「キレる」って 何が起きているの? | 石谷二美枝の子育てコーチングcafe

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元幼稚園教諭・元幼児教室講師・二児の母・北海道№1子育てコーチふっちゃんコーチのブログです。

みなさま~こんにちは
子育てコーチの石谷二美枝です


今日は部屋の大掃除をしています
埃が凄いことになっております


大きいものはだいたい片付いたので
紙物をせっせと整理をしていたら
8年前に亡くなった友人の資料が出てきたので
シェアしておこうかな~~と思います。


凄く参考になります
読んでね。


タイトルは
「キレる」って 何が起きているの?

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「キレる」という突然衝動的に爆発する状態・・・最近よく聞くけど
ホントのところ、何がどうなっているのだろう?


凄く単純にお話しすると「キレやすい人」は
【脳の前の方(前頭前野)から出る信号が弱い(ない)】ということです。


次の絵を見てください。


左が、「キレる」状態です。


この状態は、【動物の本能的な行動】と全く同じで
人間の中の【古い脳】の働きのみで
怒りや不安、恐れなどから『強い衝動的行動』が起きます。


この本能的な行動は
強く素早い信号として送られます。


右は、「人間的な抑制がかかった」状態です。


キレる人同様に強い衝動的行動の信号は出るのですが
【新しい脳】である
『脳の前の方(前頭前野)』から『理性』の信号が送られ衝動的行動が抑制されます。


この『理性』の信号によって
我々人間は衝動的かつ本能的行動をコントロールし
社会生活を送ることができるのです。


しかし
キレる時に出てくる信号は『強く素早い信号』です。
それを制御できるだけの強さの『理性の信号』を脳の前の方(前頭前野)から出すことが必要なのです。


キレないために必要なことって?


理性の信号を出す【脳の前の方(前頭前野)を鍛えること】が大切という一言になります。


脳の前の方(前頭前野)を鍛えるには、どんなことをすればいいの?


「思い出す」「考える」ことは、脳の前の方を鍛えます。


たとえば
*人と話をする
*面白い遊びを考える
*料理をする
*DSトレーニング(脳トレ)をする
などは効果的です。


現代は便利になり過ぎて
日常から「考える」機会をなくしています。


「考えること」を取り入れることで脳の前の方は鍛えられていきます。


子どもに対しては、
保護者や学校などが「考える環境」を意識的に作っていく必要がある時代になっているようです。(文責*蝦名)

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故・蝦名美喜子コーチ
医療系専門学校講師をしながら
自らも「マイペース学習会」という塾を経営していました。
とっても知的でダイナミックなコーチでしたが
2008年に44歳で急死されました。


蝦名コーチと二人で「コプロ(コーチングプロデュース)」というコーチングユニットを結成して
子どもに関わる人全てにコーチングを伝える事業を始めた矢先のことでした。


彼女の意志を受け継いでいきますよ~~


今日の質問

何を残したいですか?