どうしても
ミィの臭いを全部消せない…。
後半、ミィは臭いを出すこともできない体になっていた。
フェレット臭、これもエネルギー要るんだね。
毎日毎日、ミィに何度もチューして、臭いかぎまくり…。
亡くなるまでの一週間、びっしり体を覆っていたものも
柔軟剤の臭いの方が勝っている。
それでも、わずかなミィ臭が…。
ああ
あれ、洗濯しなきゃ良かったなんて…。
家の中が静かだ。
体を掻く、ばっばっっって、デッカイ音もない。
階段下りてくる、パタラ!パタラ!っていう足音もない。
私が寝ているのに、ベッドの上を飛び回る存在がいない。
なぜか鼻を集中攻撃のザラザラの舌で舐め舐め攻撃もない。
枝豆を隠れて食べる必要もなくなった。
旅行でも何処でもいける。
自由になった…。
制限がなくなった。
制限って
相互関係が存在してるからある。
存在がなくなった…。
それって、とても
寂しいことなんだね…。