“コンプレックス配色”とは、ナチュラル配色とは逆に、
本来明るい方の色を暗く、暗い方の色を明るくした配色です。
コンプレックスハーモニーともいい、ナチュラルハーモニーとは
正反対の配色方法といえます。
明るい色は明るく見えて、暗い色は暗く見えるという、
自然の法則に反した配色のため、一般的にはやや見慣れない配色と
感じられます。
そのため個性的で新鮮な印象になるので、“不調和の調和”とも
呼ばれます。
ナチュラル配色とは逆なので、一番明るい黄(8)に近い色を
暗くし、一番暗い青紫(20)に近い色を明るくします。
≪配色例≫
上は、オレンジ(6)と青(16)のコンプレックス配色です。
6番のオレンジの方が、16番の青よりも8番の黄色に近いので、
明るい色ということになります。
しかし、オレンジはディープトーン、青はペールトーンで
配色しているため、本来の明度とは逆にオレンジの方が暗く、
青の方が明るくなっています。
ほかの配色例も同様に、本来明るいはずの方の色が
暗くなっていて、暗い方の色が明るくなっています。
自然の見え方に逆らっているので親しみやすい配色とは
言えませんが、その分印象的ですよね!
↓これもコンプレックス配色。
甥っ子の服ですが、ダークブラウンに明るい水色、という
典型的なコンプレックス配色(さらに補色配色でもあります)
がとてもキレイで、一目ぼれで買いました♪