プッチーニ作曲のオペラ「トゥーランドット」には、「誰も寝てはならぬ」という大変有名な曲があります。タイトルを知らなくても、音楽を聴けば「ああ!あの歌か!」となるでしょう。
●"Nessun dorma" 「誰も寝てはならぬ」
こちらの映像は見ればわかる通り、オペラの舞台上でのワンシーンを切り取っているわけではなく、コンサートでこの曲を単体で取り上げています。
なのでこの動画では、音楽の最後は「ジャッジャッジャ~~~ン!」という風に締めくくっています。ところがオペラの舞台上では、この音楽は途切れずに続き、ストーリーが進みます。
↑アリアが終わった後そのまま音楽が途切れることなく続く
ちなみに下の映像はフルとなっています。続きが気になった方はどうぞ。
「誰も寝てはならぬ」のようなとても幽玄な音楽から、少しコミカルな役回りである三大臣の音楽へ続くのは何とも言えない面白さや特異さがあると感じます。こういったことを知れて聴けるのも、実際のオペラの舞台を見る楽しみの一つかもしれません。私も最初はコンサート上でしかこの曲を聴いたことがなかったので、実際の舞台ではこういう風に音楽が流れることは知らなく驚きました。
最後にもう1曲聴いてみましょうか。
あれ?途切れとるやん!
そうです。舞台でもシームレスに続かないことはよくあります。この作中随一の名曲ですから、拍手を多くもらうためにも一旦この曲で締めることは珍しくないですね。私も実際に舞台を観て、この曲が途切れなかったことは一度もありません。ですが、音楽の繋げ方にも趣を感じる自分にとっては、オペラの舞台上では途切れさせてほしくないですね~。
↓こちら途切れない「誰も寝てはならぬ」が収録されています。