前回、リエンジニアリング革命は、実現するには難しい。と書きましたが、やはり、ただのリストラと同じように考えられたり、1部門だけの主導などで行われたりして、失敗事例も多く聞かれることがありました。
といっても、ちゃんと本の通りに実践すればそんな大きな失敗はないと思うのですが。
内容をきちんと理解しないままに取り組んで失敗するのは仕方ないですよね。
で、M.ハマー氏が、この失敗事例を少なくするために寄稿したのが、この 『PEMMでビジネスプロセスを改革する』 です。
最近の 『CIMM』 と同様に、
現在のプロセス思考をそれぞれ評価し、
今どのステップにあって、
次のステップに行くには今度は何をクリアしなければならないのか。
を示したものです。
PEMMでは、
ビジネスプロセスの成熟度と、
会社の成熟度
の二つの視点から評価し、
それぞれ脆弱な部分を見つけてくれます。
これを元に、企業は何を補完する必要があるのか。
を考えればよいというものです。
それぞれの成熟度モデルの表もあり、一読していて損はないと思います。
ちなみにこの成熟度モデルの表、英語版であればHBRのサイトからPDFでダウンロードできます。
http://harvardbusinessonline.hbsp.harvard.edu/hbsp/hbr/articles/article.jsp?ml_action=get-article&articleID=R0704H&ml_page=1&ml_subscriber=true
しかし、CIMMにしても、このPEMMにしても、アメリカ人は形にするのがうまいですね。
内容は当然のことを書いているのですが、形にしないとうまく実践できないものですよね。
わかっていながらできない日本は、次のステップに行くための物事を明確に整理・表現していないからなのだと思います。
そして、
『どうしたらできるのか』まで行き着かず、
『どうしてできないのか』だけ口に出してしまう。
否定するのは簡単ですからね。
1年目のコンサルでも、ちょっとした理由つけて『できません』とは言えます。
コンサルってものは、
『どうしてできないのか』
を報告するために雇われているのではなく、
『どうやったらできるのか』
を提案・実現するために雇われているものだと思っている今日この頃でした。




