緩和医療へ移行の先生の考え | コリンのブログ

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「膵腺房細胞癌」でこのブログにたどりついた方がいましたら、2014年5月20日以降の「お母さん」というテーマで書いてます。

おはよう 今日も雨で寒いね~
九州の方では雹が降るかもしれないって言ってた

さて、さて、さてと
自分の為に、そして今後の為に昨日の病院の事をまとめます。
長文悪しからず

2015年 4月13日(月)

【現在の母の体調】
・だるさと疲れはあるが、仕事をしていると忘れられる。
・食欲は以前より減ってきたが、「食べなきゃ弱る」と考えている為、きちんと食べるようにしている。
・味覚障害については、味や臭いを感じる日と感じない日がある。
・お腹が痛くなることがあって、1日2回のオキシコンチン以外にオキノームを2回飲んだ。
・風邪を引いていたときに、鼻血が頻繁に出ていた。
・食後、食べ過ぎた時はお腹が痛くなる。


【今日の診察で聞こうと思っていたこと】
・抗がん剤の副作用のせいか不明だけど、ダルさや疲れが出てきたので、TS-1の量を減らすか、飲み方を変えることができるか確認しようと思っていた。結局、そのことを話す前にTS1は終わりになった。


【採血の結果】
・いつものように大きな問題はなし。
・腎臓・肝臓・栄養・貧血の数値も問題なし。
・もちろん、CA19-9腫瘍マーカーも問題なし。


【CT(造影剤なし)の結果】
・腫瘍が大きくなってきている。
・TS1の効いていないところ(胆嚢の近く)が大きくなってきてる。
・昨年4月に撮ったCT(造影剤あり)の時より、大きくなった。


【先生の考えと判断および薬剤師の先生の助言】
・昨年4月に初診
  →ゲムシタビン治療後、効果なく大きくなった。
  →TS1治療後、2cm近くも小さくなった。
  →TS1継続後、3クール目位までは抑えられていた。
  →4クール目以降は毎月CTを撮って経過をみたところ、大きくなってきている。
・抗がん剤が効かなくなったところには、入れても入れなくても変わらない。
・TS-1が効かないなら、続けるより、ここで一旦止めて今できる日常生活を楽しんだ方がメリットが大きい。
・抗がん剤は、多少なりとも副作用が出るから、効かないのであれば「毒」でしかない。それであればスパッとやめる決断も必要なのかなと先生は思うとのこと。
・逆にTS-1に執着する必要はない。抗がん剤を続けて逆に命を縮める可能性もあるから、今日止めるという判断はベストチョイスだと思う。
・今後、腫瘍がどれくらいのスピードで大きくなるのか、或いは今の状態でゆっくり進むのか、先生にもわからない。「いつまでもつか」とか考えるよりも、今できる楽しみ、やりたいことを楽しんで下さい。
・以上のことを踏まえると、抗がん剤を止めるタイミングだと先生は考えている。
・抗がん剤をやらない事の方がベストチョイスと判断する時期。
・腫瘍の大きさは関係ない。腫瘍が大きくなっても他の臓器に影響を与えなければ問題ない。例えは消化管を圧迫すると食事がとれなくなってきたり、腸を圧迫すれば腹痛が出たりする。それは今後症状が出てきた時に、対処していきましょうとの事。
・他の病院で治療を受けてみたい場合は、紹介状を書きますからねと言って下さる。


【今後】
・2週間後に体調を聞かせて下さい。
・診察後、相談支援室で今後について相談しましょう。緩和医療・ホスピスについて、今すぐじゃないけど、早めに一度行っておくとよい。顔合わせだと思っていけばいいですよとのこと。
・在宅医療という方法もあるので、よく相談してみて下さいね。
・築地に通うのが大変でなければ、痛み止めはこれからも出すし、経過も見ていくので、これで終わりじゃないですからね。
・食欲不振の薬もあるし、ダルさをとる薬もあるから、心配しないで。
・今後の治療を継続するのか、何もしないのか、それ以降は個人の考え方の問題になってくるから、正解も間違えもないんですよ。ご自身の生き方の問題なので、ご家族で話し合ってみて下さい。


以上。昨日の診察内容をまとめてみました。
良い病院、良い先生、良い薬剤師の先生に出会えたなと思います。
さて、次のブログはコリンの考えと今後に向けてやる事をまとめます。