エニアグラムを学んでいくと、だんだん
「あっ、この人 タイプ○○かな?」
「なんか タイプ○○っぽい 言動だなぁ~」
と、他の人のタイプがなんとなーく分かってきて、いろんな人のタイプを探ってみたくなってきます。
合ってる・合ってない は、本人とじっくり話をしてタイプを判別させないと分からないところではあるのですが 笑、
自分なりのタイプ判断が進んでいくと、
「Aさんって絶対タイプ○○だわー!」
「タイプ○○ってそうゆうとこあるよね」
と、ある人の言動 = そのタイプの特徴 と捉えてしまうことが多く、
それが偏ってしまうと
「私、タイプ○○ 苦手」
「タイプ○○のこうゆうとこ嫌なんだよねぇ~」
というマイナスの結論に至ってしまうことが多くなります。
このように、"この人ってこんな人" と勝手に判断すること、ことわざ で何と言うでしょうか??
『ある人物などに対して、一方的・断定的に評価をつけること(デジタル大辞泉より)』
正解は
レッテルを貼る
なのですが、
同様にエニアグラムで、
『あるタイプに対して、一方的・断定的に評価をつけること』
を、
ラベルを貼る
と言います。
(エニアグラム以外でも言いますが )
つまり、
"このタイプってこんな人"
と、勝手に 判断してしまうことです。
例えば、
Aさんがタイプ○○
だとすると、
タイプ○○は、Aさんみたいな人
という 『ラベル』 が貼られがちです。
もし、Aさんのことが苦手だとすると、
「タイプ○○ って苦手なんだよね」
と、同じタイプのすべての人が苦手 であるように 『ラベル』 を貼ってしまいがち。
このとき注意してもらいたいのは、
苦手なのは、あくまで Aさん であること。
タイプ○○の人すべてが、自分にとって苦手になるとは限りません。
この『ラベル』を貼る行為 = 『ラベリング』は、自分に対しても行われます。
「私はタイプ○○だから人と関わりにくい」
「私はタイプ○○だから生真面目で堅苦しい」
「私はタイプ○○だからなかなか自信が持てない」
いわゆる、思い込みの ”枠” を作ってしまうことです。
エニアグラムでは、タイプを9つに分類しますが、同じタイプでもその中身は千差万別なのは言うまでもありません。
それは、
同じいちごジャムでも、作り手や材料によって味が違うのと同じ。
「私、いちごジャム好きじゃないんだよね」
と、『いちごジャム嫌い』の ”ラベルを貼って” 食わず嫌いをするのは、本当に美味しいいちごジャムに出会っていないから。
そして、本当に美味しいいちごジャムとの出会いを自分でなくしてしまうことに なるのです。 もったいないんです。
エニアグラムに関わらず、
「私、こんな人間なんで」
「自分には向いていなくて」
と、自分で自分に 『ラベル』を貼って、制限をかけることも多いと思います。
”枠” は、自分の 中 に作るのではなく、自分の 外 に作ることで、いろんな幅や自分で気付かなかった可能性も広げたりできるのではないかと。
いちごジャムに生まれたのであれば、頑張ってもマーマレードにはなれない。
それならば、
「しょせん私はいちごジャム」
ではなく、どうせなら究極のいちごジャムになってやろうじゃないか・と。
そこまでいかなくても、”分かる人には分かる”、
そういういちごジャムに、私はなりたい。
と思った今日この頃なのでありました。 -完-
ちなみに私はいちごジャムよりブルーベリージャムが好きです 笑 ←これも制限?笑