元女性誌編集長、今、ア・ラ70歳。cokuricoのデュアルライフブログ -22ページ目

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05May
- 実家の引っ越しシリーズ⑤
  実家の引っ越しシリーズ⑤やっとすべての部屋の床が見えて、段ボールが畳まれ、明日の法要の準備に取り掛かれます。はあ〜、実家の両親のように、人間90年も生きてくると、物だけでなく、様々な思い出が、まるで古代からの地層のように重なっていて、引っ越しみたいな、こういうきっかけで、化石のように何かがひょこっと顔を出してくるのですね。だから、なかなか作業が進まない、、特に戦後の物がない時代に育ったから、なんでもかんでも大事に取ってある、、実家の引っ越しを通して、自分自身の人生の店じまいのあり方も、考え直している毎日です。なんとか目処がついた段階で乾杯！と言っても私たち姉妹はあまりお酒が強くないので、おともはいつもスィーツ。松本の洋菓子の名店マサムラのベビーシュー。薄い皮に、たっぶりとカスタードクリームが詰まってずっしり甘く、懐かしい正統派。奮発して、1人2個！子供の頃から何かある度に食べていた、私たちシスターズのソウルフードです。#2拠点生活 #デュアルライフ #デュアラー #松本 #matsumoto #マサムラ #ベビーシュー #カスタードクリーム #ソウルフード
04May
- 実家の引っ越しシリーズ④
  実家の引っ越しシリーズ④とりあえず、常念岳のコーナーは片付き、やっとテーブルで朝食ができるようになりました。ふう。クリスマスローズの花をいただいたので一輪、食卓に飾ってみます。まだまだ、先は長い、、七回忌三回忌の法要に間に合うかしら。。#2拠点生活 #デュアラー #デュアルライフ #松本 #matsumoto
- 実家の引っ越しシリーズ③
  実家の引っ越しシリーズ③果てしなく積み重ねられた引っ越し荷物の奥の方から、実家の父の描いた絵がやっと出てきました。松本人が一番愛する山、常念岳を、雪の白樺越しに描いたこの絵が、この部屋のインテリアのイメージソース。だから、シェードカーテンは、ニュアンスのある薄いブルーのドイツ製の織物を選び、レースのダブルシェードには、ウィリアム・モリスのウィロー柄を選びました。流行りのインテリアトレンドとはまったく違うテイストですが、母は水色をこよなく愛していたし、実家の両親の趣味、好みは、良く反映されているインテリアなのではないかしら。。次は仏間に取り掛かります。まだまだ続く、実家の引っ越し大作戦。椎間板ヘルニアで足が痛く、あまり役に立たない私の代わりに、英国趣味の妹が大奮闘中です。#2拠点生活 #デュアルライフ #デュアラー #松本 #matsumoto #常念岳 #白樺
03May
- 実家の引っ越しシリーズ②
  実家の引っ越し、終了。。とはいえ、どうする？この段ボール。広い一軒家から狭いマンションへの引っ越しは、荷物の量の感覚が狂っちゃう。結構頑張って荷物を減らしたつもりだったのに、ぜ〜んぜん、入りません。。途方に暮れて今日はもう作業中断。実家の古い黒檀の家具など、まったく新しいマンションには合いませんよ〜、なんとか住めるように、どうにかしなくちゃ、しくしく。#2拠点生活 #デュアラー #デュアルライフ #松本 #matsumoto #引っ越し実家の引っ越しシリーズ②実家の引っ越し、とりあえず、荷物の移動は終了。とはいえ、どうする？この段ボール。広い一軒家から狭いマンションへの引っ越しは、荷物の量の感覚が狂っちゃう。結構頑張って荷物を減らしたつもりだったのに、ぜ〜んぜん、入りません。。途方に暮れて今日はもう作業中断。実家の古い黒檀の家具など、まったく新しいマンションには合いませんよ〜、なんとか住めるように、どうにかしなくちゃ、しくしく。#2拠点生活 #デュアラー #デュアルライフ #松本 #matsumoto #引っ越し
