2012年に受講した、こちらの続きです。
 

【色彩認定講師への道(2)】
http://ameblo.jp/coloroza/entry-12267064928.html


さて、色彩検定協会(旧A・F・T)主催の色彩講師養成講座を受講しようとするも、東日本大震災のため、協会の計らいによって、1年間見送りとなった私ですが…


年が明けて2012年1月。


どういうわけだか、色彩検定協会(旧A・F・T)ではなく、東京商工会議所(略して『東商』)主催のカラーコーディネーター検定3級認定講師(他には2級があります)養成講座を受講するために、私は川崎に前泊していました。

 

(※色彩検定とカラーコーディネーター検定は、似て非なるものです)


現在でこそ、丸の内にある、改装後の東京商工会議所で開催されるのですが、今から5年前は、よその会場を借りていたのでした。

 

スケジュールはざっくりと申し上げて、

●1日目…13~20時頃
●2日目…9~20時頃
●3日目…9~17時頃

という殺人的な缶詰で、今から思い返しても、意識が何度かもうろうとしていた記憶もあります(苦笑)

 

思えば、カラーコーディネーター検定3級を取得したのは、この時の3年前で、この取得がすべての色彩関連検定の受験の始まりでした。結構難しいことをやってたんですよネ。概してカラーコーディネーター検定は、色彩検定よりやや難しいと思います。

 

ちなみにこの3日間の研修は、自腹で8万4千円!1日平均9時間!あぁ、何てストイックなんだ!(笑)。どこかの指南書にも書いてありましたが、物事を為すためには、そんな自分に酔うとはかどるそうですネ(笑)

 

【1日目/13~20時頃】
内容はテキストのおさらいと掘り下げと言ったところでしょうか。4名の講師の方々は、私達受講生を退屈させないようなお気遣いをされているようでした。

 

2日目は11時間受講、3日目は模擬講義の実習、となれば2日目の晩が正念場でしょうか…。

 

【2日目/9~20時頃】
さすがに11時間はかなり効きました。内容は各先生の研究発表といったところでしょうか。

また、2日間も一緒にいると、他の皆さんとの連帯感も生まれます。 講義担当の1人の、北畠耀(きたばたけあきら)先生の著書を購入して、サインもいただきました。北畠先生は喜び過ぎて、笑い声が裏返っていました(笑)

 

くじ引きの結果、3日目の私の模擬講義のテーマは「色相の自然連鎖」に決まりました。一言で片付けないで、話をどう膨らますかが課題だと思いました。

 

ペーパー試験もあるらしいですが、模擬講義の準備にもう夢中で、ペーパー試験対策など皆無でした(笑)。風呂上がりに、何度もシミュレイションを繰り返した記憶があります。

 

かくして川崎最後の晩は、より一層ストイックに更けてゆくのでありました…。

 

【3日目/9~17時頃】

終わりました・・・燃え尽きました・・・

3日間連続、1日平均9時間の受講でしたが、終わってみれば、清々しかったです!
 
私の模擬講義は、8分間中、6分の時点で巻き返しに入ったので、やや急ぎ足、かつ尻切れトンボになってしまいましたが、客観的には問題なかったようでした。

 

それよりも、先生や他の生徒さんから、
「緊張されていなかったようですが、お仕事上、話し慣れていらっしゃるのでしょうか?」
と言われて、違うのですが嬉しかったです。最後の方は頭が真っ白だったのに。

 

この時、気付いた点としては、

●模擬講義のテーマは全部で7つあって、受講前に予め通知されます

●どれに当たるかは分からないので、どれにでも対応できるようにしておいた方が良いです

●例えば、白板に張り付ける図版や、表示するパワーポイントの準備等です

●私の場合は、まったく何も準備していませんでしたので、文字も図も、すべてアドリブで白板に殴り書きして、何とか事なきを得ましたが、これはかなり危険な賭けなので、やめた方が良いです

 

【合否発表】

同年3/29、このような賞状が送られてきて…

 

 

晴れて、私はカラーコーディネーター検定3級認定講師となりました!(パチパチ!笑)。聞けば、受講者の半数しか合格できなかったというのに。私自身は、白板に殴り書きしたスカポンタンだったというのに(苦笑)

 

しかしながら、かくして私は、色彩認定講師への道の第一歩を踏み出したのでした。

 

(つづく…)

 


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