先程、公式、メルマガの方から発表がありましたが、改めて私の方から報告させて頂きたいと思います。
私、Yossi-は本日5/22をもちまして所属しておりましたバンド「Zinnia Statice」から脱退する運びとなりました。
理由と致しましては一言でまとめると
「音楽性、方向性の違い」です。
ですが、この経緯は私の方から生じた問題という事もあり、これまで携わって下さった方への感謝も含め、自分の言葉で話す事が出来る事をここに記したいと思います。
2016年より、私はZinnia Staticeのドラマーとしてバンド活動を行い、不定期ではありますがLive活動、バンド活動を行って来ました。
Zinnia Staticeは2019年7月で一旦制作活動などの為Live活動を中断し、その後2020年には新型コロナウイルス感染症の流行等、社会情勢を考慮した事もあり表立ったLive活動は行ってきませんでしたが、先日ありました新音源の発表及び、Zinnia StaticeのYoutube動画等、水面下での制作活動は行っていました。
2019年5月からZinnia Staticeは新体制でLive活動を再開しましたが、その頃にふとした事から私の音楽活動に対する気持ちが変わり始めました。
それから間もなく2019年7月のLiveをもちましてのLive活動の中断、その後2020年からは社会情勢を考慮して表立ったLive活動などをしなかったという事情などもありましたが、それは今回の私の脱退理由とは全く関係ありません。
2019年のLive活動中断から数ヶ月の間ではありましたが、メンバーのコンディション不良などの不可抗力が重なり、本当にバンド活動をする事が出来なくなっていた事もありました。
この時に関しては、本当に活動が出来なくなった時に私情を挟むわけにはいかないと一度立ち止まりました。私自身がバンドに長く在籍しているからこそ思う事、一時的な感情であるかもしれないという考えもあり、早計な判断はせずこの休止期間で自分の行動を見つめ直し、バンドの再会に向けて色々な事を考えたいと思っていました。
このバンド活動には、前身バンド時代を含めると2013年から9年間の活動経歴があります。紆余曲折ありながらもVo、リーダーのウラタテツ君と共に私が活動初期から所属していました。
9年前、ウラタ君が所属していた前身バンドに私が加入した時期は、私の一時期の目標が消滅して抜け殻のような状態を経ていたタイミングでした。そのタイミングの自分を彼がバンドに誘ってくれた事は本当に感謝しています。もう一度目標に向かおう、そんな気持ちになりました。前身バンド、その後のアコースティック活動などを経て新しいバンド名が「Zinnia Statice」に決まり、これから頑張るぞ!と思っていた頃の事は今でも覚えています。
Zinnia Staticeのバンド名は「ジニア」「スターチス」の2種類の花言葉から取って「変わらぬ心」という意味を込めて作りました。
しかし年月が経つにつれ、自分の気持ちが徐々にバンドの方向性から離れたものに変わっていきました。
私は2016年のZinnia Statice始動から、レコ発Liveを行った2018年までZinnia Statice以外の音楽活動は行って来ませんでしたが、2019年に単発でのサポート活動に参加したLiveの日から気持ちの変化が大きくなり始めました。その時がきっかけで「自分はどう音楽に向き合うべきなのか」という事を考え始めていました。
単発のサポートLiveが想像以上に楽しい日だった事で、「自分はこういう事が出来れば充分幸せだ」という気持ちが生まれました。そして、Zinnia Staticeメンバーの熱意に応え切れておらず、心の中でZinnia Staticeをどう思っているんだろうと考えている自分の存在をこの前後から認識していました。
当然、この部分はバンドに所属している立場として自分の至らない部分であった事は間違いありません。そしてその後は、前述しました通りバンドが休止期間及び制作活動中であった事もあり、悩んでは立ち止まり、という事を繰り返しながら日々を過ごしていました。
