前回、アトレウスが無事にクレイトスの元へ帰ってくることに。共にガルム退治を行い、更に親子の絆が深まり結果オーライな感じになりました。アトレウスが家出したときは、もしかしたらクレイトスと殺し合いに発展してしまうのではないかと恐れていましたが、その線はなくなったようなので一安心です。

 クレイトスにとっては息子が帰ってきたので、とりあえずヘイムダルと争う必要性はなくなりましたが、元からオーディンに恨みのあるフレイヤは納得していない様子。

 

 今回は、そんなフレイヤが向かった先であるヴァナヘイムから物語は始まります。

 

 

 以前、ヴァナヘイムに来たときは、フレイヤの兄であるフレイがレジスタンスの組織を結成していましたが、今その集落には誰もいません。周りを警戒していると、突然弓を携えた新たなヴァン神族が登場しました。

 

ヴァン神族の射手 「クレイトス アトレウス」

 

 ん?相手はこちらを知っているようですが、誰だろう?前作にはこういった神はいなかったはずですが……と思っていたら、あの傷を見せてくれたおかげでピンときました!

 あっ!あの腹の傷!前作のイノシシか!

 

 前作、アトレウスのために狩りの練習をしていた時に射ってしまったイノシシがいたのですが、そのイノシシは実は姿を変えられたフレイヤの友人だったのです。懐かしいなあ。

 

 彼の話によれば、フレイはオーディンの手先によって囚われてしまったそうです。フレイにはあまりオーラのような凄みを感じませんでしたが、オーディンにとっては厄介な相手とみなされているということでしょうか?何はともあれヴァナヘイムを探索し、彼を救うのが当面の目的となりました。

 

 

 

 

 

 道中、スコルとハティという巨大な狼を発見。この2匹は太陽と月を追っている狼だと前作の壁画で見ましたね。

 

アトレウス 「祭壇で見た通りだ……」

 

 祭壇の予言では、この狼たちが太陽と月を再び追いかけ始めるとなっていました。先へ進むには予言通りに事を運ばなければなりませんが、そうするとクレイトスの死という予言も実現してしまうのではないかといった不安もよぎります。

 

 予言通りに動いてもいいのか躊躇するアトレウスでしたが、クレイトスが優しく背中を押してくれました。ただ、本当にこれで良かったのかな?でも他に選択肢はないですし……。

 

↑アトレウスが日食に向かって弦を引き……

 

 発射!

 

↑太陽は沈み、スコルはそれを追いかけるように駆け出していきました!

 

 ワオーン!

 

 何とも幻想的なシーンでした。このゲームのPVの最後のほうに使用されただけはありますね。

 

●「ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク」ストーリートレーラー

↑動画はそのスコルとハティのシーンからスタートします。

 

 

 

 

 

 さて、物語はフレイヤとも再会し、フレイの救出作戦実行となりました。しかし、そうやすやすとはいかず、あのアース神族が立ちはだかります!

 

 VSヘイムダル!

 

 やっぱり来たか~!今作で初めてアース神族と戦うならヘイムダルだろうなとは思っていました。しかし、決着はどうなるのでしょうか?当然、クレイトスが勝利すると信じていますが、息の根を止めるところまでいくのかどうなのか?

 

 

 まずはヘイムダルが乗っている猛獣を倒します。名前はグルトップといい、どうやらヘイムダルの馬のようですが……馬には全く見えませんよね。立派な角がありますし、どちらかというと牛のようですが、意外と機敏に動き回ります。

 

 

 最後は、グルトップに刃でとどめを刺します。簡単に倒せましたが、いわばこれは前哨戦と言う奴ですね。ここからがヘイムダルとの決戦となります。

 

 ヘイムダルと言えば、先見の能力を持っています。アトレウスがアースガルズへ赴いた際に戦いましたが、その能力を遺憾なく発揮していました。彼には、こちらの考えていることが筒抜けになっているので、攻撃が全然当たらなかったのですよね。そのためにスヴァルトアルフヘイムへ行き、新たな武器である「ドラウプニル」という槍を作りました。

 

 でも、そう言われるとこれまでの武器で何とかして攻撃を当てていきたいですよね~(天邪鬼)。他の武器で色々な攻撃方法を試しましたが、当然のごとくヘイムダルには避けられてしまいます。

 

 いや!これ当たっているでしょ!

 

ミーミル 「お前さん 何のために槍を作ったんじゃ!」

 

 分かってるよ!

 

 試したかったの!悪かったよ、素直にドラウプニルを使います!でも、ドラウプニルなら攻撃が通るとも思えないのですよね。別に圧倒的に攻撃速度が速いというわけでもなく、攻撃範囲が避けられないほど広いというわけでもないですからね。いったいどうやってヘイムダルに攻撃を通すことができるのでしょうか?

 

↑槍を投げてもヘイムダルには受け止められてしまいます。アトレウスの矢も見切っていた彼ですから当然ですね。

 

 槍の連続攻撃も、ことごとく避けられていますが……あれ?どうやって攻撃を当てたらいいのだ?と試行錯誤していると、ついに相手にダメージを与える攻撃が見つかりました!

 

 カーン!

 

 なるほど!投げた槍をヘイムダルは掴むから、その隙にその槍を爆発させて攻撃すればいいのか!……だけどそれって最初だけしか通用しないのじゃないか?タネがバレてしまうと次からこの攻撃も見切って避けてしまうのではないのか?といった自分の懸念もありましたが、毎度のことヘイムダルは爆発攻撃を喰らってしまいました(笑)。

 

 

 ただ、槍の爆発ダメージだけでは威力が低く、ヘイムダルを倒せません。何とか近接攻撃に持っていき、直に攻撃を喰らわせたいクレイトス。槍の爆発でひるんだすきに、パンチを連続で繰り出すクレイトスと、それを全て躱すヘイムダルといった応酬が続いていましたが……

 やっとクレイトスのパンチが当たった!

