前回のお話により、3日後までに天領奉行がファデュイと結託している証拠を持ってこなければならない状況になってしまいました。そこで早速、その証拠集めのために八重神子のいう「専門家」の元へ行ってみましょう。そこには……
あっ!タヌキだ!
思わずタヌキと言ってしまいましたが、自分はこのダルマに見覚えがあるはずです。
早柚(さゆ)登場!
早柚は、社奉行の管轄である隠密部隊「終末番」の一員、つまりは忍者です。何故かタヌキと呼ばれるのは気に障るようで、毎回ムジナだとちゃんと訂正してきます。さっきは思わずタヌキと言ってごめんよ……。
それにしてもメインストーリーで早柚が登場するとは予想外でした。どちらかというと目立ちづらい立ち位置ですし星4キャラなので、てっきり期間限定イベントやデートイベントとかで初登場するのかなと思っていました。
八重神子 「終末番は社奉行にある、神里綾人の隠密部隊じゃ。」
八重神子の口から神里綾人の名前が出ましたね。神里綾人はあの神里綾華の兄で、社奉行のトップになります。綾華と違い未だに姿を現しませんが、どういった見た目の人なのか今から楽しみですね。さすがに天おじみたいな汎用キャラの見た目ではないでしょうし……。勝手な自分のイメージでは、髪の色が水色とかの寒色系で背が高い優男といった感じです。
というわけで、このくノ一を連れて証拠集めをしましょう。まずは神里綾華とかの社奉行の人達と再会して、協力してもらいたいのですが……木漏茶屋にいますかね?100個目の神の目押収事件から結構時間が経っているようですし、捕まってなければいいのですが。
普通にいました(笑)
しかもあれからずっと木漏茶屋で潜伏していたらしく、外の状況もよく分かっていない様子。ということは進展なしか、ちょっと頼りないですが捕まっていないだけ良かったですね。
現状を綾華とトーマに教えた……
これまでの動きで、天領奉行の不信だった点は何かないかと綾華に尋ねると、こういった話が出てきました。
神里綾華 「そう言われると、確かに気になる点がございました。幕府軍と抵抗軍は長きに渡り交戦してきましたが、将軍様がそのことについておっしゃったことは一度もなかったのです。」
神里綾華 「最初は単に将軍様がそのことに興味を持っていないのかとも思いましたが、いま考えると、天領奉行が将軍様に呈上した上奏に何か問題があったのかもしれません。」
神里綾華 「その結果、将軍様は目狩り令で生じる害を誤算してしまい、それを続けているのでしょう。もし天領奉行の上奏を手に入れることができましたら、すべてが分かるはずです。」
なるほど。天領奉行が雷電将軍に誤情報を伝えていたというわけですね。それで稲妻がこういった惨事になっているのにも関わらず、未だに一心浄土にこもっているという訳か。
ともかく、目標物はハッキリとしましたね。天領奉行の上奏、とにかくこれを入手して九条裟羅の目を覚まさないといけません。
トーマ 「だけど、上奏に触れる権限をもつ者は、九条孝行一人しかいないはずだ。」
たった一人だけかあ。まあ逆に標的が絞れていいのかも。三奉行を代表して天領奉行のトップである九条孝行のみが意見を申し上げることができるということは、実質その人が将軍を動かしていると言っても過言ではないのかもしれません。
↑おーい早柚?目をつむっているけど話ちゃんと聞いてるか~?
話が進み早柚にはその上奏を盗んでもらおうとなりましたが、当然警備の方がいるのでできる限りその者の視線をそらせるものがあればいいとのこと。正勝先生を助けたときにやったことがありますね。
トーマ 「宵宮の花火!」
神里綾華 「トーマらしい策ですね……(^_^;)」
なんだろう……自分だけでしょうか、綾華のこのセリフが少し憐れみや呆れを含んだように聞こえるのは……。
とまあ宵宮の花火で警備の気をそらす方向で話は進み、いざ潜入開始です。といっても宵宮の時みたいに一緒に行かず、潜入するのは早柚一人だけです。
早柚 「拙が上奏を手に入れたら、木漏茶屋で集合する、それでいい?」
早柚 「それと、もし拙が捕まったら……助けに来て……」
大丈夫かなあ?もちろんそうなったら助けに行きたいですが、どうやって捕まったかどうかを判断すればよいのやら……。
それではこちらも準備ができたので宵宮から貰った花火(爆弾)を打ち上げ周りの注意を引きましょう!
