11月の第3木曜日はボジョレー・ヌーボー解禁!
今年もそろそろボジョレー・ヌーボーの解禁日ということで、街で広告ポスターなどを見かけます。
今回はボジョレー・ヌーボーの解禁にあわせてフランスワインのお話です。
ワインはまだまだ勉強中で中途半端な知識しかないのですが、「庶民派ヨーロッパブログ」らしく1000円札一枚で買えるフランスワインの選び方というテーマで考えてみました!
「無造作に並べられたワインの中から何を選んでいいかわからない。」
そんなマダム&ムッシューがフランスワインを選ぶ手段の1つとして参考にしていただけたらと思い企画致しました。
ワインにお詳しい方は「是非!」スルーしてください(笑)
一般的に良いものとされているワインを高確率で選ぶ方法は簡単です。
値段の高いのを買ったら良いです。
コストに対する十分な見返りが得られるかどうかはわかりませんが、良いものを飲むことができるのではないでしょうか。
ただし、高価なワインは長期の熟成を要するものが多く、購入してすぐに飲んでも美味しいとは感じないかもしれません。
また、上質なワインの味わいのすべてを理解する為にはそれなりの経験が必要であると考えられます。
裏を返すとワイン初心者であれば安価なワインでも経験を積むことができますし、美味しく飲むことができるのではないかと思います。
まして、日常的に飲むワインであれば、そんなに高価なものばかりを飲むわけにはいきません。
まずは1000円くらいのワインでフランスワインに親しむことから始めたいところです。
フランス、ボルドー地方のメドック地区には1級から5級までの格付けがあります。
この格付けなどは選択する際の1つの目安になり、ワインを選びやすくしてくれます。
しかし、格付けされているワインはとても1000円では購入できません。
ある程度高級なワインであれば多少の情報を得ることができるかもしれませんが、1000円クラスのワインの情報源は店頭で得る他ないと考えたほうが良いでしょう。
店頭で得られる情報として一番役に立つと思われるのは、ポップなどの説明書きやボトルの裏に貼ってある輸入業者の日本語の説明。
そこには味わいの目安が書いてあったり、そのワインに合う料理が書いてあったりします。
その中で「フルボディ」、「ミディアムボディ」、「ライトボディ」という表記があるものがありますが、「フルボディ」は濃い、「ライトボディ」は薄い、「ミディアムボディ」はその中間というような意味です。
ワインの初心者には「ライトボディ」が飲みやすいとされていて、「ボジョレー・ヌーボー」も、「ライトボディ」に分類されます。
店頭のポップや日本語のラベルなどから必要な情報を入手できればいいのですが、そこに何も書かれていない場合はフランス語で書かれたラベルから情報を得ることになります。
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。(笑)
フランスのワインは法律により品質を等級分けして、4つのランクに分類しています。
法律で定められた基準によっての分類なので、一概に一番上のランクのものが良いとは言えませんが、それぞれのランクについて簡単に説明します。
1、AOC (アペラシオン・ドリジーヌ・コントローレ) ・・・厳しい条件をクリアした最高格付けのワイン。
2、AOVDQS (アペラシオン・ドリジーヌ・ヴァン・デリミテ・ド・カリテ・シュペリュール) ・・・特定の産地で造られ、一定の基準を満たしたもの。
3、Vins de Pays (ヴァン・ド・ペイ) ・・・生産地が限定された日常消費用ワイン。
4、Vins de Table(ヴァン・ド・ターブル) ・・・産地や収穫年の異なるぶどうやワインをブレンドしたワイン。
1000円くらいでスーパーに並べられているものの中にはAOCもVin de Tableもあります。
今回のテーマである「1000円で飲める日常消費用のワイン」という観点から言えばどのランクの物でも良いのですが、他に選択する条件がなければ最高格付けのAOCを選びたいところです。
AOCの基準を満たしたワインのラベルには 「Appellation [産地名] Controlee」 (rの次のoの上に「^」、lの次のeの上に「´」が付きます。以降省略します。)の表記があります。
例えばボルドー地方のワインであれば 「Appellation Bordeaux Controlee」 といった具合です。
産地名の部分には地方単位から畑の名前まで、様々な単位での表記がされています。
基本的に産地名の記載部分が細かければ細かいほど上級なワインになります。
わかり易くするために新潟産のお米に例えて言うと・・・
「Appellation 新潟 Controlee 」よりも「Appellation 中越 Controlee」、さらに「Appellation 魚沼 Controlee」のほうが上級という具合です。
1000円で買えるワインとなると、ここでいう新潟(実際は中部くらい?)に値する、ボルドーやコート・デュ・ローヌ、ラングドックなどの地方名の物になると思います。
(一本あたり1000円位でボルドーのメドックやグラーヴのワインが買えるサイトもありますが、リンク許可をもらってないので知りたい人はプチメください。)
なんか気が付いたらいつもの記事と比べるとすごく長くなってますが、要は1000円でAOCのワインを買おうというだけのことであります。
それに加え、コンクール受賞なんかも選ぶ目安になるんじゃないでしょうか。
フランスにはいくつかのワインコンクールがありますが、金、銀、銅のメダルを獲得したワインはメダルのシールが貼ってあったり、ラベルの下のほうにメダルの記載があったりするのですぐわかると思います。
あと、とっておき(?)の方法としましては、瓶の底のくぼみを見るという方法があります。
ワインの瓶の底がくぼんでいるのは澱(オリ)を集めやすくする為です。
澱が溜まるのは濃厚なワインに多くみられる傾向です。
濃厚であってもくぼみがないワインはあるかもしれませんが、くぼみが深いものは濃厚で良質と考えるのも1つの目安になると思います。
あとはビンテージや葡萄の品種などいろんな選択基準があると思いますが、詳しくわかるサイトがいっぱいあると思うので割愛しますね。
先日テレビで観たのですが、最近はいわゆる「ニューワールド」と呼ばれる地域のワインの人気が高まりフランスのワイン畑が縮小傾向にあるそうです。
フランスワインの魅力は、その多彩性にあると思いますので、畑が減っていくのは残念です。
例えばチリのワインなどはコストパフォーマンスが高い(安い)と言われますが、日本でワインを買うとどの国のワインでも安くてもだいたい1000円くらいかかりますよね。
安くて美味しいという点で、日本で売られているチリのワインはどれも安心して買えると思います。
ただ、フランスのワインも同じくらいの値段でも手に入ります。
「1000円で美味しいフランスワイン」
それを探すことがフランスワインの多彩性を守ることにつながると良いですね!
お気に入りのものが見つかったら是非教えてくださいね^^
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