02May
- 空き家になった実家の引っ越し、始まりました！
  引っ越し前夜。TVもなくて、がら〜ん。#2拠点生活 #デュアラー #デュアルライフ #松本 #matsumoto
27Apr
- バルザックのお伽噺絵本「糸繰り女」は、きっと人生の宝物。
  朝一番、Amazon経由で、素敵な絵本が届きました。フランスの文豪バルザック作、石井晴一訳、石井滋子挿絵「糸繰り女」(鳥影社)翻訳の石井晴一先生は、私の青学フランス文学科時代の担当教授で、日本を代表するバルザック研究の大家。残念ながら8年前に亡くなられたのですが、その時、滋子夫人のもとに、バルザックとしては非常に珍しい、お伽噺の翻訳原稿、しかも未出版のものが遺されたのだそうです。遺作を本の形にして出版することを決意した夫人は、自分で挿絵を描き、様々な問題をクリアし、複雑な編集行程を経て、今年4月にとうとう出版に漕ぎ着けたのです！その間、約8年。これはもう、愛でしょう。横長のハードカバー、見返しはセージグリーン、裏表紙にはバルザックのサイン。何もかもがおしゃれなフランス風味。だいたい、文豪バルザックが、こんな洒落たお伽噺を書いていることさえ知らなかった、できの悪いフランス文学科卒業生のワタクシですが、これから続く長い蟄居生活の間に、大切に読んでみたいと思います。仏文のお友達、同級生の皆さま、このアメブロを読んだら是非、Amazonで取り寄せてみてくださいね！人生の宝物になる予感がします。#バルザック #お伽噺 #糸繰り女 #絵本
25Apr
- ニコニコ生放送でニコニコ超歌舞伎。やっぱり現地で見たかったぁ。
  今日はニコニコ超歌舞伎。獅童くん、相変わらず汗だくノリノリ。初音ミクちゃん、初めての悪役、紫の女郎蜘蛛に挑戦！最初からずっと実地で観てきたけど、去年は中止。今年は実地＋配信のハイブリッド。私は残念ながら今年は無料ライブで自宅鑑賞(泣)NTT(電話屋)の技術がますます上がって、ミクちゃんとリアルの絡みもぴったり。配信ではカメラワークが素晴らしい、と褒めるコメント多数。少ないながら投げ銭。来年以降もずっと続けて欲しいから。京都南座でもやるので、今年こそ行きたいけど、、行けるといいな。#中村獅童 #超歌舞伎 #ニコニコ超歌舞伎 #初音ミク #NTT #電気屋
24Apr
- 野田秀樹作「パンドラの鐘」明日の中止前に駆け込み！
  明日25日から緊急事態宣言に合わせて中止決定です、だから駆け込み！野田秀樹作「パンドラの鐘」＠池袋東京芸術劇場シアターイースト。映画「あのこは貴族」で水原希子ちゃんと共演して強い印象を残した、門脇麦さんが主演。映画がすごく良かったので、どうしても生で観たくて。演出は野田秀樹ではなく、若手の熊林弘高。野田さんは声のみの出演です。この戯曲、まだ蜷川幸雄さんがご存命の頃、蜷川演出vs野田演出、という企画で数々の演劇賞を受賞した名作、とのこと。それは観てないので、初めて観たのですが、うーむ、なかなか難解。野田戯曲特有の言葉遊びや、1人何役かの早替わり、古代遺跡発掘、原爆、今の世の中の状況、などなど、物凄い勢いで舞台が変わっていくので、理解する時間がない、、あー。もう、こういう若手の演出に付いていくのが難しくなっちゃったのかなぁ、、野田秀樹演出だったら慣れている世界だから付いて行けそうな気もするんだけど。。シアターイーストは満席！小さな劇場だから椅子も小さくて隣も近くて、今まで行った全ての劇場の中で一番、密！！下北沢の小劇場だって一席ごと空けて入れていたのに、この入れ方はかなり危ない！！それに演出として、2階の回廊からセリフを言ったり、舞台の客席すぐの先端でセリフを言ったり、と、けっこう、ヒヤヒヤ。私は携帯用除菌機をずっと作動させていたし、マスクは二重、手の消毒はいつもの倍。明日から誰とも会わず家に蟄居予定なので許してね。#池袋 #東京芸術劇場 #シアターイースト #パンドラの鐘 #野田秀樹 #蜷川幸雄 #門脇麦
