足と靴の入門講座は、ただこちらからの内容をお伝えするだけの講座ではありません。
日頃気になってる、足と靴の疑問や不安、質問など、あなたの希望にお答えする講座です。
ご予約いただいたお客様には、ご連絡をし、講座で知りたいことのアンケートを行っています。
貴重なお時間をいただくのですから、なるべくお客様の疑問質問にお答えしていきたいと思っています。
こんにちは!
100歳だって元気で歩ける足づくり
足から始めるトータルケア
カラフルデイズの宮本行子です。
先日講座に参加していただいた方は、なんとサンダルでした。
お聞きすると、いつもサンダルでの移動だそうです。
ちょっとびっくりしたのですが、それには深い訳がありました。
何度も靴選びに失敗し、結局アーチサポート付きのサンダルに行きついたとのこと。
そこで、スニーカーやウォーキングシューズもダメですか?とお聞きすると
「そういうのは考えたことがなかった」とのこと
デパートの靴売り場に行っても合う靴はなく、ならば通販で買っても痛くなってしまう。
返却するのも面倒くさいし、靴選びに疲れアーチサポートのあるサンダルにたどり着いたということでした。
足のお悩みは、外反母趾の痛みでした。
昔からの偏平足で外反母趾になり、痛みが出たとのこと。
小さいとき、裸足教育の幼稚園に通っていたそうなのに、小学校の先生に偏平足なのは小さい時の運動が足りなかったせいと言われ、親が激怒したと話してくださいました。
裸足教育をしている保育園や幼稚園は多いと思いますが、ある調査では、アーチの形成はされたが、逆にかかとの変形を招いたとあります。子供の足は、柔らかく変形しやすいので、この時期、フローリングの室内で裸足で遊ぶのは、逆効果なのです。
拝見すると、外反母趾の変形は軽度ですが親指の付け根に痛みがあるとのこと。
まずは、外反母趾が開帳足(横アーチの低下)から始まり、靴によって変形することをお伝えし、変形を抑えるには、足をフォールド出来る靴が必要なことをお伝えしました。
外反母趾の痛みは、歩き方に原因があるので、基本の足運びと歩き方をお伝えしましたが、帰り道にさっそく試されたようで、足の運びを変えただけで外反母趾の痛みがなくなった、親指に重心がかかりすぎていたと気が付いたとのご連絡をいただきました。
外反母趾の初期の痛みは、些細な修正で収まることが多いのです。
逆にたまに出る痛みを我慢していると、最悪の場合、手術になる可能性がありますが、残念ながら手術をしても元の足には戻りません。
足の疾患は、手術では治せないことが多いのです。
というのは、バランスの問題で、手術となれば骨をいじることも多々あります。
骨は、骨格をつくっている基本です。
若いうちなら、骨の成長もあり、筋肉などの組織も活発に生まれ変わっているのですが、高齢になるとそうはいきません。
なので右の股関節の手術をしたら、左の調子が悪くなり、左も手術ということになりかねません。
身体は、バランスで成り立っています。
痛みが出るのは、バランスが崩れ始めているというサイン。
そうなったときは、必ずからだを見直すことが大切です。
正しい知識と予防をすれば、足の健康を保つことが出来ます。
足の痛みや疾患は、靴を変えるだけで治まることも多々あります。
逆に合わない靴を履き続けていると、知らぬ間に足を悪くしてしまうことも多々あるのです。
靴は、ただのファッションアイテムではありません。
おしゃれ靴とそうでない健康を守る靴、両方用意して履き分けることが必要です。
「足と靴の入門講座&シューフィッターの足の計測付き」
今月は、12月21日(金)に開催します。
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(2018年12月31日まで)
この機会にご自身の足と靴、身体のことチェックしておきませんか?