ノット練習は凄く良い事です。って言いたかっただけの記事。 | Yoshi's blog"Swing the Rod and Stick"

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Drumと釣りが好き。
それは自分の生きた証。

ども、こんばんはです。

今日は久しぶりに釣りの話でもしたいと思います。

誠に残念ですが、ご時世的に釣りを自粛されている方も結構おられるかと思います。

そんな中、僕がSNS見てて微笑ましくなるのは「ノット練習してます」的な投稿と結び方のレクチャー動画など。




正直に言うと、そういう投稿にYossi-はいいねを20個ぐらい押したい気分です。


てな訳で今日は「この結び方が良いよ!」とかそんな話では無く「糸を結ぶ事を練習する」事の素晴らしさについて自分なりに語りたくなって書きました。今日のは完全駄文ですが、よろしければ最後までお付き合い頂ければと思います。




1 何事も最優先は基礎練習。

まずはここ。僕は自分が取り組んでいる事(ドラム、釣り)はそうですし、他の取り組みも一貫して同じだと思いますが、基礎練習は最も大事で最も奥深い練習だと思います。

僕はよくこんな話を格闘ゲームに例えるんですが、必殺技はボタンの配置と十字キーやレバーの操作が定着して初めて出す事が出来ます。


でもストII買ったら初日に昇龍拳出したいやん。


めっちゃわかりますよ。でも基礎が無かったら「昇龍拳が出ない」って歌わないといけない。

十字キー1回転とかマジで鬼畜の所業ですよ。



思いっきり話が脱線しましたが、あくまで僕の考えでは釣りの基本は「キャスト」と「糸を結ぶ事」と「いつ何処で釣りをするか」やと思ってます。ルアーがどうとかはその次の話。

また、ドラムの基礎を一部話すと「同じ事を一定のリズムでキープして繰り返す」事や「スティックの握り方」とかがあります。



そして基礎に共通して言えるのは「永遠の課題」だという事。その取り組みをやっている以上永遠に外せない項目。


これは極論ですが、キャストがあまり出来なくても仕掛けを水中に入れる事が出来れば魚が釣れる可能性はありますが、ラインが結べないとラインを結べる人と一緒に行ってない限り、魚を釣る事は出来ません。


だから優先順位の高い基礎練習であるノット練習する事は非常に良い事なんですよ、と僕は思っています。




2 現場に出た時に出来るかが大事。


では、いざ水辺に出た時です。僕は今でも現場で結ぶのは難しいって思ってます(笑)

自宅って正直1番ラインが結びやすい環境やと思います。例えば僕は特にスピニングでPEラインをよく使いますが、リーダーを結束するのにはFGノットで結束しています。


でも、やっぱり現場で根掛かりなどで切れちゃう事はよくあるんです。もしくはノット部付近のラインが傷ついてやり直さないといけない状況。

もう本当に面倒臭いです。あれ。時間が無かったりしたら電車結びで誤魔化すことはよくあります。
それからリーダーの話ではなく、そんなに出くわしませんが「今投げたら釣れる!」って時に、ルアーの結び目付近が傷ついて結び変えた方が良い時や、直前のキャストでロストしてしまって結ばないといけない状況。


基礎が出来てるか否かはこんな時に差が出ます。


早く結べるなら、早く出来るに越した事は無いし、現場が結びやすい環境か否かは場所によって全然違いますが、そもそもこちら側に有利な場所が結構少ないと思います。


船の上、足元が悪い、風が強い、薄暗くてラインが見えない…等、現場では逆境ばかり。この経験値は現場に出て積み上げていくしかありませんが、それでも基礎が無かったらスタートラインに立てません。

現場では想定してない事の方がよく起こります。



それに、プロの方もよく仰ってますが「釣る為の所作」の1つに「糸を結び変える事」があります。

特にバス釣りなら「次のキャストで死ぬまでに一回会うかどうかの魚」が来る確率がある琵琶湖とか池原ダム…等、そんなフィールドで「結び変えてたら…」の後悔はホンマに引きずります。