 

ヘイムダル 「貴様……俺様を殴ったな!」

 親(オーディン)にも殴られたことないのに!

 

 これでようやくヘイムダルのHPを削れました!ヘイムダルはまぐれだと言いますが、一度ひびが入ればもろいもの。立て続けに攻撃が通り、ついにはドラウプニルで彼の右腕を串刺しにします!

 

ヘイムダル 「ぐわああ!わかった!やめろ!」

 FOO!気持ちええ~!

 

 やっぱ生意気な口の利き方をしている神々を思いっきりいたぶるのがゴッドオブウォーの醍醐味の一つですよ!北欧になってからその傾向が大分薄くなってしまい、少し寂しさも感じていましたが、ここにきて久しぶりにスパルタの香りを感じましたね。

 

 もはや決着はついたので、クレイトスが「退くならば殺しはしない」と情けを見せます。しかし、この状況になってもヘイムダルはアトレウスに対して殺意を持った言動をしたので、罰とばかりに槍を爆発させます。

 

ヘイムダル 「ぐわあああ!」

 

 

 右腕無くなっちゃったね~、ヘイムダル。さすがにもう反抗する気力もないでしょ……と思っていたら……

 右腕がビフレストになって復活した!?

 

 なにこれ?この土壇場で新たな力に目覚めちゃった!?そういうの漫画の主人公みたいでカッコいいですよね。ただ、悪いけどこの作品の主人公はクレイトスなんだよなあ~。

 

 

 ヘイムダルも最後の意地を見せてくれましたが、流石に神殺しの異名を持つクレイトスの前では敗北を喫してしまいました。

 

↑おっ?殺すのか?でも、それって予言通りに動いているからまずいんじゃあ……

 

 ヘイムダル殺害完了……

 

 結局のところヘイムダルを殺してしまいました。この結果はクレイトスにとっても本望ではなかったはずですが、ヘイムダルが心を入れ替えるそぶりも見せなかったので仕方のないことでしょうね。

 

↑ヘイムダルのギャラルホルンを奪うのに一度手元をミスるクレイトス。とても些細な動作ですが、動揺が現れていて素晴らしい描写だと思います。こういった細かな表現ができるのはリアリティのある大作ゲームならではでしょう。

 

↑クレイトスの哀れみをヘイムダルは感じ取り自尊心を傷つけられたと考えているようです。なるほどな~、確かにそれがしっくりくるかもしれませんが、死んでしまっては本当のところは分からないままなのですよね……。

 

 

 

 

 

 邪魔をするヘイムダルを倒し、ラグナロクを知らせる角笛「ギャラルホルン」を奪ったクレイトス。同時に別行動をしていたアトレウスやフレイヤたちは見事フレイを助けることに成功した模様。しかし、フレイを取り返そうと敵が来襲してきます。

 

 フレイを担いだまま走る!走る!

 

 自動的にクレイトスが走ってくれるので、襲い掛かってくる敵を攻撃ボタンを押して撃退していくパートになります。アンチャーテッドとかではよく見る演出でしたが、ゴッド・オブ・ウォーシリーズでは珍しい気がしますね。

 

フレイ 「まったく最悪さ!」

 

 北欧神話がもとになっているのに、ここら辺の軽口のたたき合いが、何だかとってもアメリカンで思わず笑ってしまいましたよ。そういえば、このシーンもPVで使用されていましたね。

 

フレイ 「ああ 助かった……吐きそうだ」

 

 フレイたちの仲間の協力もあり、川のほうまで逃れることに成功。ですが、ここからどうやって先へ進もうかと悩んでいるとフレイから何やら小さな布を手渡されたので、それを川の方へ投げてみることに。

 

ミーミル 「そうかスキーズブラズニルか!」

 

 スキーズ……なんて?どうやらスキーズブラズニルというのは魔法の船のようで、この描写の通り小さく折りたたむこともできるそうです。北欧神話の知識が欠如しているから、こういったところでどうしても察しが悪くなるのですよね。

 

 全員この船に乗って脱出!これで一安心と思いきや、前方は滝になっておりこのままでは落下してしまいます。

 

アトレウス 「これってまずいよね」

 

 咄嗟にアトレウスを守ろうとするクレイトスの描写も良かったですが、スキーズブラズニルは魔法の船。水の上だけでなく、空へも飛んでいきました!

 

↑したり顔フレイヤで、少し腹立つ(笑)。

 

 このままヴァナヘイムでのミッションも終わりだなと思い気が緩んでいましたが、まだまだ災難が続きます。

 

 

 ワイバーン!?しかも複数体いるのか!しつこいなあ!

 

↑おっ、ビルゲルにフォーカスが当たっていますが、どうしたのでしょう?悪い予感しかしませんが……。

 

フレイ 「ビルゲル よせ!」

 

 ビルゲルは何やら呪文めいたものをぶつぶつと言い、覚悟が決まったのか敵に向かって跳び出していきました!

 

ビルゲル 「ヴァナヘイムに栄光あれ!」

 

 

 ビルゲルは自らを犠牲にしてワイバーンを道連れにしました。この勇敢な行動によって他の皆は助かりましたが、大切な仲間を一人失ってしまったのは大きな損失ですね。

 

 ビルゲル……彼は寡黙でこれまであまり会話もしたことがなく、どういった人か詳しくは知りませんでしたが、悲しい気持ちになりました。これも仲間という存在がいるからこそ湧き出る感情ですよね。ギリシャ時代ではほぼこういった仲間がおらず、孤独な戦いを強いられてきたので知らなくて済んだのに……。

 

 

 

 

 

 

 

 

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