昨日,原因不明の発熱のため仕事を休んだ。
その埋め合わせに,休日出勤して図面を書いていたのだけれど
休日は問い合わせなどが無いため,思ったより仕事が捗り
予定より早く完了した。
いつもこれくらい捗れば,残業などなくなるのに。

少し前,同僚たちの間で話題になった
「ぺヤング激辛やきそば」てのを遅ればせながら食ってみた。

クライドのがん日記(再発編)


味は化学的な辛味で,言うほど旨くも辛くなかった。
食った後,口の周りがピリピリするのが不快。

埋め合わせの工数分の設計作業は終わらせたが
このまま引き続き未整理の設計図書の整頓を行うか・・・
さっさと帰って包丁でも研いで,今晩は気合の入った飯にでもするか。

どうすっかな。
3月10日土曜日

8時30分の予約時間のとおり受付.
問診票に諸々記入し,検査衣に着替え案内される.
「いまからおよそ2時間,PET室から出られません」とのこと.
カードキーで出入りを管理された部屋の入口には
「放射線管理区域」「放射性同位元素取扱室」と表示されている.
これから注射されるFDGは放射性同位元素(フッ素18)を含み,その半減期は
およそ2時間なのだ.少し嫌な気持ちになった.

管理区域内に入るとすぐに処置室でFDGを静脈注射された.
運ばれてきた小さなシリンジは,タングステン合金のシールドに覆われている.
看護師さんは,ニコヤカになんの防具も着装していないが平気なのか.
FDGを一気に注入した後,何度かフラッシングし注入終了.
その後,パーテーションで個室のように設えた休憩室で水分を摂りながら待つ.
この休憩室も当然,放射線管理区域内だ.
少し暗く,静かな部屋でTVを見られるようになっている.
FDGはすぐに尿として排出されるため,PET撮影の直前で排尿しておかないと
尿路や膀胱に尿としてFDGが集積されたままになってしまい,その部分が正確に診断できなくなるらしい.

30分後,トイレに入りいよいよ撮影.
トイレには「尿に放射性物質が含まれて居るため,飛び散らないように男性も座って排尿してください」と張り紙されていた.

撮影室は暗く大きな部屋で,ど真ん中に巨大な装置があった.
Philips社製のPET-CT.とにかくでっかい.
撮影の順序は(おそらく)CTで全身撮影,その後PETカメラで全身撮影,最後に息止めしながら肺だけのCT撮影だった.予定外のような口調で「最後に肺だけを撮影する」と言われ,少し心配になって「異常があったから?」と聞いてみたが,全身撮影では息止めしないので肺がきれいに写らないため,肺だけを撮りなおすのだそうだ.全員に行うことなので心配ないと言われた.撮影にはおよそ20分かかった.

まあ何だ.
なにかにつけ,神経質になりすぎだな・・・.

この後,最初の休憩室でTVを見ながら11時ころまで過ごす.渋谷駅で人身事故が発生し,連絡する各線に遅れが出ているとニュースで言っていた.帰りの電車のことが心配になってきた.

約束の2時間を経過したので,やっと開放される.
受付で料金を支払って,すべてが完了した.
かかった費用は32,000円.自分用に別のCDを作ってもらうため,その代金が1200円だった.データはおよそ1週間後に出来上がるらしい.

PETは糖の集積の具合を観察する検査なので,脳など糖代謝の強い組織診断には向かないらしいが,回復しつつある傷なども含め,異常のある組織を浮き上がらせてくれる.小さなものでもシッカリ映るらしい.PETだけでは境界が不明瞭らしいが,同時に撮影したCTでそれを補完し,身体のどの部分なのか特定することが出来る.はず.とのこと,

ともかく,無事に検査自体は終了.26日に検査結果を聞きに行く.
スギ花粉のアレルギーが少し出ているだけで,体調はすこぶる良好.
予定していたとおり,検査に行ってきた.

結果は,限りなく黒に近い灰色.
どういうことかというと
腫瘍マーカCA19-9はさらに上昇し120に
2月に採ったものだが,抗p53抗体も8・4と異常値.
つまり,高値上昇中というものだった.

