大畑大志朗@DAIJIRO0314
淀川バサーの皆さん特に上流域で釣りをしている方最近オオスズメバチが活性化してるのでほんとに気をつけて下さい。「スズメバチ」じゃなくて「オオスズメバチ」です。デカさが異常です笑もし見つけたら速やかにその場から離れるようにしてください!
2019年08月20日 19:02
淀川上流域は最近オオスズメバチが多いらしい。
僕も山間部のため池やダムで何度も遭遇しています。
見た目も強烈で、デカイし、特にこの種は日本の蜂の中でも毒量が最強レベル。
刺されたら100%病院送り案件です。
この種に限らず、蜂はこれから最も凶暴になる時期です。
というわけで、100%の対策法ではありませんが、事故に遭う確率を少しでも下げる方法を僕の知る限り出して行こうと思います。
良かったら最後まで宜しくお願いします。
まずは相手を知ろう
こいつがその問題生物。最も危険であるスズメバチを紹介させて頂きます。
生息域は基本的に何処にでもいる可能性があります。特に山間部や河川など自然豊かな場所に多く、時々都市部の公園などでも見られます。
そして目安となるライフサイクルがこちら。
大体スズメバチが動き始めるのが春頃から。冬眠から覚めたスズメバチは大体5月頃から巣作りを始めます。ただし日本ではこの時期がちょうど梅雨時期と重なり、長雨の年は巣作りが上手く行かず人知れず死んでしまうスズメバチも結構いるようです。
そして夏、7月頃から巣が大きくなります。そして秋頃になると新しい女王蜂が誕生し、働き蜂は死滅し新しい女王蜂のみが生き延びて越冬し、今まで住んでいた巣は放棄されます。そして翌年の春に動き出すというサイクルです。
凶暴度は夏から増して行く
先程のおさらいですが7月頃に巣が大きくなります。この頃になるとブンブン飛び回る働き蜂がよく見られるようになります。
この働き蜂、特に単体であればさほど危険ではありません。働き蜂の仕事は餌を探す事であり、基本的には真面目に仕事をしています。かといって猛毒を持つ生き物である事には変わりありません。ちょっかいを出すのは慎みましょう。
ちなみに僕はため池で釣りしていてキャスティングの際にたまたまそこを通ったスズメバチをロッドで思いっきりブン殴ってしまった事があります。向こうが逃げて行ったので無事でしたが、マジで焦りました。
いわゆる「刺してくる蜂」は巣絡み。特に危険なのが巣を護っている蜂。この時期の蜂は女王蜂を育てている為、巣は常にピリピリしていると言っても過言ではありません。現に蜂関連の事故の大半は巣が絡んでいます。
事例を一件紹介しておきます。
特にこの事例でもそうですが、巣がどこにあるのか分からないという危険性があります。
特にバス釣りだと藪漕ぎや頭上を木で囲まれているような場所に行く時が危険です。
するなとは言いませんが、危険が潜んでいる事は分かっておきましょう。
今この記事に着手しているのが8月後半。これからが最もスズメバチの巣はピリピリして危険な時期です。そしてここ数年が暖冬である影響もあるのかはわかりませんが、12月の頭ぐらいまでは僕自身飛び回るスズメバチを見た事があります。寒くなっても油断は出来ません。
まずは「巣に近付かない」事が1番大切
正直、これが守れれば大きな被害に遭う可能性は格段に下がります。
ところがスズメバチの巣が厄介なのが何処にあるのかが分かりにくい、という事。
僕もテレビ等で見たのが大半で正確な事は分かりませんが、基本的に分かりにくい所に作っています。
地中、木の中、人家の屋根裏等。衝撃的な大きさの巣が時々あります。僕が見たのはため池の石碑の穴の中から出入りしているスズメバチや、川の岸沿いで地中から出入りしているスズメバチ。そこには巣があったとみて間違いないでしょう。
