今夜の猫たちです。
【輪(りん)タクみどりちゃん】
キナ鉄(鬼奈川鉄道)鬼奈川本線終点にある北関東でもっとも寂れた温泉街、鬼奈川温泉に出かけた3人です。
鬼奈川温泉駅には昔懐かしい輪タクがあり、客として乗車するだけでなく、輪タクそのものもレンタルしていて、みどりちゃんがさっそく輪タクの運転手になり、
麦ちゃんと
童子さんを乗せて、温泉街を散策しています。
【見直されている自転車・輪タク】
終戦直後の頃は日本でも多く走っていた輪タク(自転車タクシー)ですが、昭和40年頃にはほとんど姿を消してしまいました。私も現役の輪タクは見たことがなく、観光地で営業しているものしか見たことはありません。
東南アジアでは今でも輪タクが多く走っていますが、地球温暖化が深刻になり、環境に優しい輪タクが今では先進国で注目されるようになり、高性能二次電池を搭載した電動アシスト輪タクが欧米で走るようになりました。
自転車というのは非常に熱効率のよい乗り物で、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンがせいぜい30~40%程度、ジェットエンジンで50%、ロケットエンジンで7~80%なのに比べて、自転車はダントツの90%以上の熱効率を誇ります。
上り坂はしんどいという欠点を電動アシストで補えば、輪タクのような乗り物は理想的と言えます。
【ドラマ[赤帽かあちゃん]でおかあさんが運転していた輪タク】
またまた昔の話で申し訳ないです。
1977年に放送されていたドラマ[赤帽かあちゃん]で、江利チエミさんが演じた戦争未亡人が、一人息子を育てていくため輪タクのドライバーとして働いていました。
タイトルの[赤帽]は、現在の軽トラック宅配便のことではなく、駅の荷役員(ポーター)のことで、のちにドラマの主人公が日本初の女性赤帽として活躍することで、このタイトルがつけられていました。
赤帽かあちゃんは実在した内海かなえさんという方で、短いご主人との結婚生活の思い出に支えられながら、女手ひとつで子どものために身を粉にして働き、息子さんを立派に大学に進学させ、孫もでき、ようやくその苦労が実になった矢先に交通事故に遭い亡くなられました。
[この項は 江利チエミファンのひとりごと…人生を歌った歌 を参考にさせていただきました]
このドラマの主題歌の江利チエミさんが歌う[わたしの人生](←Youtubeへのリンクです)という歌を偶然耳にして、このドラマを思い出し、今回は輪タクのイラストです。
ずっとご主人のことを思いながら子どものためだけに生きてきた内海さんの人生そのものの歌詞なのだなと、何十年ぶりにこの曲を聴きながら思いました。
子どものために一生懸命に生きてきた…というと、やはりうちにいた立派なノラ猫おかあさんのごちゃさんのことも思い出します。
ごちゃさんと
子猫たち(2012年1月26日)
子猫たち(2012年6月1日)
ぐらはこの子猫たちの後に生まれた子なのですが、おかあさんの
ごちゃさんの2倍くらいの大きな黒猫に育ちました。
体型はおとうさんのクロさんに似ていますが、顔つきはおかあさんの
ごちゃさんに似ています。
【やさしさは商売のネタであっていいのか?】
最近増えてきた里親募集型猫カフェですが、ネットニュースで問題となる店舗が取り上げられています。
猫カフェ「MOCHA」で猫パルボウイルス発生、店員が悲痛な訴え…ニコニコニュース
0匹になっても営業しろ!猫カフェMOCHAの社長の方針に色々な声…NAVERまとめ
私がこのニュースを知ったのは、酒井信一郎さんのブログ[猫10匹と暮らす、40歳セミリタイア生活]の記事からです。
地域猫との共生に新しい解として期待されている里親募集型猫カフェなのですが、最近の猫ブームに便乗するように、次々とこの形の猫カフェが新規出店しています。
クラウドファンディングでの起業資金募集や、フランチャイズ店舗の募集など、最近は見ていて「なんだかなー」と思っていたのですが、やはり猫と猫好きを金ヅルとしてしか見ていないような里親募集型猫カフェも出てきたようです。
先日も地域猫の里親ボランティアに対して悪口的な事を書きましたが、「やさしい自分をもっと見て見て!!」とか「やさしさが起業の原点です」というのが何か気持ち悪くて嫌ですねー(←また物議を醸し出しそうな発言(;´▽`A``
本当のやさしさはごちゃさんや先の赤帽かあちゃんのような、誰からも認められなくても、見返りがなくても自然に発露されるものこそだと私は思っています。
そうやって自分なりに定義してしまうと、私は自分が真にやさしい人間であるとは言えないのですけどね(´・ω・`)
銀ちゃん
銀ねえも
きな姉もやさしいお姉ちゃんだと思うのですが、
弟どもが怒られている場面ばかりが目につきます。
楓
カエちゃんは空気読めない行動ばかりして
に怒られて…
ぐら
ぐらはデリカシーのなさで叱られて
びわ
びわ坊ははしゃぎすぎていつも
お姉ちゃんたちに叱られてばかりです。