21Apr
- 根津美術館のカキツバタ、燕子花図屏風と共に咲いてます！
  カキツバタ、咲いてます＠根津美術館。今日は二分咲きから三分咲き、と言った感じかな、朝イチではまだ少なかった花が、さっき帰る時には、もうかなり開いていて、刻一刻と変わっています。4月17日から始まった展覧会は、根津美術館開館50周年の記念特別展。尾形光琳作国宝燕子花図屏風の毎年恒例の展示に合わせ、今年は、その屏風に使われている、金・青・緑の3色にこだわった、〜色彩の誘惑〜というテーマに沿ってキュレーションされています。材料となった金、青(群青)、緑(緑青)それぞれも展示され、その孔雀石などの美しいこと！また、3色を使った古九谷の大皿の色鮮やかで素晴らしいこと！展示室の燕子花図屏風と、庭園の池のカキツバタを両方愛でるこの展示、去年の企画がコロナで中止になって、やっと今年は意図通りの開催に！やっぱり、これ。これを見なくちゃ、青山ライフは語れません！実は、しばらく前から坐骨神経痛か、椎間板ヘルニアか、とにかく、右脚が痛くて(2年前は左脚だった、涙、涙)整形外科でレントゲン撮ったり治療したりしているのですが、なかなかはかばかしい進捗がなく、痛み止めを飲むとすぐ、また歩き回って活動してしまうので、医者からしばらくは家の周りにいて安静時間を持ちなさい、と言われてしまい、でもやっぱり、家の周りよね、とカキツバタ行脚に出てしまいました、、どうしよう、これでまた悪化して歩けなくなったら、、ともかく、根津美術館のカキツバタ、例年はGW5月1日に合わせて咲いてきますが、今年は多分、今週末が最高の見頃になりそうです！！藤棚は、まだまだ、ですが。。
20Apr
- 東京春祭へ。ムーティさま指揮のヴェルディオペラ「マクベス」
  昨夜の東京・春祭リッカルド・ムーティ指揮ヴェルディ「マクベス」＠東京文化会館。あまりに凄かったので、しばらくボゥ〜っとして、昨夜は書く気力がなかったけど、やっぱりこれは備忘録として書き留めておかなければ！！オペラで感動したのは、実は2年前のルツェルンにおけるクルレンツィスさまの「ドン・ジョヴァンニ」以来かも。特にムーティさまの指揮でこれほど胸を揺すぶられるなんて！色々な事情で、前日まで行く予定がなかったマクベス。配信されたアカデミーのあまりの面白さに、急遽取った昨日の席は、いつもの一階真ん中ではなく、ムーティ様がよく見える一番端っこのＡ席。これが！大正解！！だったのです！！！もう、最初の一音から、わ、凄い、と胸騒ぎ。マクベスの運命を予感させる、不穏な悲劇を内包する音。。えー、こんな音、日本人のオーケストラが持っていたんだっけ？？ムーティさまの指揮で自在に緩急強弱。魔女でもあり、一般大衆でもある、素晴らしく物語る合唱団。タイトルロール、マクベスを歌うのは、ルカ・ミケレッティ。初めて見たけど、長髪・髭のイタリア風イケメンの上、完全にマクベスの心理を理解して表現する物凄い演技者。特にムーティが要求するドラマティックな高音のピアニシモ！！美しい。。もう1人の主役、マクベス夫人を歌うのは、アナスタシア・バルトリ。あの超有名なバルトリではない、新しいバルトリ。キュッと締まったウエスト、豊満なバスト。引っ詰めのロングヘア、強いメイク。もう外見からマクベス夫人そのものなんだけど、また、この人の歌が、声量もたっぷりでドラマティックな強い歌唱、、完璧！！ムーティさまがバルトリさまを振り向いて鼓舞、、そして、歌い切った後の賞賛の眼差し！ちょうど私の席から2人の視線が全て見える。