新しい年が明けた。

めでたい年になるかどうかは分からないけれども
去年よりは,いい年にしたいと思う。

病気が分かって以来ずっと
何かにつけ「自分には今度は無いかもしれないんだ」と
いつも急ぎ足で過ごしてきたが,ちょっと待てよ・・・
今度が無いかもしれないからこそ,ゆっくりと過ごすべきなのかもしれない。
などという思いも浮かぶ。

いつも無意味に急ぎ,イライラして不毛な時間を過ごすことはやめて
身の回りに存在するすべてをいつも,慈しむように過ごせば
最期のときも心安らかにいられるかもしれない。
などと考える。

思いおこせば,療養に専念していた2年前よりも明らかに
復職してからはイライラしている。ずっとイライラしている。ずっと。

自分は理不尽に対する怒りを原動力に,仕事に打ち込むタイプなので
ストレスの高い職場のほうが実力を発揮できる。けれども
身体には良くないのだろう,2年の間に,がんは再発した。肺と肝臓に。

まあともかく
今年は,心安らかに過ごすことを心がけようと思う。
11月7日の検査の結果

血液と尿の検査結果は,ほぼ今までどおり。異常なし。
胸部単純X線写真撮影が追加されていたけれど,これも異常所見なし。

で,腹部超音波検査。どうやら異常があったらしく,
先生は何度も何度も見直していた。肺メタ発覚のときを思い出す。
「んーんー」と唸ってから,おもむろに検査技師に内線。
「異常所見にある,23×18のこれって何?」と口調が険しい。
技師さんが電話口で説明しているのか,しばし沈黙・・・。
わずか30秒ほどだったが,たまらない気持ちになった。
結局,異常は術後変化でメタ(転移)では無いという事。
ホッとした。ホントに。

検査のたびに,前の晩からドキドキする。
たまらんわ。

次回の定期健診は来年の2月なのだけど
CTなどのほかに,胃の内視鏡検査が予定されている。
普通は原発巣の手術前に,胃の検査も行われるらしいのだけど
自分の場合,入院時にすでに腸閉塞を来たしていたため鼻からイレウス管が
挿管されていたので胃部の検査はX線写真だけしかできなかった。
先生は,それをどうやらずっと忘れていたらしく,今になって
「大腸にある人は胃にもある場合があるので検査しないとダメなんだよ」だって。
・・・思い出すの遅いよ。先生。

そんなわけで胃の内視鏡をするのだ。次の検査は非常に気が重い。
20代の頃,嗚咽反射が強すぎて内視鏡を飲み込めず
検査が中止になったこともあるので,非常に心配。
先生は「イレウス管を1ヶ月も入れたままで平気だったんだから,
胃カメラくらい,どうという事は無い。大丈夫だよ!」なんて言ってくれたけど
あれは決して平気でいたわけでは無いし・・・。

ともかく今回の検査では,何も異常は見つからず
2月までの間は通院の予定は,無し。

血液検査・尿検査・胸部単純X線写真・腹部超音波検査と診察で
代金はおよそ¥5,000-だった。

3月の地震で書棚がぶっ倒れ,中身がグチャグチャになってしまった。
その中に,2009年からの血液検査結果や当時のメモなどの資料があった。
一応,何度も整理を試みたのだけど酒瓶なども一緒に割れたので汚れもひどく,まとまりがつかなかった。
なので,内科の治療の完了をきっかけに,これまでの血液検査結果のサマリを全出力してもらった。

看護師さん無茶を言ってすみません。ありがとうございました。

そんなわけなので早速,それら記録の整理を始めようと考えている。
また随分と長く更新が途絶えてしまった。

10月5日に最後の内科受診の後,体調に大きな変化は無いのだけれど
ここ2週間くらい,左手首に心当たりの無い痛みが続いている。
痛みの程度は軽い捻挫くらい。
いきなり骨に転移なんてことは無いだろうな・・・。

今日は,午後から久しぶりに外科の外来を受診する。
内科の治療が完了したので,今後は外科でサーベイランス。
今回は予約の都合でCTは無し。
血液検査・尿検査・超音波検査のあと診察。

外科の先生は血液検査の項目に必ず,TG(中性脂肪)を入れる。
食生活を監視する意味らしい・・・。
たまにお酒を飲んでいるのもばれてしまって
きっと,お小言を頂戴するだろう。
この先生は怖いんだわ。

ともかく
検査結果に異常が無ければいいな。
ほんとに。
9月14日 Xeloda 7コース目を終えて

相変わらず残暑は厳しく,連日30度を越える陽気だけれど
日向にいても太陽のエネルギーの衰えを感じる。もう秋だ。
仰ぐと雲は高く,空の色もなんとなく薄く感じる。

治療は7回に回数は減ってしまったが,09/07をもって無事に完了した。
終盤は副作用もほとんど発現せず,シミや痣のような皮膚障害はむしろ
服用の最中から改善されてきた。21日に内科最後の診察を受けると
今後しばらくの間,通院は定期検診のみになると思われる。

秋めいてきてエアコンの効きがよくなり,湿度も低く過ごしやすいが
朝晩は少し肌寒かったりする。そして,完全に治まったと思っていた
肋間神経痛がまたはじまった。
切開した部分から,手術直後に痛んだ背中まで。
左右同じようにシクシク痛む。左は胸の辺りまで痛む。
治ったんじゃなかったんだな。残念。

体調は万全だし,外見上は健康そのものだが
何処かが始終痛むくらいがむしろ,生きている実感があってよい。
そう考えることにする。
更新が途切れていただけでなく
記憶も途切れていた・・・。
なので思い出しながら。

7月13日 Xeloda6コース目。

今回の診察前の血液検査には,腫瘍マーカーの測定が追加されていた。
およそ3カ月ぶりだ。結果は陰性。

特に何の変化もないので,治療は継続。
6コース目のスタート。

白血球数はおよそ4500,リンパ球数は25%。
良くも悪くもない。そんな状態。


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治療の回数を間違えるほど記憶があいまいになるなんて
実は安心しているのかもしれないな。

主治医(外科の先生)に尋ねられた時,記憶があいまいなそぶりを見せたら
えらいことになるので気をつけなければ・・・。

安心するのは5年以上たってからだよ!と,また言われちまう・・・。

確かに,元気でいることと健康であることは,同じ意味ではない。
それはよくわかる。