着物の仕事できついと思うときは正解のない時代で、正解があると思われてること。

令和

新元号の発表ありましたね。良い音、響きですね。

学生の頃、

国語より算数が好き

という友達がいて

理由は「正解」があるから。と。

私は国語の方が好きでした。

いくつも「正解」があることが好きでした。

私にとっての「正解」が、

隣の席に座るクラスメイトの「正解」となるとは限りません。

同じ本を読んでも解釈も感想も異なる。

誰かにとっての「正解」は、

毎日、毎日漢字の練習することかもしれないし

たくさん読書をすることかもしれない。

時には、

自分が「正しい」と信じていたことが否定されることもあります。

私は「楽しい」で選んだことの方が長続きするので

「楽しい」で選びたいな、と。

私は半衿たくさん見せたいから、この着方になったし

アンティーク着るには背が高いので、現代物多く着てる。

ファッションの１つとして着物を着れることが楽しいです。

着物の仕事できついと思うときは

正解のない時代で、正解があると思われてること。

宗教を盲信するように「正しい」で完結しようとしないで

隣人の「正しい」も認められる人でありたいなあと思うのです。

「教わる」ことで妄信的に良いと信じ、

すごいことを知ったと知識欲を満たすことはできます。

そうではなく自分で納得のいく解答、納得解の出せるようになること、

自ら思考し実践する力を養うことの方が大事な気がして。

それぞれの「正しい」を

信じて進めばいい、と思います。

上る山は一緒でもルートが違うだけな気がして。

一生かかって歩き続けて

自分の「正解」のてっぺんを更新し続けることが

面白いと思うのです。

それぞれのやり方で進んで行けますように微力ながら応援していますし

私自身の「正解」も更新し続けています。

広尾と恵比寿の間の

アトリエ兼着付け教室で仕事しており、その時間内でレッスン開講しております。

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