ・ラーゲルリョーブ作の児童文学[ニルスのふしぎな旅]ですが、日本では1980年にNHKで放送されたアニメで有名です。
ニルスの衣装でガチョウのモルテンではなく、電気ジェット機に乗り、肩には相棒のハムスターのキャロット(原作にはいません)ではなく、ヴイさんちのアイドルだったシマリスのちゅーちゃんが乗っています。
ニルスのアニメのオープニングは当時としてはとても素晴らしいものでした。
空を飛ぶモルテンに乗ったニルスと周りの風景を、まるでドローンから空撮したような視点から描いたもので、それがすべて手描きのアニメーションでした。
ニルスのふしぎな旅オープニング…ニコニコ動画へのリンクです
今でこそ3DCGを使えば全周の任意の位置から見た絵を見ることができるのですが、CGが使えなかった頃のアニメーターさんの技巧には驚きます。
1枚目の空から見た3人のイラストなどは、私は何も見ずに手描きではまともに描くことはできないのですが、さすがに3DCGを使えば正確なパースで描画できるので助かります。
仕事では砂防ダムや堤防の完成予想図を3DCGで書いたり、道路盛土計画図や仮設計画図を3D-CADで書くことがありますが、これらのものも、とても手描きでは書けません。
インフラ系や公共工事が多いので、仕事で書いたCGはブログには掲載できないのですが、発注者や施主さんにイメージをつかんでもらったり、更地の現場でどのようなものができあがるのかを現場で働く人たちに説明するための強力なツールになってくれています。