真我探求において最も大切なことは、どんなときも内側を見ておくということです。


覚者イエス・キリストは言いました
「神の国は内側にある」

覚者ラマナ・マハルシは言いました。
「内側を見るようにしなさい。そして、それを習慣にしなさい。」

覚者ニサルガダッタ・マハラジは言いました。
「「私は在る」をつかみ取りなさい。そしてほかのすべてを手放しなさい。」


この賢者達が言いたいことは、本当の私は内側にあるということです。

この本当の私とは、すべてを認識する者であり真我です。または、純粋意識とも言います。

内観の方法は↓



ではなぜ、私達は永遠不滅の真我でありながら、見る景色が変化していくのでしょうか?


それは、ベースである真我の中に、目覚め、夢見、眠りという幻想が自動的に現れてくるからです。

人は深く眠っているときの記憶はなく、時間も感じません。これは、深い眠りの中では、認識されなければならないものがないからです。しかし、ベースには真我(意識)があります。

では、夢を見ているときはどうでしょうか?これは、ベースである真我の中に、思考が現れている状態です。その中には、自我があるので、時間を感じます。

さらに、目覚めの状態はどうでしょうか。これは、真我の中に思考と世界が現れた状態です。ここにも、自我が存在するので、時間の感覚があります。さらに、その時、世界を外側だと信じている限り、物質や時間を本物だと疑いません。




すべての状態の下に、土台である真我、すなわち認識する者があるのです。


永遠にあるものが実在であり、それが本当の私、真我です。

目覚め、夢見、眠りは移り変わりがあります。それ故、幻想であり、私ではないのです。



次回は、真我探求の流れについて書いていきます。