おっウマ娘のガチャが更新されているではないか!今回のピックアップはセイウンスカイ(6月16日)。ジュエルもたまっていることですし、沢山引いてみるか~。出てきたSSRは……
テイエムオペラオー!
だいたい70連したところタイキシャトルにテイエムオペラオー、白メジロマックイーンを迎えることができました。ピックアップ中だというのにセイウンスカイは来ず。
ただ、このテイエムオペラオーは気になっているキャラなので嬉しかったです。何といっても名前にオペラが入っていて、なおかつその名前に完全に引っ張られた衣装を身にまとっていますからね。
これはストーリーでもことあるごとにオペラに関することを話すに違いない!と冗談半分に期待していましたが、意外にも彼女がたびたびオペラネタを使うことが判明。せっかくだからまとめてブログネタにしたら面白いだろうなあ、これを機にオペラに少しでも興味を持ってくれる人が出てきたらいいなあとか思って書いていましたが……
とっくに先駆者がいました。
それがこちらのブログ記事(テイエムオペラオーのオペラトークを解析する - ウマ娘考察)。今この記事をわざわざ読んでいる人なら、もうすでに読んだことがあるでしょう。しかも、完成度も当然あちらのほうが高いので、この書きかけのブログを公開するかどうか悩んでいました。完全なる二番煎じですし、もっと言えばパクリにしか見えませんからね……。まあ、せっかく書いたから今回は投稿することにします。ウマ娘もオペラも好きな人が他にもいますという意味で……。
ちなみに紹介する順番は「育成イベントギャラリー」に沿っているので、実際の育成で起こるイベントの順番とは異なります。それにしても一回育成を完了しただけだと、まだまだ開放していないイベントが多いですね。また元ネタが分かり次第ブログを書いていこうかな?
目次
●年忘れディナーショー (元ネタ:ローエングリン)
オペラオー「いまだにボクの存在に気づいてないなんて!真の英雄ローエングリンは、目の前に立っているというのに!」
ここで言及されている「ローエングリン」はワーグナー作曲のオペラの題名・騎士の名前です。
ローエングリンといえば3幕で演奏される「結婚行進曲」がおそらく一番有名な曲ですが、私が一番好きな曲はその直前に演奏される間奏曲です。
ローエングリン 第3幕間奏曲
ではなぜ数ある英雄の中でオペラオーはローエングリンを選んだのか。どうやらローエングリンという名前の競走馬もいるようですが、少々強引に関連付けるなら知名度の低さという共通点があるからかもしれません。
この時オペラオーはパーティーを開きましたが、集まってくれたのはメイショウドトウのみ。まだデビュー1年目ですが、知名度が低いことにいささか落胆した様子でした。
オペラのローエングリンも突如川から白鳥にひかれた小舟に乗って登場したので、他の登場人物からはただ者ではないと思われつつも、素性が全く分からない謎の人でした。この素性が分からない、尋ねてもいけないという部分が悲劇を起こす引き金となるのですが、確かによく分からないが何だか凄そうなやつという点でオペラオーとローエングリンは似ているのかもしれません。
●ライバルを探せ(元ネタ:ローエングリン?)