ムーティさまがこれほど素直に賞賛する状況は、初めて見たわ！！私がムーティさまをちょっと敬遠するようになったのは、実は何年か前に文化村でおこなわれた日本人歌手相手のアカデミーの指導を実地で見たことから。私が歌手だったらもう、泣き出すか、その場を去って歌手を廃業するか、というくらい、厳しく、日本人歌手の尊厳を踏み躙るような指導の数々に、恐れおののき、心が凍りそうで、いたたまれない経験があったから。それまでは、ザルツブルクをはじめムーティさま追っかけ、くらいの愛ある勢いだったのに、すっかり醒めてしまっていた存在。それが昨夜、私は、一気に悟ったわけです。ムーティさまの厳しさは、ヴェルディを愛する故、ヴェルディの本当の音楽を、正しく表現する、その使命感のため！！そうだったのか、ムーティさま、、このマクベスを観て、本当によかった。。80歳なのに、誰よりも精力的で生命力に溢れている！これからは、やっぱり、ついていきます、どこまでも！！このマクベス、明日の21日が、もう最終公演。これを観ずして今年のオペラは語れない、ヴェルディは語れない、ムーティは語れない、、歌のないオーケストラだけの演奏部分が、こんなに饒舌に物語を紡ぐのを実感したのも、初めての経験でした。もし、明日夕方、時間があれば、絶対、観て欲しい！心からそう、思います！！そして、薄暮の上野公園の美しいこと！長い長いオペラの間を乗り切るため、チーズケーキとコーヒーでのブレイクも素敵でした。
17Apr
- 竹脇麻衣ちゃんの猫額、出来上がって来ました！
  伊勢丹アート＆フレームでの2月22日 (にゃんにゃん猫の日)展覧会でお願いした、イラストレーター竹脇麻衣ちゃんの猫の絵。今日、出来上がったので、受け取りに行ってきました。うふ、可愛いっ！苗字から選んだＫは、KING猫の絵。えっへん、ちょっと偉そうね。でも、よく見ると情けなさそうでもある。買った人特典の、宛名入りサインカードも可愛い！！絵の後ろに、壁に掛けるためのフックが付いていますが、うちはもう、壁いっぱい絵が掛かっているので、グラス類を入れてあるガラス戸棚の中に、とりあえず場所を確保。これからゆっくり、どこに飾ると一番幸せになれるか考えてみまーす！#猫 #ネコ #イラストレーター #竹脇麻衣 #伊勢丹 #アートフレーム #K #KING #ガラス戸
13Apr
- 本日初日！国宝鳥獣戯画のすべて展へ！
  「国宝鳥獣戯画のすべて」展＠国立博物館平成館。初日、行ってきました。甲乙丙丁の4巻全てを見られる、という特別展。巻物だけではなく、一部を切り取られて表装されていたものなども展示され、すべて、というタイトルに見合う充実したコレクションです。特に人気のある、擬人化された猿とカエルがいっぱい出てくる甲巻は、博物館初という動く歩道に乗って鑑賞する様になっていました。まあまあゆっくり進むので、後ろ髪引かれることなく、じっくり見られます！これは、コロナの時代に、良いアイディアなのでは？後半は、この4巻が全て保管されている京都の高山寺の紹介も。明惠上人坐像や、彼が愛した仔犬像なども展示されています。入場券はオンラインの時間指定がメイン。少し当日券の発売もあり。前回の公開の際には、人が押し寄せて、最終週には4時間待ちの行列になったという伝説もあるため、なるべく早くオンラインチケットで行くことをお勧めします！指定時間にならないと入れてくれない厳格システムのため、少し早く着くと時間指定列に並ばなくてはならず、結構、密！ミュージアムグッズも、可愛いカラーグッズなど充実ですが、会計まで並ぶのは結構、密！うーむ、なかなか難しい。。上野駅からずっと続く黄色のポスターがなかなか素敵なデザインで、わくわく感を盛り立てます。このポスター、欲しくなっちゃうくらい！何度も、様々な所で見た鳥獣戯画の展示なのにまた見たくなっちゃうのは、4巻全ての展示という企画以外に、こんなデザインのチカラも大きいですよね。
