前回、フリーナが神でないことを争点とする審判に勝利した主人公たち。

 

 それはいいのですが、結局のところフリーナが知っている情報を聴けないまま終わってしまいました。今回は、その審判の判決から始まります。

 

ヌヴィレット 「では、『諭示裁定カーディナル』に最終判決を下してもらう。」

 

 

ヌヴィレット 「『諭示裁定カーディナル』の審判結果によると、判決は……」

 

 これって結局何罪に当たるのでしょうか?経歴詐称でも虚偽申告もなんか違うよね?僭称の罪って一体何と言うのでしょう?

 

 まあ、それはいいとして、判決内容を目にしたヌヴィレットは珍しく言葉を詰まらせました。まさか、また判決結果が食い違っているのかと思いましたが、どうやらそれも違うようで……

ヌヴィレット 「……いや、諭示機による判決も、同じく有罪だ。」

 

 

ヌヴィレット 「ただ、その内容はこうだ――『水神』、有罪……」

 

 

ヌヴィレット 「……死刑。」

 死刑!?

 

 フォンテーヌに死刑なんて無かったんじゃないのか?しかも、刑罰が示されたのも主人公が来てから初めてですし……ここにきてまたイレギュラーな展開が続きます。

 

 

感慨深い観客 「史上唯一の死刑判決が、私たちがずっと神だと思って来た者に下されるなんて、これ以上ドラマチックなことがあるか……?」

↑何言ってんだコイツは……

 

 

パイモン 「そうだぞ。連続少女失踪事件の黒幕だったヴァシェにさえ、死刑の判決は出なかったんだ。」

主人公 「さらに不可解なのは……」

主人公 「フリーナじゃなくて『水神』ってとこ。」

 

 ん?なるほど。確かに言われてみると不可解です。

 

 勝手にフリーナに死刑判決が出たと思い込んでいましたが、そのフリーナは水神でないといった結論を出したところです。じゃあ、この死刑判決が出された水神っていうのは本物の水神?でも、一体どこにいるのかも分からないのに……。

 

 

 

 

 

 歌劇場内でみんなが困惑している最中、フレミネが登場。なんでも捜索していた最後の予言の石板を海中から見つけたそうです。

 

パイモン 「これって……『予言の石板』か?まさかこれが、失われた一つ目の予言の石板なのか?」

 

 

パイモン 「んん?これって……なにが描かれてるんだ?」

主人公 「純粋精霊たちが……人になった。」

 

 

↑下に描かれた純粋精霊が人間になった様子を表しているのか?中央でベールをかぶって腕を広げているのは、前水神のエゲリアのようですね。

 

 

↑長かった推理パートも終盤。予言の石碑に描かれた内容を読み取っていきます。

 

 

 さて、まずはフレミネが持ってきてくれた石板を解読します。

 

ヌヴィレット 「言ってみるといい。」

主人公 「フォンテーヌ人は、本当の人間じゃない。」

 

 フォンテーヌは人間じゃないって……マジ!?

 

 

パイモン 「その証拠に……フォンテーヌ人だけが、原始胎海に溶けちゃうだろ。それに失踪した少女たちも、純粋精霊の姿になってた……」

 

 確かにフォンテーヌ人が人間でなければ他の国の人とは違い、原始胎海の水で溶けちゃうことの説明はつきます。原始胎海の水……変わった名称ですが、元の純粋精霊の姿に戻ると考えるとピッタリなネーミングですね。

 

 

ヌヴィレット 「ああ。」

主人公 「水神の罪は……フォンテーヌ人を作ったこと。」

 

 2つ目の石板の内容は、水神が純粋精霊を人に変えたことによって、天空の島から罰が下されているものでした。なので、水神の罪というのは、そのフォンテーヌ人を作ったことなのでしょう。

 

 石板に描かれた内容だけでは得られる情報に限りがあるため、全て揃ったこの段階でヌヴィレットが事の詳細を解読していきます。ここから怒涛の答え合わせタイムですよ!