今言ったように、地中と地上を出入りしている場合はかなりの確率でその中に巣があります。
後同レベルで判断が出来るのが近くに2匹以上を見かけた時。
1匹と2匹では巣が近い確率が倍以上変わります。
そして、ここからどうすればいいのか。
釣りの場合は即辞めてください。
拘らなくても他に場所はあります。防げる事故は未然に防ぎましょう。
後は間違っても巣を探さない事。
見たい気持ちは分かりますが、スズメバチの巣を探すのは「蜂の巣駆除のスター」に任せましょう。
動画の最期の方に「蜂の巣駆除スターシリーズ」があります。
この動画多分、釣り好きな人は好きだろな(笑)
話が逸れましたが我々素人が踏み入れる領域ではありません。
もう一度言わないといけなくなりましたが蜂の巣は探さないようにして下さい。
よく紹介されている予防策。
王道ですが、黒系統の服は避けた方が無難。蜂に聞いてきた訳では無いんで本当の事はわかりませんが、蜂にとっての黒は最も敵と認識しやすい色らしい。蜂の巣を壊す敵、例えば熊などと間違えやすいのだろうか。
実際、もう大丈夫だろうと舐めて黒の服を着て釣りに出かけて猛烈に威嚇された事があります。相手はアシナガバチだったんですが、上着を脱いだら来なくなりました。
あれ以来蜂の出る時期に釣りに行く日は黒系統の服を着て行かなくなりました。
後はハッカ油なんかも効果があるらしい。
ハッカ油を使った虫除けスプレー(ブユ等に対応出来る)のレシピがあるように、昆虫はハッカ油の匂いを嫌う虫が多いのだろうか?
これは野生の動物が相手の案件です。
極端な話、白ずくめの服を着ていようが巣に攻撃すれば反撃される事は免れないだろう。
上記に挙げた事を実行していても襲われる可能性はあります。
あくまで確率を下げる方法です。
僕が知らない恐怖な場所もまだまだあるかと思っています。
そして蜂に罪は無い事を忘れないで欲しい。
彼等は命懸けなのだ。
命懸けで次の世代を育て、その巣を必死で守らなくてはならない。
巣を攻撃される事はあってはいけない事なのだ。
僕は聞いた事が無いが、スズメバチは刺す前兆として「カチッカチッ」という音を出すらしい。
それでも相手が逃げなければ、毒針という最期の兵器を使わなくてはいけない。
毒針を使うというのは蜂にとっても命懸けの行動です。
とにかく刺されてしまったらまずは病院に行く事を1番に優先しましょう。
ここから先の事は私も体験した事がありません。
そう考えるとやっぱり「単独釣行」はちょっと怖いです(笑)
そして、今ではこうやってSNSで情報交換が出来ます。
何処で釣りしてるかバレるのが嫌な気持ちは勿論僕もありますし、否定はしません。
ですが冒頭の彼がtweetしたように、淀川や琵琶湖のような誰しもが訪れる場所に限って言えば「スズメバチが多いです」とか他には「マムシが出ました」みたいな情報はもっと飛び回ってもいいんじゃないかなと思っている自分もいます。
今回はその話をしなかったけど、マムシもこれから危険度は増します。
スズメバチの巣があった場合だったりしたら「この辺での釣りは辞めておきましょう」とも言える。
ただ、勿論釣りが出来る場所が割れてしまう案件にもなり得るので「共有しろ」と強く言う事は出来ません。こう言っている自分が発信するかどうかも怪しいぐらいです。
こう言っておいて何ですが現在の自分の中では答えが出ていません。
最期に
長々と本日もありがとうございました。
最期にこの記事に着手しようと決意した僕のtweetを載せておきます。
Yossi- Zinnia Statice@YossiZinnia
僕が何故釣りに行く時に白服ばかりなのか。答えはシンプルだ。蜂が怖いのだ! https://t.co/VxWCiu1yZr
2019年08月21日 10:15
勿論このTシャツのおかげだろう。
安西先生…蜂が怖いです…