オペラオー「歌劇に好敵手はつきものだろう!?なぜフリードリヒ伯爵となり、ボクを討とうとしないのか!?」
イベント名通りオペラオーが自分に匹敵するようなライバルを探している場面です。それにしてもこのフリードリヒとは誰なのでしょうか。
オペラ関係でフリードリヒといえば、自分の中ではドイツの演出家である「ゲッツ・フリードリヒ」の名前が一番に思い出されますが、ここでは伯爵がついていますね。しかも好敵手となるとやはりオペラの登場人物なのでしょう。
自信はありませんが元ネタはまたしても「ローエングリン」かもしれません。そこに登場する「フリードリヒ・フォン・テルラムント」は伯爵ですし、ローエングリンとも剣を交えた人です(ライバルというにはあっけなくやられた印象が強いですが)。ただ、「フリードリヒ」というよりも「テルラムント」という名で呼ばれる印象が強いので何となく違和感があります。また別の元ネタがある可能性がありますね。
●新年の抱負(元ネタ:セビリアの理髪師)
オペラオー「世代交代のためには、新年早々からスケールの大きい、“覇王”らしいことをしないとね。」
オペラオー「さあ問おう、トレーナー君!ボクの聡明な理髪師よ!」
オペラオー「“覇王”らしいスケールの大きな行いとは何か!?新春はそれを嗜むとしよう。」
新年一発目、何を強化すればいいかという3択イベントです。何故ここでトレーナーを理髪師呼びにしているのか、オペラを知っているとすぐにピンと気づきますね。元ネタはロッシーニ作曲「セビリアの理髪師」です。
このオペラで登場する「フィガロ」は理髪師ですが、当時の理髪師は髪を整えることだけが仕事ではなく、集まってくるお客と会話をして人脈をつくり、それを活かして何でも屋としても働いていた人もいたそうです。フィガロもアルマヴィーヴァ伯爵に雇われて、ロジーナとの恋が結ばれるように様々な手助けをします。
つまりここでは、トレーナーが理髪師(フィガロ)なら、オペラオーはアルマヴィーヴァ伯爵ということです。そして、トレーナーはオペラオーのために何でも屋として、疲労回復のために秘湯巡り、山まで登って水を汲み、台風の中に飛び込む覚悟もあるというわけですね!(乙名史記者並感)
そんなセビリアの理髪師の中から、フィガロが歌う「私は町のなんでも屋」を紹介します。とても明るい曲調で、後半まくし立てるような早口で歌う部分が聴いていて楽しい名曲です。
セビリアの理髪師「私は町のなんでも屋」
↑日本語字幕もあるのでフィガロがどういった理髪師なのかイメージがわきやすいでしょう。
●夏合宿(2年目)にて
オペラオー「かのオペラ大国フランスにて、日本のウマ娘が、こんなにも輝くとは!」
これは元ネタとは関係ありませんが、せっかくオペラに言及しているので紹介しておきます。オペラにあまり詳しくない方からよく聞かれる質問に「オペラってどの国が有名なのか?」というものがありますが、そういった質問には毎回「イタリア・ドイツ・フランスの3か国」だと答えます。
これはオペラ作品が有名であり数もあるオペラ排出上位3か国を選んでいます。フランスはイタリア・ドイツに比べると少し有名な作品が少ない印象もありますが、十分オペラ大国と言えるでしょう。この3か国が突出して有名なオペラを有しているという印象が強いです。この3か国に続く国は……ロシアやチェコですかね?歌手といった面ではアメリカもオペラ大国だと思いますが。
●バレンタイン(元ネタ:魔弾の射手・売られた花嫁?)
オペラオー「トレーナー君!君には……」
オペラオー「オペラチョコシリーズ『魔弾の射手』をあげよう!」
何とオペラオーからバレンタインデーにチョコをもらいます。元ネタはそのまんまウェーバー作曲の「魔弾の射手」です。
オペラの魔弾の射手では、悪魔の力を使って魔弾を7つ鋳造します。最初の6発は狙った標的に絶対に命中するが、最後の1発だけは悪魔ザミエルが狙った標的に命中します。
このオペラオーがくれたチョコも7つの小さなチョコであり、残りの1つ以外は幸運のチョコらしいので魔弾の射手をきちんとリスペクトしております(どちらかというとロシアンルーレットじゃないか?というセリフがあったり、最初に食べたチョコが不幸のチョコだったりもしますが……)。
そんな魔弾の射手はとても好きなオペラの一つですが、その中でも第1幕のクライマックスで歌われるカスパールのアリアを紹介します。カスパールは悪魔と契約して魔弾を鋳造する人ですが、最近射撃で不調のマックスをそそのかしてその魔弾の代償を支払ってもらおうと企む悪役です。そんな彼の邪気を帯びた歌は、名曲揃いのこのオペラの中でも特に気に入っています。
魔弾の射手 第1幕カスパールのアリア
↑歌は20秒から始まります。現代的な衣装の所謂モダン演出というやつです。
オペラオー「これでも食べて、元気を出してくれたまえ。」
トレーナー「何を持ってきてくれたんだ?」
オペラオー「オペラチョコシリーズ第2弾『だまされた花嫁』チョコ!!!!!!」
オペラオーがくれたチョコには第2弾がありました。ここでの元ネタは……自信はありませんが、スメタナ作曲の「売られた花嫁」でしょうか?