 

 

↑ヌヴィレットのよく分からない力により、隠された情報を読み取ることができました。

 

 

ヌヴィレット 「すべてはフォンテーヌのかつての水神が、眷属たち……つまり純粋精霊たちの『陸上で暮らしたい』という渇望を感じ取ったことから始まる。」

 

 純粋精霊は人間の美しさとロマンに惹かれて、自らも人間になりたいと願っていたそうです。現在の地球には人間以外の意思疎通のできる知的生命体はいませんが、実際にこの純粋精霊みたいな存在がいたらどんな社会になっていたでしょうね?やっぱり戦争が勃発するのかな……。

 

 

ヌヴィレット 「しかし、水は生命と深く関係しているとはいえ、俗世の七執政としての水神は、人を創造できるほどの権能などは持っていなかった。」

 

 

ヌヴィレット 「そこで、彼女はある方法を思いついた――この星の原始胎海の力を盗むことで、純粋精霊たちを人の形にし……」

ヌヴィレット 「さらにそれらの欠陥を使って原始胎海の水を体内に包み込み、疑似的人類を作り出したのだ……」

 

 その原始胎海の力ってもので純粋精霊を人間にしたから、その水に触れると純粋精霊の姿に戻ってしまうそうです。

 

 

ヌヴィレット 「故に水神やフォンテーヌの人々は昔からずっと、『原始胎海の力を盗んだ』という罪を背負ってきた。」

 

 だから、その罪を償うためには水で洗い流さないといけないというわけか?それであんな予言がまことしやかに囁かれていると。

 

 

 

 そして、3つ目の石板、人々に囲まれているフリーナを表していることは……

ヌヴィレット 「……人々が法廷で、水神の罪を審判する場面だ。」

主人公 「!!!」

 

 

ヌヴィレット 「そう、まさに今この瞬間に起きていることだな。」

 

 つまり、現在も着々と石板の予言通りに事が進んでいるというわけです。このままではフォンテーヌが水没してしまうという予言も、やはり現実のものとなってしまうかもしれません!

 

 

ナヴィア 「あたしたちは実際、一歩ずつ予言通りに進み続けて……自らそれを実現しようとしてるってことね?」

 

 ありがちですよね、こういった展開。古くはギリシャ神話の「オイディプス王」からあります。悪い預言が当たらないように行動を起こしたはずが、結局のところ実現してしまうといった話です。

 

 

 

 さて、ヌヴィレットから災いの元凶というべきものを既に見たはずと告げられます。元凶……

 やっぱ、この鯨しかいね~よな!?

 

 

 ん?何だ何だ……!?

 

 歌劇場全体が揺れている!

 

 

 ここから、ムービースタートです!

 

 

●ストーリームービー「呑星の鯨」

↑そういえば、同じ第五幕のムービーであっても、ナヴィアが原始胎海の水に落ちそうになったシーンは何故か公式動画としてYouTube上でアップされておりません。この差はいったい何なのでしょうか……?

 

 

↑空間にひびが入り……

 

 穴が開いた!

 

 

 そして、出てきました!巨大な鯨!

 

 よく見ると尾部はクリスタルみたいな輝きを放っています。姿形は鯨に見えますが、別に水中でなくても活動できそうですね。ってか空を舞ってます。

 

 

 

↑ヌヴィレットシールド!しかし、鯨の攻撃力が上回っていたのか、守りを壊されてしまいます。

 

 

 

 

 今度は逃げ惑う人たちに対して攻撃を仕掛ける鯨!その時……

 タルタリヤ来た~!!

 

 やはり、死んでなかったか!

 

 

↑鯨のいたるところを攻撃するタルタリヤ。この鯨を打倒するため、共に協力します。

 

 

 

 そして、タルタリヤが攻撃している隙に……

 ヌヴィーム!!

 

 ヌヴィレットといえばビームです。そして、原神のビームといえば、ウェネトかヌヴィレットです(笑)。

 

 

 

 

 

 タルタリヤとヌヴィレットの連携攻撃により、鯨は一時退散。出てきた裂け目に戻っていきました。

 

 

↑鯨との戦闘続きでボロボロのタルタリヤ。ゼーハーゼーハーと肩で息をしています。

 

 

↑タルタリヤの視界に入ってきたのはヌヴィレット。

 

 

 

 地・獄・に・落・ち・ろ!

