予定されていたとおり本日から入院です。
新病院になってからは初めての入院。
病棟はまるでホテルのようでビックリ。

いつも持ち歩いているモバイルルータはLTEをしっかりつかんでくれるので
タブレットでHuluの映画を観たりしています。
今もタブレットで入力しているのだけど、文章入力はやっぱりPCですね。

初日の今日は、血液検査があっただけで、あとはベッドでゴロゴロです。
明日も治療が始まるのは14時頃だというのだから
なにも今日から入院する必要は無かったのでは。

夕方に内科のY先生が病室にやってきて
「あなたはBRAFが変異型なのでCET不応の可能性が高いため
分子標的薬はBevにします」と、今日になってレジメンが変更になりました。
FOLFIRI+Bev。
頭はツルツルに禿げるにしても、痣だらけだったり瘡蓋だらけには
ならないですみそうです。高血圧症だけが心配かな。

指が太く手の大きな僕には
タブレットで長文を入力は無理なので
続きはまた明日。
はなさん,まっき~さんコメントありがとうございます。
今はまだ,ボニーさんの写真をまともに見られないような状態ですが
この怒りや後悔・寂しさを,きっと昇華させます。
ボニーさんがどこかで見ているような気がするから。
神様も仏様も信じず,魂だの霊魂・死後の世界などを鼻で笑ってきた僕が
こんな風に感じるなんて明らかに変なのだけど。

でも,悪いニュースばかりではないのです。

8月27日のこと
この日は,頭部MRIと脳神経外科の診察,内科の診察(面談)
放射線治療科の診察がありました。

もしも仮に,放射線治療の結果がまるっきり不良だったり,縮小の兆しがなければ
内科の面談時に「今後は無治療で過ごす」と伝えるつもりで検査に臨みました。

まず,先日のSRTのサーベイとしてMRI検査。
img021.jpg
モニタのハードコピーの印刷物をスキャンしたので画質が悪いのですが
左の上下が照射前の様子,右の上下が8月27日の状態。
放射線診断科の確定診断ではなく,脳神経外科のH先生の診断なのですが
「脳浮腫は,ほぼ完全に消滅。腫瘍も縮小を始めている」とのこと。
容積の計算をしてみると,およそ25%(4分の1)に縮小しています。
見通しとして,2年前の治療と同じようにおそらく「2ヶ月程度で消滅するだろう」とのことです。
放射線治療科のS先生も同じ意見でした。

内科のY先生は,外来の予定のない日に診察が入ったせいか,大変に不機嫌でした。
或いは,2012年10月に,エルプラットでアレルギが出てレジメンの変更の必要がでたとき
イリノテカンベースへの変更を,強硬に拒否したことを根に持っているのかも知れません。
今回はセカンドラインとして,イリノテカンの使用を避けられないのに,副作用を理由に
8月12日に一度,拒否しているためY先生は「治療するしないの決定に時間をかけるつもりは無い」と。
碌に説明も聞かず,これまで僕は「イヤです」の一点張りできたのだから,仕方ないのかも知れません。
不遜な患者です。

これまでは,年老いた愛犬のために,一日でも長く生きていられるように治療してきたので
もう,つらい副作用を我慢してまで治療を再開する意味は無いのかも知れないとも考えたのですが
愛犬の死を都合良く解釈・利用して逃げ出すことはできず,治療を受けることにしました。
予定されているレジメンは,FOLFIRI+分子標的薬(ErbitaxかVectibix)とのことです。
初回は入院して全身管理の下,行うことになりました。
9月10日から4日間。
予想される副作用は,FOLFIRIによるものが,脱毛・消化管障害・倦怠などで
分子用適薬はいずれも皮膚障害で多くの場合,痣や挫創として現れてくるようです。
副作用が強く出た場合,頭がツルツルに禿げて瘡蓋だらけになったり・・・。

医療者はいつでも「命に優先することなど無い」と言いますが
せいぜい6ヶ月程度の余命延長のために,この治療が必要なのだろうかという
そういう疑問は払拭できないでいます。
しかも,セカンドライン導入時の奏効率は,およそ37%・・・悩ましい話です。

