ふと窓際に目を遣る。
窓ガラスを濡らしながら雨が滴る。
ソコから見える風景はいつものソレとは違い
歪に世界を見せてくれる。
その光景も嫌いじゃない。
その音に耳を傾ける。
定期的に聞こえてくる雨粒の弾ける音。
時に雑踏に消え入りそうに弱く。
時に耳障りなほど強く。
そのどれもが私にとって心地良い。
子供の頃を振り返る。
傘を差したり、レインコートを着たりして外に出る。
その時のパラパラという音が好きだった。
偶には其れ等もせずにずぶ濡れになったり。
水溜りでわざと飛び跳ね
泥だらけになって遊んだ事も懐かしい。
働き始めた頃を振り返る。
傘を差すことはなくなった。
降ってくる雨に身を任せるのが心地よかった。
汚れたモノを洗い流してくれそうな。
全部キレイにしてくれそうな。
濡れていくことで得られた安心感。
そういうモノがあった。
その時には確かにあった。
ここ最近の雨の休日の過ごし方。
窓を開け
その音を楽しみ
その空気を感じながら
コーヒーを淹れたり
好きな曲を流したり
本を広げて活字と戯れたり
考え事をしてたり
好きなように過ごしてる。
自分の時間を楽しんでる。
…。
今はあんまりソレも出来てないけどねｗ
雨を題材とした曲には失恋のモノも多かったりで
他にも色々とマイナスイメージが多いけど
私は好きだったり。
五月雨、小夜時雨、遣らずの雨などなど
其れ等を表すコトバの響きも好きだったり。
止んだ後に見られる
陽の光との共演も
キレイだな。と見蕩れたり。
そういうのを見るのにも必要だし。
うん、私にとっては全然マイナスじゃない。
そんな訳で～
いつか見た雨上がりの蓮。
開花してからは短命だけど好きだったり。
睡蓮ほしいな睡蓮。
てかまた見に行きたかったわぁ…
早よ何処かに出掛けたい…
＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊
まぁね？
降り過ぎたら災害になるから…
アレなんだけどね…？
何事も程々でありたいモノです。
(´・ω・`)