前回、天領奉行の裏切りを知った九条裟羅は、直接トップの九条孝行に会うために奉行内で大暴れします。

 

九条孝行 「やめろ!裟羅、気が狂ったか!私の禁令を無視するとは!」

 

 天領奉行を仕切る九条孝行がここで初登場します。少しばかり期待していたのですが、残念なことにやはり汎用的な見た目でした。せっかく奉行内のボスなのですから、ちょっとでも特徴的な見た目をしていても良かったのになあと思ってしまいます。ただ、今後出番も少ないうえ、勘定奉行のボスも固有の見た目ではなかったので仕方ないところですかね。

 

九条裟羅 「チッ……孝行様、私は……奉行府の上奏とファデュイの手紙を見ました。どうか……ご説明を!」

 

 わざと聞こえるように舌打ちしているのがいいですね。若いときはスケバンとかやっている姿が似合いそう。 

 

 九条裟羅がファデュイとの関係を問いただしたところ、九条孝行は意外にもあっさりと認めました。

九条孝行 「ふん……私は確かにファデュイと連絡を取り合っている。

お前が見た上奏も私が直々に書いたものだ。」

 

 話を聞いてみるとファデュイと手を結んだ理由としては、スネージナヤとの利益・目狩り令を通じての他勢力の戦力削減といったものがありました。

 仮にファデュイが歯向かってきたとしても雷電将軍の「無想の一太刀」があれば安泰だと信じ切っています。う~ん、どうなのだろう?確かに雷電将軍は強大な力を持っていますが、仮にスネージナヤが本気で攻めてきたら、稲妻で多大な被害が生じるのではないでしょうか。まあ、この男は自分の身や天領奉行が良ければいい感じといった悪い印象を受けます。

 

パイモン 「おう……こいつが崇拝していたのは雷電将軍というよりも、

彼女の武力と『無想の一太刀』みたいだ。しかも、狂信に近い……」

 

 九条孝行の言葉を聞いて失望した九条裟羅は、決心を胸に雷電将軍の元へ向かいます。

九条孝行 「将軍様はいま天守閣で、スネージナヤの使節を迎えている。

そう――『淑女』と呼ばれている執行官だ。」

 

 淑女!モンドや璃月に続いて稲妻でも登場か!これまでの邪眼の件も含めて指揮を執っていたのでしょう。そう考えるととても働き者だなあ……。

 

パイモン 「離島を離れた時、千里さんから言われたことがあったな……勘定奉行が身分の高そうな女性と会っていたって……あの時に気づけたはずなのに……」

 

 言ってたっけ……?パイモンは物覚えが良くて頼れる相棒だなあ……。

 

 それでは雷電将軍や淑女に会うために天守閣へ行きましょう。道中、護衛をしているはずの武士たちが何故か全員打倒されていました。

 

↑「何が起きたんだ……」ってこっちが聞きたいわ!何が起こった?

 

 護衛がいないのでスムーズにお城内に潜入可能でした。そして入って開幕0秒で淑女も再登場します。

 

淑女 「まったく次から次へと……」

 

 久しぶり~、何か声変わった?変わってない?散兵のときもそうでしたが、あまりにも再登場まで時間が空いていたので、どんな声をしていたか記憶があやふやになっていますね……。

 

淑女 「ここが天守閣だと知らなかったら、どこぞの市場か何かと勘違いしていたところよ。」

↑ん?画面中央右に何かいますね……ちょっと近くに寄ってみましょうか……。

 

パイモン 「あっ、九条裟羅が『淑女』に……」

 

 九条裟羅が倒されていました。

 

 よくある展開ですよね。現場に急行したら、すでに仲間がやられていたっていう。

 

淑女 「私を恨んでることも当然知ってるわ……しつこい旅人ね。ここであんたと会うのもまったく不思議なことだとは思ってないわよ。」

主人公 「裏で邪眼を広めるなんて……」

 

 主人公はファデュイが行った邪眼を広めるといった悪事について言及しましたが、当然というべきか淑女は全く意を介していない様子。

 

淑女 「名前すらも他人に覚えてもらえないような小者たちが、この『永遠』に至るための革命で踏み台となれるなんて……」

淑女 「彼らの短い人生からしたら、それはそれは大きな誉れ

だったのではなくて?」

 

 おう、何だか淑女も散兵と同じようなことを言っていますぞ。淑女も哲平のことを知っているのか?まあ、どちらにせよ反省の色は全く見られません。こういう人であればあるほど倒しがいがおるというものです。

 

淑女 「それに比べれば、あんたの言ったものは……

とるに足らない『必要な犠牲』に過ぎないわ。」

主人公 「決着をつける時が来た。」

 

 お!ついにバトっちゃう?淑女よ覚悟!哲平の仇!

 

淑女 「私もあんたの顔は見飽きてきたところよ。

でも、あんたがそんな無謀な人だとは思わなかったわ。」

主人公 「俺は――」

 

 お!?

 

主人公 「――『御前試合』を申し込む!」

 

 おおー-!……って喋らんのかい!

