母の病気とコリンの考え | コリンのブログ

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日々の出来事や趣味の事 ~たまに愉快な仲間が遊びに来るよ~ 
「膵腺房細胞癌」でこのブログにたどりついた方がいましたら、2014年5月20日以降の「お母さん」というテーマで書いてます。

おはよう!東京、午前中は晴れ 午後は雹や雷雨

雹? ひょう? ひょえ~!  フッ フッ

えっと・・・またまた長文 
病院の事は、1個前のブログに書いたから、こっちのブログは今後の考えをまとめようと思います。まとまらないけどね

今の正直な感想として、「もうちょっとTS-1を続けたかったな。なかなか難しい。この先、どうするか。」って思いました。続けられないショックはあるけど、仕方ないか・・・という冷静な気持ちもあります。

 昨年母の病気がわかった時のコリンの予期悲嘆が大きすぎて、それを乗り越えた今は、結構冷静かも。そうじゃない時がこの先くるんだろうけど、それはまだ「今」じゃないって感じで、今は落ち着いてます。

それに、緩和医療に移行するといっても、今現在の母の体調が悪いわけではなく、ちょっとのダルさはあるものの、元気です。食欲がないと言っても、全く食べられないわけじゃなく、毎日欠かさず食べてます。ただTS-1が効かなくなり、他の治療法がないという事で抗がん剤を止めるので、ちょっと戸惑ってしまいます。

今週の土曜日に弟も帰ってくるので、そこで家族会議をして母が望むような予定を立てていきたいと思っています。

1つとしては、もう治療はせず、痛みが発生したらとことん取り除き、ごくごく普通の日常生活を普通に楽しむこと。
もう1つは、治療を何もしないという恐怖に耐えられないようであれば、何かしらの治療を続けていくことになると思います。

前者であれば、介護保険の申請をして、在宅介護やホスピスの手配をする。
後者であれば、病院を探し説明を受け、副作用・結果のわからない治療と承知の上で、それでも可能性があるならそれを信じて治療を継続する。どちらを選ぶかは、母次第だし、その時その時で気持ちが変わってもいいと思います。

母が通えるホスピスとなると、柏の癌研東病院か、築地の聖路加か、上野の永寿病院になると思います。実は今、実家の最寄駅の近くに地元の病院移転の工事がされています。12月に完成なので、そこなら新しく綺麗で、緩和医療もしてくれるのでいいかなと考えています。

ちらっと母に聞いたら、「そりゃ、みんなの顔を見られるから家が良い」と言っていたけど、反面実家に訪れるお客様の対応が面倒だと言ってました。ゆっくり寝ていたいのに、お見舞いにこられたら顔を出さないわけにもいかないし、外で噂されるのも嫌だとの事でした。

まぁ、まだまだ先のことだけどね。今の状態を見る限り、もう1年は確実に頑張ってくれると信じています。

もし治療を継続するなら、
① 少量の抗がん剤で続けられる病院に行ってみる。
② 3大治療(手術・放射線治療・化学療法)以外の治療法を試してみる。→漢方、温熱療法、免疫療法
③ ハイフ、トモセラピー、ナノナイフの適用を調べてみる。→アレルギーで造影CTが取れないし、膵腺房細胞癌は特殊で膵臓癌とはちょっと異なるので、難しいかな。。。

こんな感じかな。
長尾先生の「抗がん剤10のやめどき」を繰り返し読んでます。適切な止め時を母の担当医から言われたのは、仕方がない。ただ一方、治療を何もしないという恐怖はどう乗り越えていけばいいのかな。
治療法がある場合、辛い副作用を伴ってQOLをキープするのが難しい方達と、母のようにQOLは病気になる前とほぼ変わらず、でも治療法がないから治療はしないというケース、どっちがいいかなんて、そんなことわかんないよね。本人がどうしたいか?が一番の問題。でも、本人だって、生きていたいし、難しい問題だよね。
誰かが決めてくれて、その通りにやってうまくいけば嬉しいし、もしダメでもその誰かの責任にして責める事ができれば、気持ちは少し楽になれるのかな。
「自己責任」って重たい言葉だね。そう、最後は生き方の問題になってくるんだよね。

母はいま何を思うのか。。。
そして父は何を思うのか。。。
姉は何を思うのか。。。
弟は何を思うのか。。。
コリンは何を思うのか。。。