 

 やっぱり、タリタリヤはヌヴィレットにぶっ倒された時のことを根に持ってましたね(笑)。

 

 

 

 ヌヴィレットに悪態をついた後は、力尽きた羽虫のように真っ逆さまに墜落しました。

 

 ……えっ?タルタリヤの活躍、ここまで?イマイチ締まらんな~。

 

 

パイモン 「危なかったな!なんでいきなり歌劇場から飛び出てきたんだ?もしかして、あれが前におまえが夢で見た巨大な鯨か?」

 

 

ヌヴィレット 「あの『鯨』はテイワットに属さない。涙を流しながら、星々を往来する化け物だ。」

 

 テイワットに属さない……主人公と同じだ。

 

 

ヌヴィレット 「やつはこの星の胎海エネルギーを貪り、呑み込んで、どんどん大きくなっている。これが海面上昇の主な原因だ。」

 

 あの鯨がどんどん大きくなるのはいいんだけど、それで海面が上昇するっていうメカニズムが想像できませんね。

 

 

ヌヴィレット 「だが、胎海のエネルギーも、やがては尽きる日が訪れる。その次の目標こそ……」

 

 先ほどフォンテーヌ人を創造した際、血管に原始胎海の水を封じたということが分かりましたので、あの鯨はそれを狙って歌劇場へ姿を現したということなのでしょう。

 

 

ヌヴィレット 「うむ。フォンテーヌ人の『血液』はあの鯨にとって、大きな魅力を放つものなわけだ。」

 

 

 

 それに、今になってようやくこの鯨が姿を現したのも、ずっとタルタリヤと戦っていたからだという推測をするヌヴィレット。

 

パイモン 「戦闘狂のタルタリヤがあの鯨と腐れ縁があったことが、まさかこんなときに役に立つなんてな。」

 

 公式で「戦闘狂」って言葉を使うのには、未だに拒否反応が出ます……。かなりスラングじゃないですかね?

 

 

パイモン 「そういや……鯨こそが予言にある災いの根源だってわかったわけだろ。なんとかしてあいつを倒せたら、予言の実現を止められるんじゃないのか?」

 

 分かりやすくていいですね!とりあえず、あの鯨を倒せば万事解決なんじゃないですか!?

 

 

ヌヴィレット 「私の知らない間に、やつはこの星の胎海の力をあまりに多く吸収してしまった。もはや、星の胎海そのものと一体化してしまいそうなところまで来ている。」

ヌヴィレット 「恐らくテイワット全土を滅ぼしてもなお、あの鯨は生き続け、他の世界を泳ぐことだろう。」

 

 しかし、鯨討伐に関してかなり弱気なヌヴィレット。我々プレイヤーの想像よりも、ずっと強大な相手のようですね。ですが、ナヴィアやリネたちは、まだ心は折れていません。力を合わせて何とかあの鯨をやっつけようじゃありませんか!

 

 

一般的に、「予言」は神の視点から見た未来だと言われている。でも、神の視線の死角で……何かが起こっている可能性について、考えたことはある?

 

 

主人公 (まさか、仮に予言が本当に実現したとしても……みんなが『救われる』方法がある?)

 

 ゲームプレイ中、この主人公の台詞でようやく私はピンときましたよ!

 

 

主人公 (何か……見落としてることがあるのかな……)

 

 見落としていることか……

 

……ハッ! はい、は~い!せんせ~!

 シャルロットとシグウィンがいませ~ん!

 

 ……いや、マジでどこ行ったの!?審判中は二人とも観客席にいたよね!?

 

 鯨やタルタリヤが登場したどさくさに紛れて他の人と同じように逃げたのかな?逃げ遅れて犠牲になったとは思えないですしね……。

 

 

主人公 (……フリーナだ!あの「巨大マジックボックス」の中で、フリーナは最後に何を教えてくれようとしたんだろう?)

 

 

 そして、ここからまたムービーがスタート!

 

 

↑諭示裁定カーディナルがひとりでに動き出しましたよ!

 

 

ヌヴィレット 「『死刑』執行の時間だろう」

 

 あ、そうなん?諭示機自ら水神を処してくれるの?

 

 

↑おーい、フリーナぁ!いつまで意気消沈してんだよ~!

 

 

主人公 「まだ君に聞くことがっ!」

 ……「グロシ」って何だったんですか~!

 

 

 

 

 

 

 

 フリーナが流した涙に主人公が振れたことで別の空間に飛ばされました。こういった展開、スメールでも経験したなあ……。

 

 

 

 光に包まれた先にヌヴィレットが見たものは……

 なんだここは……

 

 

 

 

 

 

 

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