気になる現場を大調査!雑誌「せんだい情報タウン誌S-styleが出来るまで」前編(その2)

こんにちは! COLORweb学生編集部のあっくんです。
仙台のタウン情報誌「せんだいタウン情報S-style」。
いったいどのように作られているんだろう?
そんな疑問から私は、S-styleを出版している株式会社プレスアートに、COLORweb編集部かぁーぽんと潜入調査してきました。
前回のS-style編集部内取材&取材同行(その1)に続き、今回は編集長の佐藤和幸さんへのインタビュー内容をお届けします!
あっくん「特集はどのように決めていますか?」
和幸さん「10月以降の1年分を、7月ごろまでにテーマを決めています。
つまり、2013年のラインナップは、2012年の7月ぐらいまでに確定しています。決め方については、編集部の各スタッフから号の企画案を募り、それを元に全員での検討会を複数実施し、詰めていきます。」
あっくん「雑誌が出来るまでの流れを教えてください。」
和幸さん「 3月25日に発行される4月号のS-styleの場合だと、中身の特集は3か月前から動き始めていて、切り口はどうするかなども前々から決めておきます。表紙に関しては2月号の発行がされたらすぐに取り掛かって、販売戦略会議で意見を交換し合い、表紙の案をいくつか出し、スタッフの皆にアンケートを取って決めます。
2月の末には表紙の雰囲気に合わせて文字やサイズを調整し、3月上旬の会議まで準備、ダメな部分を改善して3月12,13日には印刷工程へ入稿をする流れですね。」
雑誌を作るためには事前に計画を立て、準備をすることが大事なんですね。
ちなみにこちらが4月号の表紙案だそうです。この中のどれかをベースに来月号の表紙が決まり、書店に並びます。今から楽しみです。
あっくん「編集長として何を大切にしていますか?」
和幸さん「その企画を作っていて楽しいかどうか、それは読者の皆さんに受け入れられるか、共有できる面白さか(自己満足で終わってはいないか)、それは買ってもらえる内容になっているのかどうか、といった部分が大切だと思っています。」
あっくん「今後のS-styleはどういった雑誌であり続けたいですか」
和幸さん「仙台、宮城で暮らすために必要な情報、おもしろい情報を提供していきたい、というのはせんだいタウン情報S-styleとしての基本的なコンセプトなので、そのスタンスは変わりません。その基本スタンスを保ちながら、新しい企画、切り口などを考えていきたいです。」
また私たちは就職活動中……ということでこんな質問もしました。
あっくん「出版業界の大変なところ、またやりがいはなんですか?」
和幸さん「販売部数、広告収入、スケジュール管理、人間関係など、出版業界に限ったことではありませんが、そのたあたりが自分として大変なことです。
やりがいは全てにおいて!」
あっくん「文章を上手くかけない人でも、つとまりますか?」
和幸さん「つとまらないことはないと思いますが、やはりとにかく本数を書くことの訓練。本を読むのもいいかと思います。」
その他にも、編集長としてのやりがいや、S-styleの歴史など丁寧に教えていただきました。
みなさんいかがでしたか?
お2人の方のインタビューを通して、出版社の魅力や働いている方のやりがい、S-styleがどうやって作られているか少しでも伝わったでしょうか?
私たちもここでは伝えきれないくらいたくさんのことを知り、学びました。
そして、実は私たちはS-styleも印刷している印刷工場にもお邪魔させていただきました。
「私たちが読む雑誌や、広告はこのように作られているんだ!!」と感動しました。
そのへの調査報告はまた次回ということで楽しみに!