45分間のお遊び。
分身の分身たちは庭で遊びほうけていましたとさ。 限られた時間の中で遊ぶ大人たち。ちょっとだけ・・・昔のおままごとのような気がしないでもない。昔はお家遊びなどほとんどしなかった。晴れた日は野山を駆けめぐり、時に裏庭でじっとしているかと思いきや刃を抜いたカミソリを片手に包丁に見立てかまぼこ板をまな板代わりによもぎなど草花を摘んで刻み、泥水の中に入れてお味噌汁を作る。食器は家から持ち出した(不要になった)陶器だ。(なんと贅沢な!笑)「はい、おとーさん、あさごはんですよ~」「おかーさーん、ミルクほしい~、ばぶぅ~」飲み物はほぼ泥水である。「おとーさん、もうかいしゃにでかけるじかんですよ。いってらっしゃい~」「いってきまーす」「おかーさん、きょうのばんごはんはなぁに?」「えっと、えっと~」とかなんとか言いなが ら泥まみれ、草まみれのおままごとをやっていた。おとーさん役になった子は会社に行ったきり戻らないので出番待ちが長くなる。もしくはおとーさんが出かけている間に別の役になりきるので一人二役の忙しさが襲ってくる。ま、こうして小さな役者たちは毎日のように働いていたのである。そんなことを時々思い出すのである、このピグは。ただ、実際に泥をいじっているわけではないので苦手な虫も土の中から出てこないし・・・苦手な鳥が庭に入り込んで木の実を啄むわけでもない。風雨にさらされて農作物が傷むこともない。つまり、そういうわけだ。そういうわけなんだ。そんなことを思いながらも他県に住む友人らとの45分間をみっちり楽しんだ夜だった。