Color日和・竹原朋美です

 

 

本から受け取ったインスピレーションで

800字で書き綴る「リブリオエッセイ」。

 

ふみサロの1月の課題図書は

「7日間で英語がペラペラになるカタカナ英会話」

甲斐ナオミ著

 

 

 

先日のエッセイ塾「ふみサロ」の合評会で

ご示唆いただき、加筆修正してみました。

タイトルも変更。

 

ちなみに修正前は「こちら」

 

 

 

「ハワイ挙式とブロークン英会話」

 

海外旅行に出かけるとき、スーツケースに荷物を

詰め込みつつも頭の片隅にはポンコツな「英語」も

ちょっぴり鎮座している。

 

基本的に安心安全なツアー旅行に参加することで

添乗員の方が通訳を兼ねて同行して下さる時は

あるものの、飛行機と宿だけおさえて現地の

ツアーデスクにお世話になりながらの旅行もする。

 

その場合、気軽に一番多く出かける場所はハワイ。

家族だけで結婚式を挙げた思い出の場所。

出身地が北海道と九州で経済的な解決策での海外挙式だった。

 

大きな窓が海にせり出すようにしてダイヤモンドヘッドを

眺められる教会が運よく空いてたのだ。

緊張したのは牧師さんが外国人だったので、

結婚式の誓いの言葉も全て英語。

 

事前に別室でこう言ったら「イエス」、

証明書にサインをとの日本語での説明もあり、少し安心。

 

結婚式ではバージンロードを緊張しまくった父が謎の超早歩き。

そんなに早く結婚させたかったのか?と思う速度で

ズンズン進むので、ウェディングドレスに身を包んだ私は

「もっとゆっくり~」と小声で腕をひっぱり、

祭壇にたどりつく前に心拍数が上がった。

 

父の謎の演出によりロマンチックな雰囲気はぶち壊されたものの、

結婚式を無事に終え、青い空に白い雲。

 

解放感あふれるハワイでは頭の中のポンコツ英語も

気持ちよく口から飛び出しやすくなったみたい。

 

うっかりホテルでグラスを割った時、

どうしても「ブロークン(割れた)」が思い出せず

「デストロイ(破壊した)」と伝えたらスタッフがスッとんできた。

「グラスで部屋の何かを壊したのだろうか?」と想像されたのかもしれない。

 

簡単な英語すら思い出せなかった恥ずかしさで

私のハートもひび割れかけたが、

これからの結婚生活でやらかすアレコレに比べれば大したことではない。

 

結婚早々「壊れる」なんて縁起が悪そう…という事より、

ポンコツ英語の破壊力の方が大きかったようで、

夫が聞いてゲラゲラと横で大笑いしていたのは救いではある。

 

エッセイここまで

 

 

 

前回のエッセイの続編となりました。

 

結婚式後は北海道&九州の家族はホノルルから

日本へ戻り、ワタクシ達夫婦はハワイ島へ飛び

数日滞在してから当時の住まい、千葉県へ戻ったのでした。

 

北海道、九州のちょうど間ぐらい関東での

新婚生活のスタートとなったのです。

 

次回のふみサロはミステリー小説です。

「先祖探偵」

面白くてあっという間に読みました。

さて、エッセイの続きはいかに…。

 

 

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次回は2月11日の予定