考え込んでいられる時間は過ぎてしまったので
入院の準備を急がないと。



これまで,なににも集中できず,それでも
何度かブログに書いたのだけれど投稿する気になれず
やっと今,報告できます。

8月13日のことです。
世間では盆休みが始まり,どこかボーとした気配でした。
僕は脳神経外科の診察のために通院。
今回は画像診断がないので,簡単な問診と,もうじき飲みきる
ステロイドホルモン剤の処方を受けておしまい。
やはり「化学療法を受けるか悩んでるの?」といわれました。
脳神経外科の立場からは「身体の方に活発な癌が存在すると
また再び脳へ転移する可能性が高いので,可能であれば治療することを勧める」と。
放射線治療も万能ではないし,多発性だったり,以前に転移した場所に近かったりすると
やっかいだ,ということらしいです。

治療をするのか,しないのか考えながら帰途につき
途中いろいろと買い物をし,帰宅。12:25頃だったと思います。
玄関を開けると,留守番していたボニーさんが飛び出してきました。
手に持った荷物で押し戻そうとしたのだけれど,すり抜けて出て行ってしまいました。
途中何度か振り返り,制止する声も,呼び戻す声も聞こえていたはずなのに
止まろうとはせず,どんどん走りそのまま行ってしまいました。

想像しうる限り,最も恐ろしい死に方をさせてしまい
今でも何故あんなことが起きたのか整理できないでいるのだけれど
ボニーさんは死んでしまいました。

前にも書いたとおり,いろいろと整理を進め
今回の転居でやっと準備の全てが終わろうという時
考えると,この2週間ほどずっとイライラしていたのかも知れません。
ボニーさんは,そんな飼い主に愛想が尽きたのだろうか,とも思ったけれど
「とうちゃん最近ちょっと怒りん坊だから少しだけ懲らしめてやろう」
ボニーさんはそんなつもりだったのではないかと,今は,そう考えています。

12年間,一緒に暮らす中で,ボニーさんにしか分からなかったこと
僕にしかわからなかったこと,いろいろあったはずだけど
ボニーさんと僕,どちらにも分かることは楽しい思い出ばかりです。

ボニーさんと僕の物語は,こんな形で急に終わってしまいましたが
これまでの,たくさんの楽しい思い出を大事に生きていこうと思います。

0851.jpg

ボニーさんや僕に親切にしてくださった皆さん
ボニーさんをかわいがってくださった皆さん
本当にありがとうございました。
 

新たな脳転移に対するSRTから3週間になる。
暑さのせいか,引っ越しの疲れのせいか,少しダルいのだけれど
本質的な体調には異常はない。
ただ単に冷房の使いすぎかも知れない。

「脳への転移を来している場合,放射線治療で成果を得られたとしても
多くの場合,生命予後は1~10ヶ月」
ばかげた話に聞こえるが,脳に転移するほどに高度に進展した癌患者の場合
すでに全身状態が悪いか,或いは他にある転移が制御不能の状態にあるなど
多くの場合,厳しい状態にあるからだそうだ。
自分が当てはまるかどうかは分からないけれど
統計的にそういうことなのだ。

今日は,8月5日に行った検査の結果を聞きに病院へ行った。
検査の内容は,血液検査・尿検査,胸腹部骨盤造影CTだ。
まず,お腹。
これまで通り,吻合部に局所再発の所見なし。
腹部実質臓器に転移所見なし。腹部・骨盤部に有意なリンパ腫大なし。
病的な腹水貯留なし。
お腹は外見上クリーンだった。

WS000050.jpg

次に,胸。
左肺底部に結節を認める。新たな転移病巣の可能性あり。
新しい異常所見のためフォローが必要。
左肺門リンパ節に25mmの腫大を認め転移の所見。

縦隔・鎖骨上リンパ節に有意な腫大なし。
まとまった量の胸水貯留なし。
骨に病的所見なし。

新しい転移が,ふたつ見つかった。
ひとつは肺の下のほう。はじめて結節として描出されたので
今は転移巣とは合理的に説明できず,あるいは炎症性変化かも知れない。
今後の検査で様子を観察する。
もうひとつは,肺門リンパ節に転移と考えられる腫大が指摘された。
これは,おそらく2012年4月に見つかった肺門リンパ節転移の再燃なのだろう。