11Apr
- 「夜鳴きうぐいす」が素晴らしかった新国立劇場オペラ。
  ストラヴィンスキーのアンデルセン原作オペラ「夜鳴きうぐいす」と、チャイコフスキーの最後のオペラ「イオランタ」。幻想的ロシアンオペラのダブルビル＠新国立劇場。初めて観たけど、ストラヴィンスキー、好きだわ〜！うぐいすの三宅理恵さん、素晴らしい！！マイナーな演目だと思うのに、劇場は4階の隅々まで満杯！すごい人気に、またびっくり。生オペラに、皆、本当に飢えているのね。。#オペラ #opera #新国立劇場 #ストラヴィンスキー #チャイコフスキー #夜鳴きうぐいす #イオランタ #ロシア #幻想的
09Apr
- あの、タキツバの今井翼くんが主演するミュージカル「ゴヤ」へ。
  昨日はミュージカル「ゴヤ」初日＠日生劇場。主演は、そう、あの、元タッキー＆翼の、今井翼くん。独り立ちして以来の、堂々の主演です。ちょうどフランスではマリーアントワネットからフランス革命を経てナポレオンが台頭する時代背景。ゴヤのいたスペインも時代の波に飲み込まれ、政治と芸術の相剋が、ミュージカルらしく分かりやすく描かれます。傲慢で意固地で出世欲が強い、田舎者のゴヤが、さまざまな時代の荒波を経て聴力を失ったすえ、美と人間の本質を見る目を体得して、一瞬を永遠に描きとめるチカラを持つ、、そこには、絶対愛で支える妻と、深い友情で結ばれた親友との人間模様があり、人間ゴヤの成長物語でもあって。あの「裸のマハ」と「着衣のマハ」が、どういう経緯で描かれることになったのか、などのエピソードも興味深いし。歴史と美術好きな人にとっては、脚本はとても面白いです！翼くん、フラメンコはカッコいいけど、はっきり言って、歌はそんなに上手くない。今、ミュージカル界には歌が上手く、そこそこ美しく踊れる若手はいっぱいひしめいている。だけど、子供の頃から「華」を背負って生きてきた強烈な存在感があって、やっぱり、そこはすごいな、と。昨日が初日なので、これからどんどん練れて膨らんでいくはず。日生劇場は、2席入れて1席空ける体制。ちゃんと規制退場もしていたし、コロナ対策はしっかりしている印象でした。#ミュージカル #ゴヤ #今井翼 #タキツバ #スペイン #フランス革命 #ナポレオン #マリーアントワネット #フラメンコ
06Apr
- うわー美しく色っぽい！玉さまニザさまの歌舞伎「桜姫東文章」
  わああ、久しぶりに興奮状態！！四月大歌舞伎第三部、終演からの帰り道です。なんと、36年ぶり、という、玉三郎・仁左衛門コンビの「桜姫東文章さくらひめあずまぶんしょう」上の巻。まず最初に、稚児の白菊丸(玉さま)と若き修行僧清玄(ニザさま)の、いわゆるBLボーイズラブがあって、玉さまは江ノ島の稚児の浦から入水。一方のニザさまは、いざ心中、という時に怖気付いて1人だけ生き延び、それから17年、、玉さまが生まれ変わった17歳の桜姫と、最高位の僧侶となったニザさまが再会。ついに、運命の歯車が回り始める、、それだけでもゾクゾクと面白いのに、何とニザさまは悪の権化である色悪の権助を1人二役。良家の桜姫を犯しちゃう。そして、、きゃあ、何と色っぽい、婀娜っぽい、艶っぽい！！ニザさまの手が、玉さまの左袂にするりと入るところなんか、もう、ドキドキしちゃいますよぉ。。こんなに際どいのに、なんとも上品で優美で、品格がある。やっぱり、ニザ玉！鶴屋南北の世界、完璧です！今月は上の巻。続く下の巻は、六月大歌舞伎にて。うわっ、絶対に見ちゃいます！！連日の歌舞伎三昧で、呆れた顔の夫。現実は見ないように、、このまま六月まで、非日常の世界が続きますように。#歌舞伎 #歌舞伎座 #玉三郎 #仁左衛門 #桜姫東文章＃四月大歌舞伎 #BL #ボーイズラブ
04Apr