今後の予定は,3月10日にPET-CTの検査を受ける.
自分が治療を受けている病院にはPET-CTが無いため
専門の病院で検査を受け,診断はこちらで行うことになるらしい.
なので,最新のCE-CTの画像データと紹介状をもらって帰ってきた.

画像データはCD-ROMに入っていて
中身はビューアで自由に見えるようになっていた.
ビューア自体も簡単に操作でき
↓のように表示させて遊んでみた.
クライドのがん日記(再発編)-画像ビューア
PlaneをX-YとX-Zで同期させて送れたり
画像コントラストを色相に置き換えたりできて,なかなかすごい.
まあ,読影できない者が見たところで何の意味もないのだけど.

ともかく,PETを受けるということは
CE-CTやMRIの不得意とする場所
あるいはこれまで撮影していないどこかに
転移のある可能性が高いということなのだ.

PET-CTは高額な検査だが,全身をいっぺんにスキャンできる.
どんな結果にせよ,白黒はっきりしたほうがむしろありがたい.

血液検査によれば,免疫系の状態はこれまでに無いくらい良好で
基本的な部分ではいまだ,健康か健康に近い状態のようだ.
食事を改善した成果なのかもしれない.
前回,異常値を示していたC反応性蛋白は正常値に戻っていた.



いろいろな考えが浮かぶが,パッとはまとまらない.
整理しながら少しずつ書いてみようかと思う.






検査のメニューは予定通り
血液検査→造影CT→上部消化器内視鏡で,その後に診察.

CTについてはいつものとおり.

ただ,造影剤を入れる針を検査室に入る前に看護師さんに刺してもらい
検査直前までヘパリンをつないで待機するように段取りが変わっていた.
検査中に何が起こることもなく,ほんとうにいつものとおり終了.


で,緊張の内視鏡検査.名目はスクリーニングだけど
何か出るかもしれないし.

内視鏡検査の準備中,説明を受けながらノドの麻酔などを受けつつ
「若いころにひどい目に合ったので内視鏡と聞いただけで胃が痛む」と言ったら
ベテランの先生が検査してくれることになった,
カメラも「9番」って比較的細いというやつにしてもらえた.
そんな配慮のおかげもあってか,検査はあまり苦痛なく終わった.
ああいった検査は完全に手技によるものだろうから
苦痛少なく終わったのは,卓越したスキルによるものだと思う.
本当に感謝.

結果のほうと言えば
若いころから年がら年中,胃がキリキリ痛んだりしていた割りに
まったく正常な状態らしい.
あっけない結果にホントカヨとも思ったけど,これでひと安心.

そして診察.画像診断の結果を聞く番.
これもドキドキなんだわ.

頚部,肺・肝臓・大動脈付近そして残っている大腸,と念入りに確認してくれた.
左わき腹が少し痛んだり,首筋に違和感などがあるが
画像診断上の問題は発見されなかったらしい.
「少し体重が増えすぎだね」と食生活に話題がうつるかと思いきや
先生がチラリと血液検査の報告書.
「!」
CA19-9の異常値を示す「H」の横に「80」と記されていた.
三ヶ月前の検査結果では「16」だった.
今回は,C反応性蛋白にも若干の異常がある.

これはどういうことだろうか.
画像に現れない大きさの異常な組織が身体のどこかに存在する.
そしてそれは三ヶ月前に比較して,活性が高まっている.
そういうことだ.

来月,血液検査を受ける.

どうやら楽観的な状態が続くことはなさそうだ.
が,腹をくくるには,まだまだ早い.
きっと大丈夫さ.
早いもので,ずっと先だと考えていた検査の日がやってきた.
明日は胃カメラを飲まなければならない.

生検の可能性が高いので鼻からはできないんだって>ヒメ

なので,鎮静剤をしっかり使ってもらって乗り越えるしかない.
おまけに内視鏡は少々旧型で,でかいって.気が重い.

内視鏡は嫌だし,実際に胃の状態も気にはなるけど
実は,画像診断で何かが出そうな気がしてならない.
ただなんとなく「今回はヤバイ」と感じる.

最初の手術のあと漠然と「3年くらいは何とか生きられるだろう」などと考えた.
その3年が経過しようとしている.この先どうなるだろうか.
例の線図を見れば,曲線はまだ急傾斜で下を向いている.

ともかく,逃げ出すわけにはいかない.