そういう意味でも、ノット練習は欠かせないと思います。僕も「これ結び変えてなかったら無理やったな…」って魚を何匹か釣った事があるからこれは本当に思ってます。



3 結果的に凄く良かった経験。


とはいえ僕は、今まで書いた思考になった理由は完全に結果論です(笑)最初からこれが大事だとは微塵も思っていませんでした。
 
僕が釣りを初めてやったのは物心が付いていない時、自分の道具を買って貰って釣りを始めたのが確か中学2年ぐらいの時やったと思います。

それに今みたいにバス釣りばかりではなく最初はシーバスから始めていました。もう今はシーバス釣りはPEラインが主流となり、今このシステムを使ってる人はごく少数派だと(居るのか?)思いますが、当時はメインラインがナイロン8lb〜12lbでショックリーダー20lb〜25lb?ぐらいのラインシステムが主流だったのです。
ナイロンラインをダブルラインにして結束するってヤツです。(ちなみに今も、意図してナイロン20lbぐらいのをベイトに巻いて釣る事はあります)


この避けては通れないダブルラインが当時中学生の僕には凄く難しく、練習しないと絶対に出来ませんでした。それからシーバス釣りは今でこそデイメソッドも確立されていますが、当時はまだ全然ナイトゲームが主流で(確か岸ジギなんて釣り方もまだ無かったんじゃないかな?)、中学生の僕がやっぱり夜釣りはなかなか行かせて貰えないのが当たり前でした。

で、それでも釣りの事は考えてたので何してたかって言うと、家でひたすらラインを結んでたんですよ(笑)


当時祖父からリールを貰ったんですが、確か餌釣りで使うような太いナイロンが巻かれていまして見やすいラインでやってたからなお良かったのかも。練習だけで相当ラインを消費したし、ラインの切れ端を部屋に散らかしたからよく怒られました(笑)

ところが、いざこれが現場に出た時に凄く重宝したんです。

地元のシーバスポイントは基本的に足場はコンクリートの平面護岸で、足場は全く悪くありません。風が強いと確かに手こずりますが、それは慣れれば出来ます。しかしもう答えを書いてるんですが、最大の難関が待ち受けていました。





「暗闇」です。


そう。主戦場がナイトゲームなんです。

今はヘッドライトもありますし、携帯にライトもあるからなんて事は無いんですが、当時は使いにくい「懐中電灯」がなければほぼ詰みやったんです。が、僕はノットを練習していたので凄く助かった一面が有りました。


ちょっとだけ見えたら結べる、が出来るようになった。


手がやり方を覚えてるから、100%困らなかったわけではないものの「懐中電灯が遠い」時などに凄く助かりました。魚に繋がったかは覚えてないけど。


それから「見なくても結べる」を目指したりもしましたが、やっぱり見た方が精度は高いので見えるに越した事はありませんし、結局「出来るから何やねん」って話なんでただの自己満に終わりました。ちなみに今は視力低下の為ライト必要です(笑)


4 強度の高いノットより、結び変え。


確かにパロマーノットなど、結束強度の強いノットは存在します。

僕も切れるまで負荷をかけてノットをチェックした事は無いし、ちゃんとした強度が出せてるかはわかりません。

だからあまり大きな事は言えないし、ノットそのものの強さは確かに大事。


だけど簡単なノットでも、難しいノットでも結局釣り続けてたら結び変えないといけない(極太のPEとかならまた別だけど)。

だから僕はマメに結び変える事前提で手早く出来るノットを覚えた方が良い、って考えてます。

あまりにも強度が出ないのは駄目だけどね。


5 最後に。

たんまりとノット練習について喋りましたが、最後にこれだけ。

ラインの切れ端、ちゃんと持って帰りましょう。


そんなあなたにこれオススメ。500円も出さずに買えるから是非買って欲しいなと思います。


第一精工の糸くずワインダー。ライン拾って来い!とは言わないので自分のラインゴミは持ち帰りましょう。


後は今の時期だし、改めて言いますが駐車場が閉鎖されているフィールドや自粛をお願いされているフィールドへの釣行は自粛しましょうね。


以上!最後までありがとうございます!