承前
TOKYO2020 パラリンピックへ向けての旅が始まった!
競技の二日前、フィールドキャストの顔合わせ的一日が終わった。
競技前日、フィールドキャストの当番ではないので、自転車で忍野八海、三国峠など徘徊した。
2021年8月31日 火曜日
道の駅ふじおやまで朝を迎える。
足柄山の住人も、マスクをぶら下げる茶番蔓延。0631
セブンイレブン駿東小山町菅沼店へ徒歩で朝食の買い出し。
国道246。0701
飯(トマト)食って歯を磨いて移動を開始したのは0805。
0820頃に富士スピードウェイ到着、駐車場にクルマを停めセキュリティまで歩く。
セキリュティチェック、オリンピックと比べて凄く緩い、競技当日でも自衛官の監視無し。
パラリンピックは、障がいの具合に合わせて競技のカテゴリーが細かく分類されているので、既に決勝競技が始まっていた。
タイムテーブルの通りならば、女子個人ロードタイムトライアル(運動機能障害C4)のはず。0836
前述の通り、パラリンピックは競技数が多い、ということは表彰式も多い、そこで看過できない問題が発生。
終了した競技の表彰式真っ最中にも関わらず、次の競技がスタートしたと現場から無線が入る。
報道陣が表彰式に集まっていたため、既に始まった次の競技の国際映像入らず。
騒然とする日本人運営スタッフ、あいつら勝手に何やってんだと憤りつつ
「誰がその指示を出したんだ」
と現場に確認を入れるスタッフ
「UCI(国際自転車競技連合)が勝手に初めて事後承諾です、気づいたらスタートしてました!」
現場も困惑していた。
UCIを罵りつつも、思案を巡らしたスタッフ
「競技の中継ができないから、次からは表彰式が終わってから競技を始めるように伝えて」
と、気持ちを落ち着けながら指示を出していた。
この日だけで行われる競技は十九個、そしてその全てが決勝、つまり表彰式も同じ回数が行われる、毎回これではまずいから釘を刺していた。
UCIが身勝手なのもなくはないが、この日はパラリンピック自転車ロードレースの初日、表彰式に関わる人員もオリンピックは経験しているだろうが、あちらは一日に一度のポディウム設置、緊迫度が全くことなる。
そのまどろっこしさがUCIの暴走に繋がったと思われる。
そんな混乱もありつつ、この日、日本人にとって目玉競技、「女子個人ロードタイムトライアル(運動機能障害C1〜3)」が始まった。
注目されているのは杉浦佳子選手。
いわゆる一人の鉄人です、尊敬。
タイムトライアルなので、結果が出るのは全選手がゴールを通過してから。
杉浦選手の出走順は九番目、その後ろに六人、結果は気になるが、杉浦さん、チートレベルの圧倒的一番時計、それなりに安心して見ていられるが、世界の化け物が眼を覚ます可能性がないとは言えない。
刻々と入ってくる最新情報、固唾を吞む我々一同、残り一人のタイムが告げられ、杉浦さんの金メダルが確定。
無観客だが、各部署で拍手喝采が湧き起こる。
我々の面倒を見てくれているスタッフさんが、気を利かせて表彰式見学へ案内。
表彰式。1236
目の前で日本人ゴールドメダリストが生まれる瞬間に立ち会えた時間、プライスレス。
しかし、表彰される者だけが尊いのではない、アマチュアながらスポーツに打ち込んできた身としては、結果に残らないアスリートにも絶賛を送らせていただく。
各自、時間差で昼休み。1245
オリンピックから少しメンバーが入れ替わり、昼休みがつまらなくなった。
男子個人ロードタイムトライアル(運動機能障害C5)に参加した藤田征樹選手、7位で競技終了。
午後の休憩時間に、コース脇でレース観戦。1456
女子タンデム個人ロードタイムトライアル(視覚障害)。
反応の鈍いスマホカメラではこんなもんよ。
フィールドキャスト仲間の持ち寄りによる、ピンズ各バリエーション揃い踏み。
18時に近づき作業終了、さあ温泉と晩飯だ!
EXPASA足柄(下り)。1928
風呂上がりの一杯。
いつものセルバ御殿場吉田店で翌日朝食調達、いつもの道の駅ふじおやま到着。
売れ残りのパンをゲット。2116
こいつらを角ハイ濃いめで流し込む。
どうやらチートデイだったたらしい。
パンを見るとうっかり買うこともあるが、いつも食べる度に後悔する。
オレ、焼いた小麦粉あんまり好きじゃないんだよ(普段は適当にグルテン少なめを意識)。
それでも食べたい焦げた小麦粉は、たこ焼きくらいかな。
そして旅はつづくのです。