このオペラオーのセリフは、前の魔弾の射手チョコではずれを食べて調子が悪くなった後に聞くことができます。オペラオーは懲りずにまたしてもチョコをくれたので、「売られた花嫁」をもじって「騙された花嫁」チョコという名前にしたのでしょう。
似たような題名のオペラにモーツァルト作曲の「騙された花婿」というものがありますが、有名なオペラでもありませんし、それだったらチョコの名前も変にひねらずに「騙された花婿」チョコでいいと思うので関係ないと思われます(元ネタが2つ以上ということも考えられますが)。
ちなみに、このゲームではトレーナーの性別によって一部のセリフに変化があります。性別を男性にしてプレイしていたので、騙される人=トレーナーとした場合、花嫁ではなく花婿のほうがしっくりくるので、やはり売られた花嫁が元ネタとして近いかもしれません。
●クリスマス(元ネタ:ニーベルングの指輪)
オペラオー「『ニーベルングの指輪』!!」
オペラオー「指輪の魔力で、君が人類の意思を操り、ともに世界を支配するのだ!」
クリスマスにオペラオーから貰った指輪は、かの有名な「ニーベルングの指輪」でした。元ネタは、そのままワーグナー作曲の「ニーベルングの指輪」です。
オペラ「ニーベルングの指輪」は、序夜と三夜からなる長大なオペラです。単純に休憩を入れずに演奏時間だけを考えても15時間ほどかかるので、実際に全て演奏するとなると 数日間にわたり上演されるほどです。
確かにオペラ作中でもこの指輪の持ち主は権力を手にすることができるようですが、アルベリヒの呪いにより持ち主に破滅が待っている恐ろしい代物です。こんな呪いのアイテムを渡されても困っちゃうよ~。
●皐月賞にむけて(元ネタ:トゥーランドット)
オペラオー「どうしたんだい、アヤベさん?浮かない顔をして……。」
オペラオー「はっ!?まさか君の名はアヤベさんではないのか?」
オペラオー「そうか、君の名は……『愛』!『愛』そのものだというのか?」
オペラオー「みんな、この者の名は『愛』だー!らら~らら~♪」
皐月賞という大舞台の前に、オペラオーのウザがらみがアドマイヤベガに炸裂しているシーンです。アヤベさんには悪いですけど、このイベントがオペラオー育成の中で一番面白く気に入っています。
さて、オペラネタを知らなければ「何故そこで愛ッ!?」となること必至ですが、プッチーニ作曲「トゥーランドット」のクライマックスが元ネタとなっております。
このオペラの物語を簡単に説明。トゥーランドットとは、美しいが冷酷な心を持つ中国の姫の名前であり、その夫となる人は王子かつ3つの謎を解くことが条件となっています。異国の王子であるカラフは見事3つの謎を解くが、トゥーランドット姫は婚姻することを拒みます。そこで王子は夜明けまでに自身の名前が分かれば潔く自決することを約束して一旦この場は収まりますが、これが悲劇の引き金となってしまいます。
紆余曲折があり、頑なに愛を拒んでいた姫の心変わりを王子は察して、自分から名前を明かします。名前が分かったことで勝ち誇った様子を見せる姫。もしかしたらまだ姫は冷たい心を持ったままなのか?一抹の不安を抱えながら朝を迎えます。
そして、トゥーランドットは王子の名前が分かったことを父上や群衆の前で高らかに宣言します。その人の名前は……「愛!」となるわけです。
●有馬記念にむけて(元ネタ:トゥーランドット)
