XでUNIQLOの浴衣が話題になっていたので、
洋服の会社が浴衣を出すことについて、少し思うところを。
「中原淳一かわいい、また出してほしい」
「気軽に買えてよかった」
という声を見かけて、わかる!!と思いました。
私は2004年にアパレル企業に就職したのですが、
勤めていた会社でも夏になると浴衣を出していました。
(私の記憶では伊勢丹のシンデレラでも浴衣売っていたと思います。それくらい昔は浴衣も売れていたしファッショナブルな扱いだった記憶。ただもう大昔すぎて🙇♀️)
オリジナル浴衣の販売は、いつしかほとんどの会社でやめていきました。
浴衣って、見る側からすると涼しげで楽しいものですが、
洋服のデザイン側/作る側からすると、けっこう大変です。
着物の図案配置には独特のセオリーがあり、
洋服の柄をそのまま浴衣向けに展開しようとすると、
柄合わせや裁断の段階で難しさが出ることがあります。
生産管理や販売の面でも、
生地、染め、縫製、ロット、検品、在庫リスクがあり、
しかも用尺は多く、売れる季節は短い。
浴衣の入口として、洋服の売り場で浴衣を販売していたこと自体はとても良かったと思っています。
そして、数字で見ると着物まわりの市場はかなり小さくなっています。
ざっくり呉服小売市場で見ると、
2005年は約6,100億円。
2025年は約2,030億円。
約20年で、3分の1くらい。
いや〜、数字で見ると厳しいです。
少子化で子ども服のラインを減らしているブランドがあるように、
「好きな人はいるけれど、市場としては縮小していくもの」は、
これからもっと増えていくのかもしれません。
ただ、着付けの先生をしていると、
数字だけでは見えないこともあります。
たとえば、これまで家庭を中心に過ごされてきた方が、
着付けを学び、講師になって、
リユース着物を扱いながら、
着物を着る人を増やしたいと活動されていること。
そういうお姿を見ると、
着物はまだまだいける👘と思います。
新品をたくさん売ることだけが、
着物を残す方法ではない。
眠っている着物を、もう一度循環させること。
着られる人を増やすこと。
着る機会をつくること。
そして、必要なところにはちゃんと職人さんの手が入って、
その仕事が続いていくこと。
そういう小さな循環が、
大きな輪につながっていくのだと思います。
市場は20年で3分の1程度に小さくなりましたが、
着たい気持ちや、残したい思いまで
小さくなったわけではない。
大きく売るのは難しくても、
着物に触れる入口を増やすことはできる。
誰かの箪笥に眠っていた着物が、
誰かの一歩目になることもある。
そして、その最初の一歩を踏み出すのが、
いちばん難しい。
着物を着るときの負担が、少しでも軽くなりますように。
そして、誰かにとっての「着てみようかな」の一歩になりますように。
着物市場は小さくなっています。
でも、着たい気持ちや、残したい思いまで小さくなったわけではありません。
だから私は、これからの時代に合う着物の入口を、少しずつ作っていきたいと思っています。
暑い夏に向けて、軽くて風の通る「へちま補正」を一緒に作る会も予定しています。
着物を着るときの負担が、少しでも軽くなりますように。
そして、誰かにとっての「着てみようかな」の一歩になりますように。
ヘチマ補正について過去に書いてものはこちら
現在は秋葉原駅徒歩5分の一室でレッスン行なっております。
お問い合わせになどお気軽にこちらにお寄せください
一般社団法人きもの採寸師協会では、
着物を仕事にしている方やアドバイスできるようになりたい方には採寸師養成講座
着付け教室を開講したい方には着付け講師養成コース
を開催しております。
ヘチマ補正を作るインストラクターの講習もしてます。
#着物 #浴衣 #着付け #へちま補正





」
とっても楽です」


