健康産業流通新聞 2011年1月6日付記事より
コラーゲンは皮膚や血管など様々な組織に
存在する線維状タンパク質で、身体を構成する
全タンパク質のうち約30%も占める。
一方で、そのアミノ酸組成をみると、必須アミノ酸
は、ごくわずか。トリプトファンが欠如しており、
アミノ酸スコアはゼロになる。
そのため、栄養学的には価値のないものとして
扱われてきた。
ところが、コラーゲンペプチドを摂取すると
肌や関節の状態が改善される。
コラーゲン健康食品の普及が進むにつれ、
そのような体感性を感じる人が数多く現われた。
それに伴い、市場は急速に拡大した。
その過程においては、コラーゲンペプチドの
効果を裏付ける科学的知見に乏しかったのは
否めないものの、ここにきて研究が一気に進展。
経口摂取したコラーゲンペプチドの肌や関節に
対する機能について、臨床試験や動物実験に
よる科学的な報告が相次ぎ、その作用メカニズム
が明らかにされ始めた。