オペラオー「どんな凄惨な戦いが繰り広げられようとも決着がつくまで……誰も寝てはならぬ。誰も……。」
オペラオー「そして――夜明けとともに勝つのはボクだ!」
ゲートが開くと同時に夜が訪れるなど、オペラネタを無理やりねじり込んできた感じがしますが、それも仕方ないと思います。自分だって仮にライターだと「トゥーランドット」ネタは無理にでも入れたい気持ちにかられるでしょうね。元ネタはもちろん「トゥーランドット」の名アリア「誰も寝てはならぬ」です。
トゥーランドット「誰も寝てはならぬ」
このアリアは第3幕の始めに王子カラフが歌うもので、自分の名前を知るものはここにはいないと勝利を確信した内容となっています。
そして、「誰も寝てはならぬ」というセリフはトゥーランドット姫の国民に向けた発令です。異国の王子の名前が分かるまで誰も寝てはならないということですね。
このアリアに関しては、別の切り口で以前にもブログで紹介(「誰も寝てはならぬ」は途切れない)しましたので、良ければご覧になってください。
●秋シニア三冠達成!(元ネタ:ドン・ジョヴァンニ)
オペラオー「見たまえ!これが秋シニア三冠達成の記念、『テイエムオペラ像』だ!」
それは恐ろしく精巧な像だった。今にも動き出してしまいそうなほどに……。
オペラを意識して作られた文章かはわかりませんが、今にも動き出してしまいそうな像と言えば、モーツァルト作曲のオペラの中でも特に好きな「ドン・ジョヴァンニ」を思い出します。ドン・ジョヴァンニという人物はとても好色な貴族であり、あの「ドン・ファン」という言葉もここからきています。
この精巧な像は、オペラの作中でドン・ジョヴァンニに殺された騎士長の石像をモチーフにしているのでしょう。この石像は何とびっくりドン・ジョヴァンニに話しかけることもでき、招待されたパーティーにも動き出して出席しました!騎士長はドン・ジョヴァンニに破天荒な生き方を嗜め悔い改めるように勧めますが、彼はそれを全力で拒否。結局、忠告を聞かなかったドン・ジョヴァンニは地獄へ落とされてしまいます。
ドンジョバンニ 第2幕
↑騎士長の石像が会場にやってきてからドン・ジョヴァンニが地獄に落とされるまでの歌となっております。
……オペラの元ネタを書いてきましたが、とりあえずこんなところでしょうかね?オペラオーのセリフには他にもギリシャ神話がもとになっているものが多くあります(ナルキッソスやポセイドンやラビリンスなど)。オペラの原作にはギリシャ神話が元になった作品も多いので、こういったセリフもオペラと関連付けることもできますが、オペラよりもギリシャ神話のほうが色濃く出ていると感じられたのでここでは取り上げておりません。
他にも「ルビゴン川を渡る」など知的な言い回しをしたり、何かに例えて話したりするので一度オペラという色眼鏡でセリフを見ると、際限なくオペラに関連付けてしまいそうになるのでここらで一旦元ネタ探しは終わります。このブログの最初に書きましたが、まだまだ開放していないイベントが多くあるので、今後はそのイベントも見てオペラネタを発見したらブログを更新していこうかなとも思っています。
そして無事にテイエムオペラオーはURAファイナル決勝でも1着をとりうまぴょいしたのでありました。同じ日に迎えたタイキシャトルも同様です!
……ん?白マックはどうしたかって?
これで私もメジロマックEーンの
トレーナーだな!(白目)









