出版記念講演で真野先生が締めくくりに
言われていたこと。
「食べたコラーゲン(コラーゲンペプチド)は
お肌や骨のコラーゲンの材料になるのでは
ありません。」
「食べたコラーゲン(コラーゲンペプチド)は
体内でジペプチドに代謝され、皮膚や軟骨や
骨の細胞にバランス(恒常性)を保つ様に
命令(シグナル伝達物質)を出します。」
コラーゲンを補給するためにコラーゲンを
食べるのではなく、コラーゲン由来の
ペプチドがカラダの細胞に命令を与えて
活性化するということです。
今回の講演では、著作の本に書ききれ
なかった、なぜ、細胞に命令を与えることが
大切なのか、という点について、詳しく
説明していただきました。
「クスリをなぜ飲むのでしょうか?
⇒病気だから。病気を治すため。」
「クスリを飲まなくても病気が治る事がありますが?
⇒バランス(恒常性)が保たれるため。」
「バランスはどうやって保たれますか?
⇒組織や臓器の中で「細胞」が働くため。」
「細胞の働きはどのようにして調整されるのでしょうか?
⇒命令(シグナル伝達物質)によって。」
「命令(シグナル伝達物質)とは何ですか?
⇒体内で作られる代表はホルモン。
食事からとらなくてはいけない代表はビタミン。
工場で作られるのがクスリです。
まだ、解読されていない命令もあります。」
「命令(シグナル伝達物質)で元気になれる?
⇒食品の中の生態調整成分に着目。」
「食品由来の代謝調整因子は何か?
⇒コラーゲン由来の特定ペプチドと判明。
もともと体内で作られているもの。
年齢とともに、その命令が衰えてくる。
それを外から摂って命令を正常化する。」
改めて、細胞に命令を与えることの重要さが
よく理解できました。