ナチュラル配色とは、自然の中での色の見え方にならった
配色方法です。
“ナチュラルハーモニー”ともいいます。
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自然の中では日の当たった部分は明るく、日の当たらない
陰になった部分は暗く見えます。
この法則に従い、明るい方の色をより明るく、暗い方の色をより
暗くして、明度の違いを際立たせたのがナチュラル配色です。
色相環とトーンマップを見るとわかりますが、色相の中で
一番明るいのは黄色(8)、一番暗いのは青紫(20)です。
ナチュラル配色の場合、黄色に近い色を明るくして、
青紫に近い色を暗くする、ということになります。
例) 黄緑(10)と緑(12)
黄緑をブライトトーン(b)、緑をディープトーン(dp)とする
≪配色例≫
ナチュラル配色には、「隣接・類似している色相で配色する」
という決まりもあります。
同系色の濃淡の配色、とも言えますね。
木々や若葉のような黄緑と緑、紅葉を思わせる黄色とオレンジ、
パンの焼き色に見られるようなベージュと茶色・・・
自然や日常の中にある見慣れた色合いのため、
とてもなじみやすい配色です。