お遍路中,1000円のお接待を頂く | イラストとマンガ ときどき哲学

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こんばんは!

 

誰かの肩の荷が少しでも軽くなられたらと思い,ブログ投稿させてもらっています!

 

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今月中旬まで,四国八十八か所お遍路に行っていました

そして,徒歩にて通し打ちすることが叶いました.

多くの周りの暖かい協力があったからこその満願(お遍路を1周回れたことを指す)であり,大きな感謝を感じていますニコニコ

 

本日は,お遍路中に改心した一つの出来事を紹介します.

 

※今後も少しずつお遍路での出来事をたまに紹介できればと思います指差し

 

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高野山奥の院までのお礼参りを含めまして,45日間のお遍路でした.

4日目の出来事だったのを覚えています凝視

 

このころは,

「毎日ひたすら歩いて歩いて,旅館でおいしいビールを飲んで,しっかり休む.」

 

そんな社会人とのギャップに新鮮さ,楽しさを大きく感じていたころだったと思います.

 

あるお寺さんにお参りしている際,その一つ前のお寺さんでもお会いしたひとりの年配の男性と再会し,雑談をしていました.

 

「しっかりと読経しているのは,あんた偉いよ.大体若い者はしないもんだ」

 

と,幾分不真面目遍路であった自覚があったものの,たくさん褒めていただけましたにっこり

 

さらには,これでおいしいもの食べなと千円札を私の手に握らせてこられました.

驚きで遠慮をもちろんしたものの,「これはお接待だから,もらうのが正しいのだよ」と言っていただき,素直にお礼を伝え,いただきました.

その後,お互いの今後の幸せを願い別れました.

 

 

客観的には素敵な出来事に見えた一方,私の心の中には暗い考えが見え隠れしていました.真顔

 

◆千円札をいただいたときの気持ちです.

 「千円か.千円ぽっちで何ができるだろうか.会社員時代は,残業1時間で2千円はもらえたもんなあ.あまりありがたみがないなあ」

 

こんな気持ちがでたことに,私自身とても驚くとともに恥じ入りました驚き

自分の世の中を見ているレンズが,部分的にとても歪んでいるように思ったんです.

 

改めて考えますと,千円を見ず知らずの初めて会った人に,その人がたらふくご飯を食べられるようにという気持ちで渡す.その行為がどんなに素敵で,だれでもできることではないということを...

 

その日の旅館への道すがら,自身の考えを強く反省するとともに,改めて,千円の重さに,お接待いただいた男性の気持ちに,大きな感謝をしました.

頂いたのが千円ではなく10円だったとしても,男性の気持ちを考えると,同じ感謝が出てきたと思います.

 

いつのまにか,世の中を見るレンズが歪んでいた.

そのショックを受けた出来事でした.

 

それとともに,相手の素敵な,尊い気持ちに感謝することの大切さを改めて知りました.

 

 

自分に対しての,現実的なメリットがいくらとかではなく,相手の気持ちに素直な感謝をもてるっていうのが大切だと思います.

そして,相手のそんな親切な気持ちに気づけることができるような人でありたいと思います.

 

身近で,親切にしてくれている人,改めて考えると思いつくものではないでしょうか.

その親切な方の気持ちに,この投稿をよんでいただいたこの機会にぜひ,感謝するのはいかがでしょうか.私のように暗い気持ちになる前に,感謝を習慣化していただければ,私の経験も少しは役立つと思いました.

私も,身近な人に改めて感謝の気持ちを明確にし,今日は寝ようと思います!

それでは!