いつか故郷の音は、
生まれてきたばかりの僕の詩。
故郷を懐かしむのは、
故郷を離れないのは、
故郷を憂い思うのは、
一人一人の想いの音があるからだよ。
薄ら笑うよに春めいても
あの日降りだした雪。
風の音が止んだとしても
あの日鳴続けた槌の音は
彼も
故郷の音を取り戻したい。
その為だけに歩くのです。
風の如く消えた私達もまた訪れる故郷。
決して忘れないことを
左のポケットに入れて。
ごめんなさい。と言ったり、
どうぞ。と譲ったり
僕の街の列車は
キミを街に運んでいく。
外堀通りを水面に写る
銀色の列車
いちりんの花束
少し暖春に到着が遅れるらしい。
すみません。と頭を下げたり、
ありがとう。と手をつないだり
僕の街の列車は
キミを街に運んでいく。
どうぞ。と譲ったり
僕の街の列車は
キミを街に運んでいく。
外堀通りを水面に写る
銀色の列車
いちりんの花束
少し暖春に到着が遅れるらしい。
すみません。と頭を下げたり、
ありがとう。と手をつないだり
僕の街の列車は
キミを街に運んでいく。
造花のネオンに照らされる
厚目の口紅の街。
色とりどりの雪は降る。
油で揚げた肉の匂い
濃い目の味付けの店。
口を瞑って雪は降る。
丸めた背中を軽く支えながら
見上げた空からは丸まった雪。
誰もが目を瞑る雪が降る。
出会いに金を取る少女
色とりどりの携帯電話の画面。
現実はあの空の向こう側。
指し示す大人の丸まった背中。
厚目の口紅の街。
色とりどりの雪は降る。
油で揚げた肉の匂い
濃い目の味付けの店。
口を瞑って雪は降る。
丸めた背中を軽く支えながら
見上げた空からは丸まった雪。
誰もが目を瞑る雪が降る。
出会いに金を取る少女
色とりどりの携帯電話の画面。
現実はあの空の向こう側。
指し示す大人の丸まった背中。