- 話題の日替わり「勧進帳」を観に歌舞伎座へ。尾上松也、頑張りました！
  昨日に引き続き、今日も歌舞伎。四月大歌舞伎一部＠歌舞伎座です。今月の話題を集めている「勧進帳」の日替わり。昨日の初日は白鸚の弁慶、幸四郎の富樫、というA プロ。対して今日は、幸四郎の弁慶、松也の富樫、というBプロの初日！当然、Bプロに行くでしょう、なんと言っても松也は初役！！歌舞伎座という歌舞伎の聖地での凄い大役への大抜擢。だから、松也本人も多分ドキドキ、私たち観客も固唾を呑んで見守る中、第一声、落ち着いて凛として通る声。素晴らしい。皆、ほっと肩の力が抜けるのが分かります。弁慶との息詰まる攻防戦、すべてを自分の責任として、見逃し見送る涙の別れ、、いやあ、実に良いではないですか！！勧進帳、何度も役者を変えて観ていますが、やはり、両者が体格を含めて、双璧の型になると本当に美しい。しみじみ、いいお芝居です。きっと歌舞伎評論家の渡辺保先生からは厳しい声が上がるでしょうが、(渡辺保先生、何故か松也にいつも超シビアなんです)親という後ろ楯の無い松也がここまでキチンと仕上げて大舞台に載せたことは、他の若い役者にとっても励みになるでしょう。松竹の英断ですね。幸四郎さまが何年か前に初役で弁慶を勤めた舞台も、しみじみ思い出しました。それもまた、鳥肌が立つほど、大きく立派な弁慶でしたが、今日の弁慶は、それを遥かに超える迫力があり、雄大な造型でした。歌舞伎座はいまだ一席空けの客入れを続けていて、しかも、一部ずつ、演者もスタッフも総入れ替え、というコロナ布陣をしいていて安心して観劇できます。今日は1階から３階まで、桟敷も全てぱんぱんの客入り。久々に華やいで歌舞伎らしい情緒も感じられました。やっぱり、観客が入ってこその歌舞伎座ですね！嬉しいです。#歌舞伎 #歌舞伎座 #幸四郎 #尾上松也 #白鸚 #勧進帳 #弁慶 #富樫
- 中村屋ファミリー勢揃いの、春暁歌舞伎特別公演へ！
  今日は中村屋総出演の、春暁特別公演＠渋谷公会堂。この巡業公演、去年はコロナで中止だったので、皆が待ち焦がれていたもの。今年は2人の息子、勘太郎くん、長三郎くんが初参加です！！渋谷公会堂には30分前に着いたのに、既に長蛇の列。熱気が凄く、中村屋への愛と期待がひしひし。検温、消毒、連絡先記入、と一連のコロナ対策をして、やっとお席に。新しくなった渋谷公会堂(今の名前はCUBE)に入るのは初めて。なかなかキレイなホールではありますが、2階、3階に行くには、階段かエレベーター(しかも一基)というのは、行政の施設としてはイカんでしょう(怒)、入場前の長蛇の列だって、陽射しの強い炎天下の日も雨の日もあるわけだから、ちゃんと考えて設計しなきゃ、イカンでしょう(怒)渋谷区は行政としては、お洒落でLGBTQに理解が深い先端イメージで売っているけど、こういう地道な優しさがない(怒怒)私は一応、本籍は渋谷区に置いているので、、文句を言う、というより、悔しく哀しい。。で、中村屋。2月の歌舞伎座で目の覚めるような連獅子を見せてくれた勘太郎くん、トークコーナーでは、一転、紺のスーツの着こなしも凛々しくネクタイも似合って、真面目で一本気な少年の爽やかさ！父勘九郎さまに似てるわね。弟の長三郎くん、七之助さまとは「次男連合」を作っているそうで、7歳になった今でも天衣無縫、天真爛漫、やっぱりかなりの大モノかも。首を前に出す座り方や、ちょっと受けをズラす喋り方に、ふと、祖父勘三郎さまの気配。。鶴松くんが、いてうさんの後見で操三番叟を踊り、身体能力の高さを見せてくれ、大きな収穫。中村屋さんの、この家族の絆は、大相撲の昔の若貴時代の花田家を思い出させるものが。。中村屋だけは、いつまでもこのままでいて欲しいけど。5月の中村屋は、恒例コクーン歌舞伎。その後6月は、これもまた恒例の、まつもと歌舞伎。勘三郎さんの最後の舞台となった松本の「夏祭浪花鑑」13年ぶりの再演！！さ、追っかけ、行きますよ〜。#歌舞伎 #中村屋 #中村勘三郎 #勘九郎 #七之助 #勘太郎 #長三郎 #渋谷公会堂 #渋谷 #コクーン歌舞伎 #まつもと歌舞伎 #松本 #夏祭浪花鑑