また,可能な限り化学療法を加え,少しでも余命を延長するか
負担や副作用を避け,無治療のままQOL維持するか,選択を迫られることになった。
2012年当時よりも,今回の見通しはいくらかキビシく
無治療で生存できるのは,今後4~6ヶ月程度ではないかということだ。

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「脳への転移を来している場合,放射線治療で成果を得られたとしても
多くの場合,生命予後は1~10ヶ月」
ばかげた話に聞こえるが,脳に転移するほどに高度に進展した癌患者の場合
すでに全身状態が悪いか,或いは他にある転移が制御不能の状態にあるなど
多くの場合,厳しい状態にあるからだそうだ。
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2週間後に,今回の脳転移に対するSRTの効果測定のMRI検査と
脳神経外科の診察があり,その後,消化器内科の医師の診察(面談)を受ける。
その時までに自分の考えは,まとめておかなければならない。

「こんど治療を行わなければ,これまでの治療が無駄になるだけだ」という考えもある。しかし
「これまでの治療は,いま生きている自分のためのもので,効果は十分に得られた」とも考えられる。
急に死ぬようなことがあっても,周りには極力迷惑をかけないように,2年かけて色々整理してきた
やっと身軽になったと思ったら,無治療なら4~6ヶ月の命。考えどころだ。
ただ「これ以上,何かを犠牲にして,命だけが残っても仕方がない」とも思う。

仮に治療を行うとすれば,これまでにオキサリプラチンでアレルギを起こしている以上
今回はイリノテカンの使用を避けられないと思う。
想定できる副作用なども整理し直して
二週間ゆっくり考えてみようと思う。
 

脳の転移巣に対する治療からおよそ2週間。
頭痛や目眩・ふらつきなどの副作用は全く無く過ごしてきたけれど
やっぱり,脱毛が始まった。アキュナイフの時のような砂利っぱげでなく
結構広い範囲でうっすら抜けてきた。この分だと
あまり目立つようにはならないかもしれない。

今日は消化器内科の検査,体幹(胸腹部骨盤)CTがあった。
前回の検査では,前の病院から移設されたCT(シーメンスソマトン・ライトスピード)だったが
今回のCTは新たに入ったソマトン・デフィニションという装置だった。
ガントリが昔のiMacみたいな半透明の樹脂製で,回転体が透けて見える・・・。
ジロジロしてみると,線源とカメラのキャリアは8角形のフレームのようだった。
透けて見える向こう,スゴイ速度でグルグル回っているんだけど
聞こえてくる音と見た目の速度が釣り合わず,変な感じがした。

見た目がカッチョイイという以上に性能もすごいらしく
以前は正面から固定された線源で全額面を撮影して,次に造影せずにマルチスライス
最後に造影してマルチスライスというような流れだったはずだけど
今回は全額面(たぶん位置補正?)のあと一度だけグルグルしながら撮影しておしまい。
息止めの時間も格段に短く,これなら高齢者でも楽なんじゃないだろうか。
あれだけスイスイ撮影していながら最大の分解は0.24mmだというのだから
びっくり。

脳浮腫の緩和のためにステロイドホルモン剤を服用しているせいか
少し前から変な咳が出る。胸の奥の方で痰が絡んでゴロゴロした感じがあり
一旦咳き込むとしばらく止まらない。あまり心配はしていないが
おかしなモノができていないといいな。

やっと色々,身辺の整理がついてスッキリしたのはいいのだけど
引っ越しはしなければならないし,それに伴う手続きもたくさんある。
今月は内科の診察・脳外の検査・診察が何度かあるし,この夏も忙しい。
去年の夏,何事も起きずに過ごせたことを
当然の事だと考えてはいけないってことだ。