世界遺産 輪王寺大猷院(りんのうじたいゆういん)
三代将軍家光の廟所だが、「東照宮を凌いではならない」
という家光の遺言により、規模は小さく控えめな作り。
しかしながら意匠の異なる5つの門や細部にこだわった
装飾は見事です。
大猷院という名は家光の諡号(しごう)。
仁王門(重文)
左右に高さ3.2mの金剛力士像。
2体の口の形が、「阿吽」になっているのは、物事
すべてに始まりと終わりがあることを表現。
二天門(重文)
日光山内で最も大きな門。
表に、広目天と持国天を祀ることから二天門とよばれる。
写真は残念ながら、平成の大修理中です
表の持国天 東を守る守護神
表の広目天 西を守る守護神
天邪鬼を踏みつけている。
裏の風神 指は4本で、東西南北を表している。
肩に抱えているのは風袋。
裏の雷神 3本の指で現在・過去・未来を表現。
雷を起こすバチを持つ。
夜叉門(重文)
東西南北を護り固める。
鮮やかな採色が目を引く門には、霊廟に悪鬼が侵入しないよう、
夜叉が護り固めている。
天井に施された、日光彫の原型とされる透かし彫りも必見。
北 烏摩勒伽(うまろきゃ)
左手に弓、右手には破魔矢の原点ともいわれる矢を持ち、
象の膝当てをし、素足。
南 毘陀羅(びだら)
肩から金色の衣をまとい、一番派手な服装。
膝当てはナマズが顔をだし、靴を履いている。
東 阿跋摩羅(あばつまら)
金色の肩掛けと、白虎の毛皮を腰に巻き、素足。
威圧感のある表情が特徴。
西 犍陀羅(けんだら)
右手にこん棒を持ち、水玉模様のブーツを履いている。
コミカルな左手の表情もかわいい。
唐門(重文) 拝殿の入り口にあたる門
高さ3mと小規模ながら繊細な彫刻、金や白の採色が
隅々にまで施されている。
拝殿・相の間本殿(国宝の金閣殿)
拝殿の先、相の間をはさんで、家光の御本尊が祀られた
本殿がある。拝殿の天井には、140もの龍の絵がある。
写真は横から撮ったものです。
ちょうど、この写真を撮っているときに、後ろの林の中で
鹿2匹が草を食んでいました会えてすごくラッキー
皇嘉門(重文) 奥の院の入口にあたる門
家光の廟所がある奥の院の入口で、中国・明朝の建築様式を
取り入れ、竜宮門ともよばれる。
展望所
天界から人界庭園を眺めてご覧くださいと書いてありました。
仁王門に入る前に左手に常行堂があり、そこも見てきました。
これで、輪王寺大猷院は終わりです。
ちょうどお昼なので、「きしの」というお土産やさんで
ランチにしました。
そばセット 1,500円 かなり観光地価格になってます
次は、いよいよ日光東照宮です