01Apr
- 銀座三越にて、超鮮やかなワンピース、買っちゃいました。
  買っちゃいましたシリーズ久々、買っちゃいました！銀座三越をふらりふらりと歩いていたら、目に飛び込んできたのは、鮮やかなフューシャピンクのマキシワンピース。ENFOLDのものです。こんなの、着る日があるんだろうか、と一瞬躊躇しましたが、そうそう、オペラのマチネもあるじゃないか、心が地味になっちゃうとコロナに立ち向かえないぞ、、と思って、えいっと。色のチカラは不思議で、自分の気力が弱っていると色に負けて疲れてしまう。その逆に、強い色に助けられて乗り切れる場面も、かつていくつも経験してきた、、まさにファッションとは、心で着るもの。もし、心がその時元気なら、今月の新国立劇場でのオペラ「夜鳴きウグイス」に着ていこうと思います。大好きなオペラ友だちに会えるかな。会えたらいいな。やっと芽吹いてきたウィスタリアの枝に引っ掛けて、写真を撮ってみました。#オペラ #買っちゃいましたシリーズ #三越 #銀座 #ENFOLD #ピンク #ワンピース
31Mar
- 百花繚乱！ヨコハマの春です。
  横浜山下公園、大桟橋へ向かう散歩道は、色とりどりの花に彩られて、まさに百花繚乱！
29Mar
- 恩田陸原作の音楽劇「蜜蜂と遠雷」を観にヨコハマまで。
  今までの人生で読んできた本の、私的ベスト10に必ずランクインする、恩田陸作「蜜蜂と遠雷」だから、関連の何かがあると、すぐ出かけてしまう私です。今日行ったのは、原作の世界観をそのままに、シンフォニー音楽劇に作り上げた「蜜蜂と遠雷〜ひかりを聴け〜」＠KAAT神奈川芸術劇場。何年か前に文化村で同公演があった時は、家入レオさんの歌のうまさに驚いた以外、あまり見るべきところがなく、、特に主役の風間塵役のジャニーズの人の服装がペラペラのサテンのスーツで、それがあまりにひどくて、すっかり興醒めだったのだけれど、今回は違いました！ジャニーズ所属中山優馬くん、天真爛漫な自然児かつ天才ピアニストを、もしゃもしゃヘアとボヘミアンハット、ゆるいシャツという、衣装や外見はもちろんのこと、内面までしっかり作り上げていて、うまい。狂言回し役の池畑慎之介(元ピーター)さんは、ルイヴィトンのグリーンのストールを効かせた袴姿で、流石の貫禄。一度も歌わなかったのが物足りない、もったいない。特筆すべきは、奇跡のカウンターテノール木村優一さんが審査員役で登場し、世にも美しいサファイアボイスをたっぷりと聴かせてくれたこと！ずっと聴いていたいほど癒される美しい声。そして、すべてのコンテスタントのシャドーピアニスト役を勤めた、川田健太郎さんのピアノの素晴らしさ！特にプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番第一楽章、これは映画の「蜜蜂と遠雷」でもメインの曲として印象的に使われていたけど、この超絶技巧の難曲を、川田健太郎さん渾身の演奏で感動を呼び起こしました！すごい。この舞台、ジャニーズファン、湖月わたるさんファン、池畑慎之介さんファン、音楽監督の千住明さんファン、、等々、様々な客層にアピールしている感じ。ただ、原作のマサル・カルロスファンにとっては、ちょっとイメージが裏切られるかな。でも、原作にチカラがあるからストーリーに共感できるし、クラシックの聴きどころ満載だし。なかなかお勧めの舞台です。神奈川では4月11日までやってます！#蜜蜂と遠雷 #神奈川芸術劇場 #中山優馬 #川田健太郎 #プロコフィエフ #千住明 #ジャニーズ