パイモン 「いったい、なにようの花火なんだよ!耳が痛いぞ!」
そして一足先に木漏茶屋に戻った主人公。後は無事に早柚が上奏を盗ってくるのを待つだけです。
神里綾華 「お疲れ様です、あとは早柚を待つだけですね。」
自信なさそうな様子であったため心配でしたが、暫くすると……
あ!戻ってきた。ちゃんと証拠はつかめたかな?
早柚 「主らの言う『上奏』がなんなのかわからない……けど、怪しいものはぜんぶ持ってきた。」
おお、優秀優秀。早速中身を確認したところ……
神里綾華 「この封がされたもの、天領奉行が将軍様に呈上した『上奏』で間違いないでしょう。」
神里綾華 「それ以外にも、これは……彼らとファデュイの間で交わされた手紙ですね。」
ビンゴ!まあこういった場面をダラダラと描写してもしょうがないですよね。これらの証拠をもって九条裟羅が来る鳴神大社に行きます。
九条裟羅 「それで、証拠はどこに?」
主人公 「ここ」
↑「ここ」ってお前……何だかぶっきらぼうな印象を受けるなあ。
天領奉行が将軍に提出した文章には、順調に目狩り令が執行されていることが記されていましたが、それに伴う弊害や紛争に至っては一切触れられていませんでした。そのことに九条裟羅は強い憤りを覚えている様子です。
九条裟羅 「前線で命を落とした兵士、人々が受けている苦痛、どれも言うに値しないものとでもいうのか!」
九条裟羅 「抵抗軍、珊瑚宮、前線……どれも一言も触れていない……」
八重神子 「もちろん目狩り令を順調に遂行するためじゃ。それらを将軍が知って、目狩り令が廃止になったらならんからのう?」
九条裟羅 「天領奉行は……わざと将軍様に隠蔽を?」
更に天領奉行とファデュイの関係が分かる手紙も九条裟羅に見せつけます。
パイモン 「天領奉行とファデュイの間で交わされてた手紙だ。九条家の当主が隠してたものらしいぞ。」
う~ん、こうしてみると本当に今ある稲妻問題の元凶はファデュイにありますね。ここまで付け入る隙を与えた稲妻がガバガバだったという印象のほうが強いですが。スカラマシュが稲妻の内側は綻びに満ちていたと言ったのも頷けます。
九条裟羅 「裏切り行為を許すわけにはいきません……当主に会って直接話してきます!」
雷電将軍に忠誠を誓い、正義感の強い九条裟羅は天領奉行に謀反しそうな勢いです。どうやら八重神子の作戦は成功したようですね。
パイモン 「九条裟羅すごく怒ってたな。こちら側に引き込むことは成功したみたいだ。」
これで雷電将軍が直接出向くことになれば良いのですが……。そもそも本当に勝てるかどうかが問題になりそうです。
八重神子 「千手百目神像の前で、雷電将軍の『心を開かせれば』、勝機は必ずやってくる……」
そうかな……そうかも……。やってみるしかないですね。とりあえず、まずは当主のところへ向かった九条裟羅の後をつけましょう。ファデュイとの利益があるからとはいえ、雷電将軍を裏切るような行為をしてまで目狩り令を執行した理由も知りたいですしね。
彼女についていこうとした主人公ですが、最後に八重神子はある物を渡してくれます。
八重神子 「鳴神大社の御守り、御利益のあるもので、汝のために特別に残しておいたんじゃ。」
桃色の御守りをいただきました。これは……あれだな?雷電将軍との戦いのときに使用すると何かが起こるやつですな!?
八重神子 「もちろん、妾に会いたいと思った時に取り出してくれても構わぬ。ひょっこり出てくるやもしれぬな?」
パイモン 「こんな大事な時に冗談はよしてくれよ、狐お姉さん。」
パイモンの言う「狐お姉さん」にちゃんとアクセントがついていました(笑)。いいぞ~パイモン!もっと言ってやれ!前回、自分から狐姿の話題を振った挙句、「調子に乗るな」なんて言われてカチンと来てましたからね。これくらい言い返さないとこちらの気が済みません。