以前楽天でブログをしていた時のものに加筆してアップします
プロローグ
専業主婦~コーチへ
CTP(コーチ21)でコーチングの勉強を始める前の私は結婚17年目のごく普通の専業主婦でした。
自分で言うのもなんですが、地域や子ども達の学校の役員を務めたり、周囲からの信頼はそこそこありました。
しかし、苦手な方と顔を合わせないようにしたり、自分から挨拶が出来なかったり、少々対人恐怖症的なところもありました。いつも人からどう思われているかと言うことが気になって、気楽な生き方はないものだろうと思っていました。
そんな時、長女の学友のママ友の土井敦子さんの勧めでCTPを始める事にしました。
CTPを始めて、人とのコミュニケーションの基盤は"聴く"事だと心底感じ、"何を言うかではなく、どう聴くか"なんだと知りました。
特に、家庭内で子どもに対する声かけが、"指示・命令的"なものから、"質問"のスタイルに変りました。
ある日、娘が登校を嫌がりました。
度々このようなことがあるのですが、いつもだったら「学校へ行った方がいいよ!」とか「薬でも飲んで寝てるかい?」とか、私の方で色々言っていたのが、
この日はしっかりと娘と向き合って、子どもの本心・本音を聴くことができました。
そして、自ら”登校する"と言われたときは”やった!コーチングが成功した!"と胸が熱くなる思いでした。
”質問”し、答えをじーっと待つ、答えは本人の中にあると信じて待つ、あり方が大切だと感じた瞬間です。
こんなこともありました。町内会の会議で、討議が混乱した時、みんなの意見を引き出したり、要約したりしてファシリテートの技術を生かすことが出来、町内会長さんから”奥さんのお陰で、しっかりまとまったね"と言われた時、心の中でガッツポーズをしていました。
コーチングは、ビジネスだけじゃなく、人が生きていく中で必要な”スキル”だなって思いました。
今は、コーチをしたり、カルチャースクール(当時)の講師をしています。専業主婦の時には考えられなかった活動範囲が広がりました。頂く名刺の数も年々増えていくのが楽しみです。
子どもからは、”家で愚痴らなくなったし、前より素敵な人と出会えるようになったね”とフィードバックをもらって、親子関係も良好です。
これからは、教育・子育てコーチングの普及のため、親子のきずなを深めるコミュニケーション出前講座をして、北海道を元気にしていきたいと思っています。