お世話になっていた芸事の師匠の訃報が入った。
20年、師匠について学んだことは、結婚を機に辞めてしまった今でも、しっかりと自分のものになっている。身近な人の通夜に参列するのは、正直つらい。それでもお別れとお礼を伝えに行くつもりである。
人は亡くなれば「無」である。
そんな事はないと言うのであれば、それは生きている人間が言う事であり、死を迎えた当の本人は、「無」以外の何ものでもない。
死後の世界を信じるのも、転生を望むのも、それは生きている人間の視点でのこと。当人が「死」を迎えた時点で、一切が「無」になる。
だから自分に言い聞かせる。
「やりたい事をやればいい。」
新たな一歩をためらう若者に伝えたい。
才能ある君へのメッセージだよ。
「留まる必要などない。限られた時間なのだから、挑戦しなさい!」