悟りを開くために、昔から修行というものが行われてきました。


しかし、悟りを開くのに、猛烈な修行は必要ありません。


悟りを開くということは、覚醒するということです。つまり、目覚めるということです。


覚醒する前は、私達は夢にどっぷりと浸かっていて、この世界が夢(幻想)だとはつゆも思いません。


しかし、ごく一部の人が、深い苦しみや悲しみに出会ってしまうことによって、突然悟りへの道(真我探求の道)へ入ります。




以前も書きましたが、私(この肉体)の場合、ラマナ・マハルシに出会うことから悟りの道へ入ることが起こりました。


完全に覚醒してしまうまで、かなり七転八倒したというのが事実です。


突然ぱっと覚醒して、そのまま「私はいない、私はすべてだ!」とスカッと楽になる肉体はほとんどないと思います。


ゆっくりゆっくり定着していく、もっと正確に言うと、ゆっくりゆっくり自我が消えていく、真我に明け渡していくというのがほとんどでしょう。




さて、私はラマナ・マハルシから入って、いわゆる東洋哲学の流れから悟りを開きました。


読んだ書籍の流れは、以下の通りです。


ラマナ・マハルシとの対話全3巻

   (ナチュラルスピリット)

 特に、3巻が大変重要です。ラマナが訪問者に真我実現について分かりやすく説いています。


I AM THAT ニサルガダッタ・マハラジ(ナチュラルスピリット)

 この書籍はかなり抽象的で難しいところがあります。マハラジは、完全に真我の立場から話すので、真我を垣間見たことのない人には、何を言っているのか分からないときがあるかもしれません。


ニサルガダッタ・マハラジが指ししめしたもの(ナチュラルスピリット)

 これは、ラメッシ・バルセカールがマハラジが言わんとしていたことを分かりやすく説明したものです。非常に的確で、現代の私達にも馴染みやすい口調です。


意識は語る ラメッシ・バルセカール(ナチュラルスピリット)

 以前も書きましたが、この書籍を真我探求の初期に読むのは避けたほうが良いでしょう。やる気が削がれます。しかし、この書籍が素晴らしいのは、覚醒が完全に定着する直前に読むと、すっと真我に着地できるというところです。真我実現したあとも、定期的に読み返すことで後戻りが起こらなくなります。

 


これらの他に、初期にはクリシュナムルティ、トニー・パーソンズやエックハルト・トール、アジャシャンティなど数多く読みましたが、真我実現のための知識を得るのに、上記の4冊以上は必要ありませんでした。





何度もいいますが、到達点はどの道から入っても同じです。したがって、自分に合った流れで探求していくのが最も良い方法です。


今回は、この肉体に起こった真我探求の師(書籍)を紹介しました。



真我探求の流れ↓