そして昨年2021年は私個人の巡り合わせにより、Zinnia Statice以外の活動で数々のLiveに参加しました。同時期から並行してZinnia Staticeの制作活動も再開しましたが、バンド以外で個人で携わる活動の回を重ねる度に私の音楽への価値観、考え方などが日に日に変わりつつありました。その度に、私のZinnia Staticeへの熱意、意欲は減っていく一方でした。
しかし決まっていた事に関しては自分も了承していた為、目の前の事である制作活動に関してはやり切らなくてはならないと思っていました。
その裏側で、私個人が参加していた活動は心から楽しんでいました。そんな自分がいた事でZinnia Staticeに対しての後ろめたさや、自分は何をしているんだという気持ち、またそんな気持ちだからこそ生じる音楽的な悩みなど、色々な気持ちや考えが頭に浮かんでいた期間でした。
「バンドへの気持ちはどこに行った?」
「逃げようとしているだけなんじゃないか?」
と自問自答を繰り返す事もありました。この点に関しては申し訳ない以外の言葉はなく、何を言われても反論する事は出来ません。
メンバーと脱退、今後の事について話し合いの席を持ったのはこの期間の事です。
この件は、本来は自分から伝えるべき事であります。私個人は決まっている事が終わるまでは話さないでおこうと考えていましたが、メンバーの方から私の至らない面に関して思う事があった為、話し合う事になりました。
その後数度の話し合いを経て、バンド、私のお互いにとっての良い方向を話し合った結果、私の脱退という形を取らせて頂く形となりました。
バンドに対して不満があった、方針に納得出来なかった、誰が悪くて…という気持ちは全くありません。自分の気持ちがバンドから離れた故の結論です。結論を先延ばししてしまったが為に空気を重くしてしまい、また制作期間に所属メンバーに気を遣わせてしまった事、制作活動において私の実力、熱意が足らず迷惑をかけた部分があり、それは深く反省しています。
このバンドで活動していた期間、沢山の学び、また最近はご時世的な事もあり顔を合わせられていませんが、沢山の熱いプレイヤー達に出会う事が出来ました。
そして、お忙しい合間を縫ってZinnia Staticeの Liveに足を運んで下さった方にも多数お会いする事が出来ました。
皆様への感謝は本当に言葉で言い表わす事が出来ません。
そしてZinnia Staticeのメンバー。
最初期からずっと同じだったウラタテツ君。
長い付き合いからの現サポートメンバーまめ君。
最初の音源から新作までお世話になりっぱなしでレコ発まで楽器サポートまでして下さった太一さん。
最初期に来てくれた事で本当に助かった元メンバーのキム君。
本隊活動が忙しいながら助けてくれた元サポートメンバーのヒイロさん。
皆様の存在無しにこの数年間の僕はありませんでした。本当にありがとうございました。
僕は脱退しますが、Zinnia Staticeはこれからも続いていきます。
僕はメンバーではなくなりましたが、遺恨を残しての脱退ではありません。なので僕個人としてバンドは応援しますし、引き続き応援して頂けると嬉しく思います。
僕も今後、ドラム及び音楽活動は続けていきます。現在は今年から通い始めたドラムレッスンもきっかけで、少しずつ自分の引き出しが増えた事も感じています。その成果を反映させるためにも実践機会は増やして行きたいと思っています。現在は固定バンドでの活動は考えておらず、趣味で以前から参加しているオープンマイクイベントや、音楽サークルでの活動は現在進行系で携わっておりそういった活動に注力しています。今後も実践機会に恵まれるようであれば、そういった活動には積極的に参加していこうと考えています。
最後になりますが、この数年間、Zinnia StaticeのYossi-に関わって下さった皆様への感謝の気持ちは、何度伝えても感謝しきれません。
いざその時が来るとやはり寂しい気持ちや、悔いが残ったという心当たりもありますが、これはバンドで決めた事であり、かつ自分が選んだ道でもあります。自らが選んだ道に責任を持ちこれからも前進していきたいと思っています。
これまでの応援、ご指導、本当にありがとうございました。
Yossi-
Zinnia Statice HP
Zinnia Statice 新音源