 

 久しぶりに選択肢以外で主人公のセリフがあって珍しいと思ったのに、こういう決め台詞の時にはしっかりとボイス実装されてほしいですね!(後日実装されました)

 

 いや~、しかしここで御前試合という稲妻のしきたり?を持ち込んで戦おうとするのは面白いです。ただ、少し苦し紛れにも見えるこの申し込み、果たして受理されるのでしょうか?

 

雷電将軍 「わかりました。」

 

 わかっちゃったよ!

 

淑女 「でも敗者は……死ぬのよ?わかってるのかしら?」

 

 ……あっ!その設定忘れてた!でも勝てばいいんでしょ!勝てば!

 

淑女 「ふふふ……じゃあ、ここは甘んじてあんたと一曲踊ってあげるわ。あんたと私、どちらかの命が……尽きるまで。」

 

↑いい感じの身長差。

 

淑女 「お望み通り、執行官の権能と優雅さを見せてあげるわ。」

 

 さあ、始まりました! VS淑女!

 

 淑女はウェンティを襲った時と同じように最初は氷を駆使して戦ってきます。

 

 

 まあ、こちとら原神配信当時からプレイしていますからね。だいぶ戦力も充実してきたので負ける気がしません。初めて戦う相手でも基本は攻撃をダッシュで避けてこちらの攻撃をくらわすのみです。もし何かあっても全幅の信頼を寄せているベネットが何とかしてくれるはずです!

 

 最初の形態の体力を減らすと、淑女は氷の繭に身を包みます。それにドラゴンスパインの雪山のような極寒ゲージも搭載されているので、四隅にある熱源を壊したりして体力を維持しましょう。

 

淑女 「執行官の権能も邪魔になってきたわね。私は私の持つ運命を……

再び顕在させる。繭から出るまで、震えて待つといいわ!」

 

 この繭を破壊する手立てはやはり元素反応、特に炎を用いることです。ただ、もっと手っ取り早く壊すために、周りに漂っている炎の蛾の力を借りたほうがいいですね。

 

↑初見では中々この蛾のギミックに気が付かなかったな……。

 

 

 最後はベネットの元素爆発で〆!さあ、繭を壊した後はムービーが始まります。

 

 

 

 

 焚尽の灼炎魔女

 ロザリン・クルージチカ・ローエファルタ!

 

 繭から姿を現すと蛾のように変身した淑女の姿が!さあ、ここからが本番ですね!タルタリヤ同様に仮面をつけての変形状態となり、攻撃元素も氷から炎に変化しています。

 

↑SM嬢みたいに鞭でひっぱたいて攻撃してきます。

 

 攻撃が炎になったことにより極寒ゲージはなくなりましたが、その代わりに灼熱ゲージというこれまた同じような体力を削られる環境になっています。

 ドラゴンスパインに極寒ゲージがあったように、これから訪れるであろう炎の国「ナタ」にもこの灼熱ゲージが搭載されるのでしょうね。

 

淑女 「懐かしい痛みが……燃えてるわ……あんたにも分かる?」

 

 淑女は戦闘中よく喋ります。タルタリヤ同様、今後淑女も毎週倒すボスとなりますが、初戦闘時のセリフは特別で今回しか聞くことができません。

 

 

 体力が減ってくると炎の竜巻となって攻撃してきます。この時はダメージを与えられないのが厄介ですね。

 

 

 順調に体力を減らし、最後はエウルアの元素スキルでとどめです。

 

 ムービーが始まりますが、さあてどうなるのやら。

 

 

 

 

↑おっ、雷電将軍が動きました。やっぱり処す?処す?

 

↑主人公には目もくれず、雷電将軍は淑女の元へ。

 

 「どういうことか……私に刀を振るなら、あんたの国を……」

 

 「あんたが大事にしてる稲妻を私たちファデュイが……」

 

 「止まれと言ってるの!」

 

 「これは命令よ!あんた……」

 

 「それにあんたたち!私が……こんなとこでー-ッ!」

 

 

 

 

 

 えっ……まさか死んだ?

 こんなにもあっさりと淑女が跡形もなく消えてしまったので、しばらくの間呆然としてしまいました。タルタリヤみたいに後でプレイヤブルキャラになるのかなと想像していましたが、ここまでやられちゃうと難しそうですね……。

 

 「あなたは『永遠』の敵……」

 

 「ですが、勝者の栄誉は認めましょう。」

 

  

 「生きて、この天守閣から去ることを許します。」

 

 実際は、城の領地を出るまで許されました。雷電将軍はやさしいなあ(?)。

 

パイモン 「雷電将軍が、あんな簡単にオイラたちを見逃してくれるなんて考えにくいよな?」

 

 淑女の「弔いの仮面」を手に入れて、言われた通りひとまず立ち去る主人公たち。八重神子の作戦では、雷電将軍と一心浄土で戦い勝たなくてはなりませんが、淑女と戦った後そんな余力は残っていない様子。

 

パイモン 「空気中に漂う雰囲気がどんどん重たくなってる……

雷電将軍による威圧なのか……」

 

 外の景色は一変しており、不気味な暗闇と雷があたりを覆っています。稲妻の物語もそろそろクライマックスといったところでしょうか。