母の誕生日 | コリンのブログ

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日々の出来事や趣味の事 ~たまに愉快な仲間が遊びに来るよ~ 
「膵腺房細胞癌」でこのブログにたどりついた方がいましたら、2014年5月20日以降の「お母さん」というテーマで書いてます。

おはよう
暖かいのか寒いのか、よくわからない冬ですね。

今日1月14日は、母の誕生日でした。
もうちょっと頑張ってくれれば、68歳だったね。仕方ない。仕方ないよ。うん、仕方ないよね。

今日は母の好きな『サバラン』を買って実家に行こう。あ、でもお母さんにあげたら、すぐにおろして食べちゃうからね。そのまま残したらもったいないもんね。
 
コリンの気持ちは、少しずつ落ち着いてくるかと思っていたのですが、今は完全に二極面に分かれてる感じがします。

泣き虫コリンは、母を想い涙を流す。そして母の悲しみと痛みに同調しようとして、酸欠を引き起こす。

するとすぐに、強気なコリンが出て来て、「何をやってるんだ、お前は女優か!いつまでもビービー泣くな!」とたしなめる。

あえてもう一人のコリンがいるとすれば、
「なにも起きてない。あの日から、いやコリンが存在しはじめてから、なにも変わっていない。存在すらしていないのかもしれない」というちょっと変わった人格。

母が亡くなったあの日、最期のその時までずっと母を見てました。すべてを記憶に残したくて、そして母が身を持って教えてくれた「死の教育」を受けとりたくて。
医師の死亡確認の時に母の瞳をしっかり見ました。瞳孔が開いた母の瞳は、「可愛い」というのが正直な感想です。

もうしばらく自分の中で、この葛藤が続きそうです。そしてコリンは、ブログを書くという事で感情のコントロールをしますので、気持ちに余裕のある方は読んで下さい。

今、病気と向き合い前向きに生きてる皆さん。
笑って、笑って、楽しんで

そして、前向きになれない皆さん。それでいいんです。苦悩の中でも生きていく。苦しみながらも生きていく。それでいいとコリンは思います。母の教えは、前者であり後者でありました。コリンは母のようになりたいです。